ゲームの始めかたからしっかり解説!
ゲームオンが運営するPC用MMORPG『黒い砂漠』は、2016年5月8日でサービス開始から1周年を迎えた。
サービス開始当初からゲーム内でできることが豊富な本作。この1年間でさらにコンテンツ量が増え、遊べる要素が多くなっている。プレイヤーにとってはうれしい悲鳴だが、いまから始めようとする初心者や1周年を機に復帰してみようと考えるカムバック組にとっては、どこから手をつけるかが悩みどころ。
そこで、膨大なコンテンツをどのような順番で遊べばいいか、サンプルを提示したい。ゲーム内で迷ったときの参考にしてほしい。
『黒い砂漠』はどんなゲーム?
『黒い砂漠』は、アクション性の高い迫力ある戦闘やギルド間の大規模戦闘などのほかに、料理、錬金、釣り、貿易、家庭菜園、インテリアなど、多岐にわたった生活系コンテンツを体感できるMMORPG。キャラクターメイキングの自由度がとても高いのも特徴だ。
日本、韓国、欧米など全世界でサービスされ、世界中の人々にプレイされている。日本での基本プレイ料金は無料だ。
ゲームの開始方法
ゲームを開始するためには、最初にゲームオンのポータルサイトである“Pmang”で会員登録(無料)を行う。『黒い砂漠』メンバーサイトでログイン後、ゲームスタートボタンをクリックすると、プログラムのインストールが開始される。初回のインストールには時間がかかるので、寝る前や外出前などに行うのがオススメだ。
インストールが終わり、ゲームをスタートさせると、まずは“家名”を入力することになる。家名はイメージ的にはキャラクターの苗字のようなもので、ほかのプレイヤーと重複することはできない。『黒い砂漠』ではキャラクターを複数作成できるが、家名はアカウントで共通。“家名変更券”(課金アイテム)を使えば、あとから変更可能だ。
圧倒的な自由度を誇るキャラクターメイキング
キャラクターメイキングでは最初にクラスを選択する。クラスは変更できないので、慎重に選ぼう。
クラスは2016年5月現在、全部で12種。外見はかなり自由にカスタマイズできるが、外見の雰囲気はクラスによってある程度決まっているので、好きなイメージのクラスを選ぶといいだろう。
【クラス一覧】(2016年5月現在)
男性:ウォーリア、ジャイアント、ブレイダー、ニンジャ、ウィザード
女性:レンジャー、ソーサレス、リトルサマナー、ヴァルキリー、ツバキ、ウィッチ、クノイチ
過去に数回、公式でキャラメイク選手権が開催されており、優秀な作品のキャラメイクデータが配布されている。さすがにどれも完成度が高いので、キャラメイクに自信がない場合は、それらの美麗なデータをベースにするといいだろう。
一度ゲームを開始したキャラクターの外見は“エステ利用券”(課金アイテム)を使うことで、再度作成し直すことができる。また、エステ利用券を使えば、ゲーム開始時には使用できなかったプレミアムのパーツも使用可能になるため、さらにバリエーション豊かな外見を作成可能だ。
自由に移動できるので、サーバーで迷う必要なし!
『黒い砂漠』は複数のサーバーを自由に行き来できる仕組みになっており、すべてのサーバーでキャラクターおよびアイテムを共有できる。
サーバーは“Calpheon”、“Valencia”、“Media”、“Balenos”、“Serendia”の5つがそれぞれ1ch~3chの3つのチャンネルに分かれており、合計15チャンネルとなっている(2016年5月現在)。このうち、それぞれの1chは定時になるとギルドどうしが戦う拠点戦や占領戦が行われるので、これらに参加しない場合は、基本的に2chか3chで活動するといいだろう。チャンネルはメニュー画面から随時移動できる。
気になる課金要素は?
