バンダイナムコエンターテインメントより、Nintendo Switch用ソフト『.hack//G.U. Last Recode（ラストリコード）』が2022年3月10日に発売。本記事では、同作の概要や収録されているゲーム情報などをまとめて紹介。
※PS4、PC（Steam）版も発売中。
※本記事の画像はすべてPS4版のものです。
3月10日発売 Nintendo Switch版 「.hack//G.U. Last Recode」 冒頭映像公開
3月10日発売 Nintendo Switch版 「.hack//G.U. Last Recode」
『.hack』とは？
『.hack』は架空のネットワークゲーム『The World』を舞台とし、『.hack』のプレイヤーたちの目線からさまざまな物語が展開する作品。ゲーム以外にもアニメやマンガ作品などクロスメディア展開が行われ、人気を博している。
なお、2022年6月20日でシリーズ第1作の発売から20周年を迎える。
その続編である『.hack//G.U.』は、プレイステーション2で2006年から2007年にわたって発売されたシリーズタイトル。全3タイトルにわたる壮大なストーリーが展開し、主人公ハセヲと謎のプレイヤーキラー（プレイヤーを攻撃対象とするプレイヤーのこと。PKとも呼ぶ）“三爪痕（トライエッジ）”を巡る物語が描かれている。
『.hack//G.U.』ストーリー
舞台は2017年。世界最大のMMORPG『The World』では、PK（Player Kill、Player Killerの略）が横行していた。
そんな混沌を極めるゲームの中で、“死の恐怖”と恐れられるひとりの青年“ハセヲ”。
彼の目的は、仕様外の謎の力で大切な仲間“志乃”をPKし、現実世界で意識不明へ追いやった“三爪痕”と呼ばれる、正体不明のPKを探し出し、復讐すること。
“三爪痕”とは何者なのか。なぜゲーム内の死が、現実世界にも影響を及ぼすのか。
謎を追うハセヲと『The World』の関係は、いつしかゲームという“遊び”の領域を超え始める。
ハセヲ（声：櫻井孝宏）
PKたちから“死の恐怖”と恐れられる凄腕のPKK（PKを行うプレイヤーを攻撃するPKのこと）。
通称“三爪痕”と呼ばれている蒼炎を纏った謎のPKを追っている。いつもクールを気どっているが、簡単に熱くなる性格。かつて“黄昏の旅団”というギルドに所属していた。
3タイトル+新規1タイトルを収録した『.hack//G.U.』の完全版！
2017年には、『.hack//G.U.』の3タイトルである『Vol.1 再誕』、『Vol.2 君想フ声』、『Vol.3 歩くような速さで』と、完全新規のストーリーが楽しめる『Vol.4 あるいは世界を紡ぐ蛇たちの見る夢』をセットで収録した『.hack//G.U. Last Recode（ラストリコード）』が、プレイステーション4とPC（Steam）で発売された。
最大の特徴は、プレイステーション2版からグラフィックがフルHDにパワーアップした点。『.hack//G.U.』の物語を高画質で楽しめるようになった。さらに、ゲーム内容も遊びやすく調整。最強状態でゲームをプレイできる“チートモード”や、バトルで全滅してもその場でやり直せる“リトライ機能”を導入。そのほか、バトルバランスにも調整が施され、原作と比べ、よりサクサクとゲームがプレイできるようになっている。
本作は、このプレイステーション4、PC版の移植作となっており、ハセヲの物語をNintendo Switchでも楽しめるようになった。
※プレイステーション4、PC版発売時のレビューはこちら
『Vol.1 再誕』
大切な仲間・志乃をPKし、意識不明の“未帰還者”にした謎のPK “三爪痕”を倒し志乃を取り戻すため、ハセヲはPKK“死の恐怖”となり“三爪痕”の手掛かりを探しもとめ、独り復讐に身を投じていた―――。
『Vol.2 君想フ声』
仲間たちとともに数々の闘いをくぐり抜け、かつての力を取り戻したハセヲの前に、倒したはずの“三爪痕”がふたたび姿を現す。
そしてその隣には“三爪痕”と同じくつぎはぎだらけの謎のPC達が。
謎が謎を、波乱が波乱を呼ぶ中、ハセヲはついに真実を目の当たりにするのだった―――。
『Vol.3 歩くような速さで』
