ゲームもいいけど、BGMもGOOD!

 こんにちは、工藤エイムです。

 PCゲームのダウンロード販売サイト“Steam”で配信されているタイトルの中から、メジャー・インディー問わず毎週1本のオススメSteamタイトルを編集者が独断と偏見で選び、ゆるりとプレイリポートをお届けするこのコーナー。

 今回のタイトルはコチラ。

第6回 オススメSteamタイトル

Poly Brige

開発: Dry Cactus
配信日:2016年7月13日
ジャンル:シミュレーション
価格:1180円[税込]

<どんなゲームか、ざっくり言うと>
・物理演算パズル
・安全でなくても、橋を渡れればOK
・素晴らしいBGM

 実は今年1月にアーリーアクセスとして配信されていた本作。アーリーアクセスでは日本語ローカライズはされていなかったもの、7月にリリースされた製品版では、海外インディーゲームのローカライズとパブリッシング支援を行う“架け橋ゲームズ”の協力で、日本語に対応された。

 内容は、さまざまなお題を決められた予算内で橋を作り上げクリアーしていくキャンペーンモードと、はちゃめちゃな橋や芸術的な橋を作成する“実験モード”のふたつ。とにかく、箱庭風なステージで橋を作り、車やバスを対岸まで通過させられればOKなのだ。

【オススメSteam】『Poly Bridge』で目指せ、橋設計の匠【DayDreamSteamer 第6回】_01

 橋の作りかたは簡単。マウスで木材や道路、鉄骨をクリックし組み立てていくだけ(キャンペーンのステージが進めば、油圧機による橋の開閉といったギミックも登場する)。誰でもそれらしい橋は簡単にできるものの、本作のキモは、物理演算。クルマが通るときの衝撃に耐えられる耐久度や橋自体の重さを考慮して設計できているかが重要になる。

【オススメSteam】『Poly Bridge』で目指せ、橋設計の匠【DayDreamSteamer 第6回】_07
▲クリックで橋を建設
【オススメSteam】『Poly Bridge』で目指せ、橋設計の匠【DayDreamSteamer 第6回】_08
▲完成したら、スペースキーでシミュレーション開始。このとき設定で、重さを可視化できる。
【オススメSteam】『Poly Bridge』で目指せ、橋設計の匠【DayDreamSteamer 第6回】_09
▲クルマが対岸まで通過できたらクリアー。予算を極力抑えて、順位を上げていくたのしみかたもアリ。
【オススメSteam】『Poly Bridge』で目指せ、橋設計の匠【DayDreamSteamer 第6回】_05
【オススメSteam】『Poly Bridge』で目指せ、橋設計の匠【DayDreamSteamer 第6回】_06
▲テキトーに建設すると、クルマが川にダイブします。トライ&エラーのくり返し。

 キャンペーンで用意されているお題は多彩で、おもしろいものから「無茶いうなよ……」と、プレイヤーを悩ませるものばかり。限られた材料のなかで、予算内に建設するというのが、なかなか難しいのだ。1時間試行錯誤してクリアーできたときのうれしさはひとしおだが、無茶苦茶な建設でも、ギリギリ崩壊前に渡り切れちゃった! なんてこともある(ムカつくような、そこが楽しいとも言えるような)。なお、本作では、シミュレーション映像をGIFでTwitterやFacebookにshareが可能。芸術的な作品から、橋の法則が乱れるミラクルなものまで、みんなに披露できるのもうれしい。

【オススメSteam】『Poly Bridge』で目指せ、橋設計の匠【DayDreamSteamer 第6回】_03
▲手作業で美しい骨組みを作るのって楽しい!

 なんだが、積み木やLEGOで遊んでいるような感覚を味わえる本作。アコースティックギターをフューチャーしたBGMは、おしゃれなカフェで流れているような“作業用BGM”にピッタリの癒し系ミュージックなので、コーヒーを用意して土日やお昼休みにでもひとりでじっくり遊んでみてほしい。

▼連載バックナンバー
【第1回】狂気に満ちて美しい『INSIDE』をプレイ
【第2回】暑い夏は『Dead by Daylight』で肝を冷やそう
【第3回】『Enter the Gungeon』はシューティングか? ローグライクか?
【第4回】『We Happy Few』アーリーアクセス版をゆるっとプレイ
【第5回】協力? ジャマ?『Overcooked』のCo-opはカオスすぎかよ

<今回の担当編集者>
工藤エイム

出張続きで、1週だけ休載しました。この場を借りて、すみません!
長時間のフライトが辛くて、バラエティ深夜番組『水曜どうでしょう』のミスターが言っていた、「ケツの肉が取れる夢」に近い悪夢を見ました。