基本的に無料でほとんどの要素を遊ぶことができ、課金要素はアバター(外見装備)や染色、ペットなどのおまけ的なものと、各種スロット拡張や経験値アップ、取引所の売却価格アップなど、利便性を高めるものだけになっている。
まずは無料で遊んでみて、ゲームに慣れたらゲーム内メニュー画面の“パール商店”を覗いてみよう。
ゲームパッドも使える
PCオンラインゲームはマウス+キーボードで操作するのが主流だが、『黒い砂漠』はゲームパッドを使って遊ぶこともできる。ゲームパッドを使いたい場合は“X Input方式”のゲームパッドを接続しよう(Direct Input方式のゲームパッドは対応していない)。
ゲーム内メニュー画面から“ゲーム設定”→“ゲーム”タブを開くと、下部に“ゲームパッド設定”という項目があるので、“ゲームパッド使用”にチェックを入れ、“適用”→“OK”を押すと使えるようになる。
いよいよ冒険スタート!
ゲームはオルビア村という小さな村からスタートする。すぐにガイド的な役割を担う“闇の精霊”による連続クエストが発生し、これが実質的なチュートリアルになっている。基本的には闇の精霊の案内に沿って進めていけばいい。
闇の精霊のクエストは経験値稼ぎができるだけでなく、ちょうどいいタイミングでつぎの町へと誘導してくれるようになっているのだ。
闇の精霊を呼び出したときに出る“ガイド”は、しっかり確認しておこう。見落としがちだが、知識(※後述)を入手できたり、デイリークエストNPCの案内までしてくれるので、けっこう重要だ。
闇の精霊以外のNPCから受けられるクエストは、やってもやらなくてもいいが、進めることで各地域で生活している人たちが抱えている問題などがわかり、世界観を理解できる。報酬として知識やバッグ拡張アイテムをもらえるクエストもあるので、クエスト発生時には報酬を確認し、ほしいものだったら後回しにせずにクリアーしよう。
頭にアイコンが付いているNPCと話すと、住人の知識を得られ、行動力(※後述)の上限が増えていく。まだ会話をしていないNPCはミニマップ上では“?”のマークで示されているので、ミニマップにある?マークが全部消えるように話しかけていけばいい。
NPCとの会話では行動力を消費して知識を学ぶ項目が出ることがある。行動力自体は回復しやすいので、どんどん使ってしまって問題ない。クエスト報酬で行動力が回復することがあるので、それも利用しよう。
クエスト遂行中は目的地までのルートを表示させることができる。複数のクエストを同時進行している場合は、クエストリストで進めたいクエストのアイコンをクリックして表示を切り替えよう。
『黒い砂漠』では、全体マップを開いても行ったことのない地域は見えないようになっている。オルビア村を出たら、西部警備キャンプ拠点→べリア村→ハイデル……とマップを広げていこう。闇の精霊に従ってストーリーを進めていけば、レベルはすいすい上がっていく。
べリア村あたりまで来ると世界が徐々に広がりを見せ、採集や料理といった生活系コンテンツも体験できるようになる。生活系コンテンツに没頭するのも楽しいが、クエストを進めてバッグを拡張したり、ある程度ゲーム内のお金を貯めるなど、準備を整えてからのほうが遊びやすい。まずはレベルを上げつつストーリーを進めて、『黒い砂漠』の世界をより深く知るのがオススメだ。
バッグの容量は不足しがち
序盤はバッグの容量問題に悩まされがちだ。クエストの報酬で少しずつ増えていくが、こまめに整理しないとすぐにいっぱいになってしまう。
不要なアイテムは雑貨商人などに売却しよう。生産の素材となるアイテムや装備品などはほかのプレイヤーが買い取ってくれる可能性があるので、アイテム取引所に出品するのもいいだろう。初期装備など、売却できないアイテムは思い切ってゴミ箱へ。
クエスト報酬として手に入る“古代銅鋳貨”などは“貿易品”と呼ばれる種類のアイテムで、貿易NPCでしか売却できない。原産地から離れた場所に持っていくほど高く売れるので、いったん倉庫へ預けておくのもいい。
広い世界を冒険するために乗りものを活用
