とにかくサクサク動く快適な操作性が評判のプレイステーション3用地上デジタル(地デジ)レコーダーキット“torne(トルネ)”。このtorneがあれば、プレイステーション3で地デジの視聴・録画が可能だ。そんな基本的な使いかた以外に、torneをもっと快適・便利に使える機能をご存知だろうか。ここでは、意外に知られていない(?)torneの活用法について紹介していこう。松竹芸能所属のお笑い芸人、TKOの木本さんとサンミュージック所属のピン芸人、カジさんが実際にtorneを体験、ファミ通の大塚角満が解説する動画(公開は2010年12月22日から)も要チェック! (Text:トマト杉原)
↑最大約1週間分の番組情報をサクサク操作で素早くチェック。この高速レスポンスはプレイステーション3の高い処理能力の賜物。キーワードを絞ったサーチもラクラク。
↑別売りの“BDリモートコントローラ”を使えば、ふつうのテレビのようにダイレクトにチャンネルを切り替えることが可能。このBDリモコンは、通信方式にBluetoothを採用しているため、障害物の有無に関わらず、たとえ後ろ向きで操作しても問題なく反応する。この快適さを味わうと一般的な赤外線方式のリモコンには戻れなくなるほど。
↑15秒、30秒、1分、2分、5分という間隔でシーンサーチができるため、観たいシーンを簡単に探すことができる。また、Ver.2.00のアップデートから“追いかけ再生”(写真)にも対応。録画中の番組も再生できるようになった。さらにVer.2.10ではTwitterにも対応(詳細は下記)。torneはどんどん進化していく。
↑torne(トルネ)を使えば、地デジチューナーが搭載されていないテレビやPCモニターなどでも地デジ放送を観ることが可能(※1)。筆者は会社のモニターで地デジを観ています。もちろん、仕事も!
※1……地デジ放送を受信できる環境と、PCモニターなどを使う場合は、プレイステーション3が接続できるHDCP対応のモニターが必要。
↑torneで番組を視聴中、気になった情報はインターネットブラウザを起動して、番組を見ながらWeb検索することができる。
torneをVer.2.10にアップデートすると、Twitterに投稿された番組のコメントがテレビ視聴と同時に楽しめる“ライブ機能”が追加される。現在住んでいる地域の放送局のテレビを視聴しながら、そのテレビ番組に関するツイートも同時に見るといった新しいテレビ視聴体験! Twitterアカウントをtorneに登録することで、torneからもツイートが投稿可能。同じテレビ番組を見ている人と興奮や感動を共有することができるのだ。また、番組表や検索画面からもツイートできるので、Twitterを通じて自分のフォロワーに気になった番組をオススメすることなどもできる。キーボードがあると素早くつぶやけて便利。
↑番組を観ながらツイート。スポーツなどは熱くなれそう。
←ちなみに、“トルネフ”というオウムがtorne情報をつぶやく公式Twitterアカウント“tornev”も存在する。
torneのユニークな機能がトルミル情報。トル情報は、torneで録画予約している人数を、ミル情報はtorneでリアルタイム視聴している人数を表しているのだ。この機能により、どの番組が注目されていたり、人気が高いかをダイレクトに知ることができる。これが便利! 番組改変期などに、数多あるドラマやアニメ番組をすべてチェックするのは至難の業。「でも、おもしろい作品は観ておきたいし、みんなの話題にも付いていきたい」などといったとき、このトルミル情報を参考にするとハズレは少ない。
↑視聴中、○ボタンを押すと、放送中の番組の視聴者(ミル数)と録画している人(トル数)が表示。
↑トル情報の人気順にソートすることも可能。人気の番組が一目瞭然だ。アナタの知らない新たな発見があるかも!?
ワイヤレスLAN機能を用いて、PSP(プレイステーション・ポータブル)で離れた場所のプレイステーション3を操作できるリモートプレイ機能。この機能を使えば、PSPでtorneを操作し、番組の録画予約や番組再生も可能。さらに、torneでリアルタイムの番組を観られるのと同様に、放送されている番組をPSPでリアルタイムに観ることもできるのだ。ただ、torneでは、インターネットを経由した状態では起動できない。リモートプレイでtorneを操作する際は、ネットワーク→リモートプレイ→家庭内で接続する→PlayStation®3を選択。
←ワンセグのような感じで、放送されている番組をリアルタイムで視聴可能。つまり、テレビがない部屋やトイレの中などでも、テレビが観れちゃう。筆者は、寝る前に布団に寝転がって番組を観るのが日課です。
torneで録画した番組データは、PSPへ転送して持ち運ぶことができる! これにより、通勤中や外出先のちょっとした空き時間に番組を楽しむことが可能だ。年末年始のこの時期は、帰省で長距離移動やラッシュに巻き込まれ、長時間の我慢が強いられることもありがち。そんなとき、PSPに数番組転送しておけば、楽しみながら時間を潰せるはず。ちなみに、録画した番組データは、まとめてPSPへ書き出すことができる。
↑番組データの容量が大きくなると、書き出す時間もけっこうかかる。目安として、元のデータの録画時間の3分の1から2分の1程度。なので、まとめて書き出す際は、夜、寝る前に書き出し始め、朝にPSPを持ち出すようにするといい。
↑書き出し時には“高画質”と“標準画質”のふた通りから選択可能。チェックを付けた番組はまとめて書き出される。

ある意味、筆者がtorneでいちばん便利に思っているのが、外付けハードディスクドライブ(HDD)に録画・データ移動ができるという点。プレイステーション3の160ギガバイトモデルでの録画可能時間の目安は、DRモードで約22時間、3倍モードで約68時間。しかも、ゲームのセーブデータなどがあれば、さらに録画可能時間は短くなる。録画した番組を順調に消化できれば問題ないが、忙しくてそうもいかない、さらには、お気に入りの番組は保存しておきたいということも多々あるだろう。すると内蔵ハードディスクだけでは、容量が追いつかないのだ(あくまで筆者個人的に)。最近、家電量販店などでは、1テラバイトの外付けHDDでも10000円台で購入できる。外付けHDDを用意すると、録画可能時間をあまり気にせず録り溜めることができるので安心。
↑外付けハードディスクは4台まで同時に利用可能。その際はUSBのハブも必要だ。
↑最近は“torne動作確認済み”を謳った商品も。ちなみに、USB2.0接続、FAT32形式でフォーマットされたものは、ほとんど使用可能。
松竹芸能所属のお笑いコンビ、TKOのひとり。大阪府出身。レギュラー出演番組は『爆問パニックフェイス!』、『アッコにおまかせ!』(ともにTBS)など。家電に詳しい“家電芸人”としても有名。
サンミュージックプロダクション所属のピン芸人(元さくらんぼブービー)。ゲームに詳しく、セガのアーケードゲーム『三国志大戦』では、全国ランキング上位にランクインするほどの腕前。
※トルミル情報、ライブ機能を使用するには、PlayStation Networkにサインインする必要があります。
※トルミル表示情報はソニー・コンピュータエンタテインメント独自の方法で集計された情報です。情報の内容や正確さについては保証されません。
※トルミル情報はtorne Ver.2.00以降でのみ、ライブ機能はVer.2.10以降でのみ使用可能です。Ver.2.00以前のtorneの場合は、プレイステーション3をネットワークに接続した状態でtorneを起動させることで、最新のバージョンにアップデートできます。
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