井上聡(いのうえ・さとし)●よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いコンビ、次長課長のひとり(相方は河本準一)。芸能界イチのゲーム好きとして知られ、週刊ファミ通で長期にわたって連載を続けており、コラムをまとめた単行本『次長課長・井上聡のごきげんよう、ゲームです』と『次長課長・井上聡のごきげんよう、赤のゲームです』も発売中。『ゴチャ・まぜっ!日曜日』(MBSラジオにて毎週日曜日25時から放送中)など、テレビやラジオ、舞台で活躍中だ。

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噂の紙片が大活躍しています!

――『ソルサク デルタ』が発売されて1週間となりましたが、井上さんも遊ばれていますか?

井上聡(以下、井上) はい! いまはストーリーを進めるべく、ひとりでプレイしていますね。前作から引き継いだデータをもとに、新しい要素を確かめながら遊んでいます。前作の『ソルサク』は僕がハマって、10人くらいでいつも遊んでいたんですが、今回もみんなに勧めているので、そろそろマルチプレイのメンバーが揃い始めると思います。

――前作も相当プレイされたんですよね。

井上 そうですね。ダウンロードコンテンツもしっかりプレイしました。ワイバーンの“魂++”を手に入れるために、ワイバーンばっかり倒していた記憶もあります(笑)。とにかく、“噂の紙片”が大活躍していますよ。前作では魔力レベルを99にしていたんですけど、いざみんなと遊んだら、誰も救済役がいなかったんです。それで、生命レベルに経験値を振り分けて、99まで上げたんですよ。そうしたら、助けるだけの役目にストレスが溜まっちゃって(笑)。時間を止めるくらいなら、攻撃に参加したい! と。けっきょく、その後に魔力レベルを99に戻したんです。その道のりがつらくてつらくて(笑)。今回は“噂の紙片”を活用すれば経験値が稼ぎやすくなったので、そのストレスはなくなるだろうと実感しています。本当に“噂の紙片”は便利なので、バカスカ使っちゃっているんですよ。あとで足りなくなるんじゃないか、と心配になるくらい。

――“万屋の取引帳”を活用すれば十分な“紙片”が集められると思いますよ。

井上 そうなんですが、紙片のサイズも“中”を使うのが怖くて“小”ばかり選んでいたら、どんどんなくなってしまいまして。後半のことを考えると、なかなか使えないんです。配信してくれたらうれしいので、ぜひお願いしたいです。

――いまの所属組織はアヴァロンですか?

井上 アヴァロンですね。前作でも“魔”一辺倒でしたから。今回はサンクチュアリが強化されているようですが、『ソルサク デルタ』ではとりあえず“魔”でがんばります。アヴァロンでストーリーの最後まで行ったら、つぎはサンクチュアリ、グリムの順でプレイしようかと思っていますね。グリムも少しプレイしたのですが、グリムの供物が重要になるのは後半なんじゃないかと推測しまして。

――運を天に任せるにはまだ早いと?

井上 個人的には“魔”か“聖”のどちらかに振り切りたいんですよ。1回でも攻撃が当たったら即死でも問題ないと思っているので。でも、前作では中間を選ぶプレイヤーがほとんどでした。魔力と生命レベルを6:4くらいの割合で振り分けている人が多かった。

――そういう方には、やはりグリムがオススメかもしれませんね。

井上 みんなと遊んだときに、きちんと引っ張っていける組織はどこなのか? そこが重要なので、これから見極めていきたいですね。そう言えば、オンラインで各組織ごとの勢力争いが見れますよね。いま、思ったよりアヴァロンが少ないんですよ(※編註:2014年3月12日時点)。いちばん多いのがグリムで、サンクチュアリ、アヴァロンの順番になっていました。プレイヤーのランキングで上位を目指すなら、アヴァロンがいいのかも知れないな、とか考えちゃいます。

――それは意外ですね。感覚的にアヴァロンが多いと思っていました。

井上 そうですよね。やっぱり新しい勢力だからか、グリムが圧倒的ですね。ここはアヴァロンにがんばってほしいです。

――ちなみに、井上さんも勢力争いに参加しているんですか?

井上 しています! 発売初日に参加したんですが、500位くらいでしたね……。結構遊んだつもりだったのに(笑)。1位の方の討伐点がすごくて、「何をしたらあんなに稼げるんだ!?」と聞きたいですね……。

まだまだこれからが本番です

――進行具合はいかがですか?

井上 いまはアヴァロンの物語を進めつつ、“要請録”の8章(逃避の時代)までクリアーしています。なかなか進められていないんですよ。とにかく要請録がものすごく増えていて、うれしいです。当面の目標は、要請録の10章(不死の時代)クリアーを目指します。そして、プラチナトロフィーの獲得を狙います。そこからが本番だと思っています(笑)。

――いきなりそこを狙いますか! 新しい魔物にもだいぶ会われましたか?