“AIDA”によって引き起こされた数々の脅威、そして幾度となくハセヲを導き、そして立ちはだかってきたオーヴァンとの闘いを乗り越え、ハセヲはついにXthフォームへと進化。
『The World』では比類するもののない存在へと至る。
ネットワーク崩壊の危機“ネットワーク・クライシス”が迫る中、ハセヲはこれまで紡いできた仲間たちの絆を胸に、最後の闘いへと向かうのだった―――。
『Vol.4 あるいは世界を紡ぐ蛇たちの見る夢』
度重なるトラブルにより2018年12月31日でサービス終了を決定したMMORPG『The World：R2』
『Vol.3』後に『The World』を引退していたハセヲのもとに、ネットワークのかなたに消えたオーヴァンの居場所を知らせるメールが届く。
果たせなかった最後の約束、サービス終了までにオーヴァンを捜し出すため、ハセヲは再び『The World』にログインするのだった。
ゲームシステム
アクションRPG作品として展開する『.hack//G.U.』。プレイヤーは『The World：R2』と、現実世界のふたつを行き来しながら、ゲームを進行していく。ゲームと現実が深くリンクする物語性がゲームシステムにも影響し、より没入感の高いストーリーを楽しむことができる。
多彩な武器を操る錬装士（マルチウェポン）
主人公のハセヲは、錬装士（マルチウェポン）というジョブで戦う。最初は双剣しか使えないが、ジョブ・エクステンドを行うごとに使用可能武器が増え、“Xthフォーム”では双剣、大剣、大鎌、双銃といった武器を使い分けて戦うことができる。
新シナリオの『Vol.4』では新たに“5thフォーム”へとパワーアップ。この“5thフォーム”では新たな武器“八相剣”や、スキルトリガー“八相アーツ”が使用可能になり、さらなる激しいアクションが可能に。
スキルトリガー
プレイヤーは、成長するとさまざまな“アーツ”を習得できる。アーツは、ショートカット機能である“スキルトリガー”に最大で4つまで登録可能。バトル中にRボタンを押すと“スキルトリガー”のパネルが出現。対応したボタンを押すことで、スピーディーにアーツが発動できる。
また、“5thフォーム”では通常アーツは使用できなくなるが、新たに“八相アーツ”を習得。また、通常は1度しか使用できないスキルトリガーだが、“5thフォーム”時には“八相アーツ”を連続使用する“ダブルトリガー”が解禁されるのも特徴だ。
フィールド＆ダンジョン
本作のフィールドやダンジョンは、3種類のワードを組み合わせて生成する。同じタイプのフィールドやダンジョンでもワードの組み合わせ次第で、異なる形状へと変化する。
ワードをうまく組み合わせることで、ダンジョンで手に入るアイテムを選んだり、出現する敵の強さを調整可能。
アバターバトル
ハセヲの憑神（アバター）を操作して戦うのが“アバターバトル”。ショットや直接攻撃を駆使して攻略していく、通常とは異なるバトルになっている。
敵の頭上には“スタンゲージ”が表示され、攻撃を当ててゲージをゼロにすると、一定時間行動できないスタン状態に。
特装版情報
本作は通常パッケージ版とダウンロード版のほか、各種特典がセットになった『Begins Edition』も発売。また、アソビストア限定では、20周年ロゴを使用したグッズがセットになった『アソビストア特装版（オフィスセット）』も販売されている。それぞれ同梱内容と値段が異なるので、内容を見て購入を検討しよう。
『Begins Edition』同梱内容
- ゲームソフト
- コミックス『.hack//G.U. Begins』+設定資料集ブックレット
- オリジナルサウンドトラック“The Best of G.U.”
- 特製スペシャルBOX
『アソビストア特装版（オフィスセット）』同梱内容
- レザーカードホルダー&ネックストラップ
- 手帳型スマホケース
- キャンバスデイリートート
ゲーム情報
- タイトル：『.hack//G.U. Last Recode（ラストリコード）』
- 発売日：2022年3月10日（木）
- 価格：
- 通常版：5478円［税込］（DL版同価格）
- Begins Edition：7128円［税込］
- アソビストア特装版（オフィスセット）：13728円［税込］
- 機種：Nintendo Switch
- プレイ人数：1人
- ジャンル：アクションRPG
- CERO：B（12歳以上対象）