乗りものを手に入れると移動スピードがアップする。最初の乗りものとして、べリア村のクエスト“井の中の蛙”の報酬でロバが手に入る。ロバよりスピードが速い馬を入手できるクエストもあるが(ハイデルの北側の厩舎で受注可能)、やや難度が高め。ほしい場合は馬市場から1世代、2世代の安い馬を購入するのもいいだろう。
なお、乗りものにもHPが設定されていて、移動中に敵に襲われることもある。戦闘するときは、なるべく敵に襲われにくいところで降りて戦い、乗りものが攻撃されたらすぐに助けに行こう。
覚えておきたい重要な要素
【知識】
知識はNPCと会話したり、オブジェクトを調べたり、敵を倒したりなど、さまざまな行動で蓄積されていく。
知識は大カテゴリー、中カテゴリー、小カテゴリーで分類されており、小カテゴリーの知識をコンプリートすると、行動力の最大値が上昇する。知識を取得できるNPCとは積極的に話していこう。
敵を何度も倒していると、その敵に関する知識を取得することがある。残りHPがわかるようになるため便利ではあるが、コンプリートを目指さないようであれば、あまり気にせず先に進めてしまってオーケーだ。
【行動力】
行動力はNPCと交流する際に消費される、アカウント共有のポイント。おもにNPCの親密度を上げたり、特定の知識を学ぶときに使用するほか、スキル教官以外の場所でスキル習得したり、採集活動や貿易NPCと交渉する際などにも消費する。
初期値は少ないので、どんどん知識を増やして行動力の最大値を上げていこう。
行動力は3分に1ずつ自然回復するが、ゲームに接続しているときしか回復しないので注意。
【貢献度】
貢献度は各地域に貢献した程度を表す数値で、おもに拠点に投資したり、家を購入したりするときに使用する。また、貢献度を使い、特殊な装備をNPCから借り受けることもできる。
貢献度は貢献度経験値が貯まるとアップする仕組みで、貢献度経験値はクエストの遂行や新しい地域の発見などで貯めることができる。貯めるのが難しいので、使うときは計画的に。
【拠点接続】
貢献度を投資して隣接する拠点どうしを接続していくと、貿易を効率よく進められるようになる。原産地から売却地点までが接続されていないと、適正な価格で売却できないからだ。
とはいえ、拠点接続に関しては、序盤はあまり気にする必要はない。拠点接続が大きな意味を持つのは、ある程度ゲームを進めて貿易で金策をするようになってからだ。また、倉庫は各地域ごとに独立しているが、拠点が接続されていれば、離れた街の倉庫NPCのもとにアイテムを発送できることを覚えておこう
レベル50はひとつの到達点であり、スタート地点
レベル49からレベル50になるには、闇の精霊からの討伐依頼を完了する必要がある。レベル50を超えるまでは装備はそこまで気にしなくてよく、基本的にはクエスト報酬や拾った装備を身に着けていれば問題なくこなせるだろう。高価なものを買う必要はない。
レベル50になるとPvP(Player VS Player=キャラクターどうしの対決)に参加できるようになり、他プレイヤーへの攻撃を行うかどうかは、スイッチのオンオフで設定可能だ。ただし、自分から攻撃しなかったとしても、レベル50になった途端に好戦的なプレイヤーから攻撃される可能性がある点を覚えておこう。とはいえ、本作では占領戦など以外の個人的なPK(Player Kill)はメリットがなく、頻繁に発生する行為ではないので安心してほしい。
レベル50になったら一人前。物語を楽しむことについてはひと段落するはずなので、ここからは『黒い砂漠』での生活を楽しんでほしい。次回以降は生活系コンテンツなどについてもスポットを当てる予定だ。
『黒い砂漠』の世界へようこそ。
【連載記事リスト】
◆サービス開始1周年を記念してレッツ没入! これから始める『黒い砂漠』~生活ガイド第1回~
◆遊び応えがあり過ぎるMMORPG『黒い砂漠』を10倍スムーズに楽しむ方法~生活ガイド第2回~
◆MMORPGの世界に移住したい人必見! 『黒い砂漠』生活コンテンツのススメ~生活ガイド第3回~
◆ハンター、職人、馬の調教師。あなたは『黒い砂漠』で何を目指す?~生活ガイド第4回~