井上 はい。シンデレラに会いたいんですけど、まだ会えていないなぁ。今回は、魔法使いが強いですよね。回避魔法をバンバン使うので、なかなか魔法が当てられない。行動を先読みして狙うのですが、まるで『ガンダム』のアムロのような気持ちになってきますよ(笑)。あ! そういえば魔物が使うバリアーのようなものは何ですか!?

――“凶呪部”ですね。魔物によっては投擲魔法を防ぐバリアーを持っていて、近接攻撃で壊せます。赤ずきんの背中にある鎖とかがそうですよ。

井上 あれ、すごい厄介ですよね……。

――投擲魔法をよく使うのですか?

井上 近接魔法で斬り込んでいくスタイルのほうが多いですね。剛腕魔法が好きなんです。溜めパンチで一気にダウンを奪うのが気持ちよくて。でも、サポートに回るときは投擲魔法を使って、近接攻撃派を助けています。

――魔法連携は?

井上 まだあまり使っていないんですよ。いま持っている魔法の触り心地を確かめている状況なので、その段階じゃない。でも、非常に良いという評判は聞いているので試したい。もう少ししたら、みんなをサポートしながらいろいろな魔法を集めることになるので、そこからお気に入りの魔法を決めて、魔法連携を使おうと思っています。もう、連携もたくさんありそうですよね……。一覧表みたいなのが欲しい(ボソッと)。

――そこは連携を見つける楽しさを味わってください!

井上 そりゃそうですよね(笑)。楽しみます!

――好きな禁術はありますか?

井上 基本的には使わないんですよ。使うとなぜか負けた気がするというか(笑)、使ったのに魔物の体力があまり減っていないとがっかりしちゃうんです。

――評価を上げるには外せない方法だと思うのですが。

井上 いまは評価を気にしていないんです。とにかく物語を進めつつ、全体の手触りを確認している段階なので。みんなで遊ぶときに“伝説の魔法使い”を目指せばいいんです。

――共闘のことを考えて遊ぶ姿勢は徹底していますね。

井上 みんなで遊びたいんですよ。『ソルサク』は大勢でワーワー言いながらプレイできる作品ですし、そこがいちばんおもしろい部分だと思いますので。

――オンラインでは台湾のプレイヤーと共闘できますし、将来的には世界中のプレイヤーとオンラインマルチプレイが楽しめることを目指しているようですから、そこで楽しむのもアリですよね。

井上 そうなんですか!? 台湾版の『ソルサク デルタ』は気になるな。中国語で吹き替えされているんですか?

――どうなんでしょうか……(※編註:中国語の字幕が表記され、吹き替えはされていない模様)。

井上 言葉に関係なく、世界中のプレイヤーといっしょに遊べるのはおもしろそうですね。

早くみんなと遊びたいですね!

――現段階での手触りはいかがですか?

井上 とにかくボリュームがすごい! 前作の3倍はあるんじゃないか、と個人的に感じているくらいです。やり込む人ほど、今回はたいへんだなぁと(笑)。いまの時点では、まだ全体像をつかめていないのが、正直なところです。でも、相変わらず物語はすばらしい。文献を読むほど深まっていくところが好きなんです。ボーマンがなんであんなことになったのか、あのストーリーは最高ですよね。しかし、前作から思っていたのですが、主人公はニミュエにこだわりすぎじゃないですか?(笑)。魅力的な女魔法使いがたくさんいるのに。

――ニミュエがすべての始まりですから!

井上 物語を進めて、新しい魔法使いに出会うたびに思っちゃうんですよ(笑)。それに、音楽も大好きです。コンテンツ画面で流れている曲が特に好きで。ロケバスでプレイしていると、よくほかの方から「その音楽は何? 怖いんだけど」って言われるんですけど、そのうちみんなが口ずさんでいる(笑)。それだけ印象に残るんだろうな、と。作った方は、天才ですよ! ふだんも、あの音楽を流しながら寝ています。

――怖い夢を見そうですが(笑)。

井上 落ち着くんですよね。PS Vitaのスリープ機能が活躍してくれます(笑)。音も前作と比べてとても良くなっているので、ずっと聴いていられますよ。

――操作感はどうですか?

井上 じつは、『ソルサク デルタ』に合わせて新型のPS Vitaを購入したんです。なので、いまは新しいPS Vitaの感覚と合わせて、確かめているところですね。まだグリムもきちんと遊んでいないので、ストーリーはこれから広がっていくと思いますし、とにかく今回も遊び尽くすつもりです。あとは周囲の人が追い付いてくれれば(笑)。早くみんなで遊びたいですね!

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