4つのアトラクションが登場

 大阪・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、2015年1月23日~5月10日の期間限定で“ユニバーサル・クールジャパン”を開催する。これは、日本が世界に誇る4つのアトラクションを、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンならではの圧倒的なスケールとクオリティーでお届けするビッグイベントだ。ここでは、1月22日に開催されたオープニングセレモニーの様子をお届けしよう。

 今回ユニバーサル・クールジャパンで展開するのは“エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D”、“進撃の巨人・ザ・リアル”、“バイオハザード・ザ・エスケープ”、“モンスターハンター・ザ・リアル”。オープニングセレモニーでは、各ブランドのプロデューサーと、“ユニバーサル・クールジャパン・オフィシャル・サポーター”に就任するアーティストのHYDEが登壇した。

HYDEが“ユニバーサル・クールジャパン”オープニングセレモニーに登場 “エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D”などの魅力を語る_03
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▲“エヴァンゲリオン・ザ・リアル4-D” 劇場版プロデューサー 大月俊倫氏。
▲“進撃の巨人・ザ・リアル” アニメ版プロデューサー 和田丈嗣氏。
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▲“バイオハザード・ザ・エスケープ” プロデューサー 川田将央氏。
▲“モンスターハンター・ザ・リアル” プロデューサー 辻本良三氏。
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▲“ユニバーサル・クールジャパン・オフィシャル・サポーター”に就任したアーティストのHYDE。

 登壇したHYDEは「音楽をはじめ、日本のコンテンツはなかなか世界に出にくいところがあります。だからでこそ、日本のすごく自信のあるコンテンツを世界に知っていただく機会があるべきです。ゲームやアニメなどの分野は世界中に人からとくに注目されているので、ぜひこのユニバーサル・クールジャパンでさらに日本に興味を持ってほしいです」と語った。なお、HYDEが着ている袴は、本人曰く“クールジャパン”そのものをテーマにしているということだ。

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 以下からは、それぞれのブランドのプロデューサーたちが語ったアトラクションへの期待と魅力、一足先にアトラクションを体験したHYDEの感想をお伝えしよう。

■“エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D』 ”

大月俊倫氏 これは『エヴァンゲリオン』初のアトラクションになります。しかも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンだけのオリジナルであり、“4-D”ならではの五感を刺激する脅威の演出が施されていますので、ぜひ楽しみにしてみてください。なお、期間限定(2月28日まで)で“日本アニメーター見本市”がstage14で開催します。“ユニバーサル・クールジャパン”と同じく、“日本のエンターテインメントを世界に向けて発信していく”という共通の理念で行っていますので、ぜひ期待してください。私が大好きなユニバーサル・スタジオ・ジャパンともども、『エヴァンゲリオン』もよろしくお願いします。

HYDE 『エヴァ』が大好きなので、「ここがこうなっているんや」ということがわかって興奮しました。質感が“まさにそこにある“という印象で、アニメの過激さもしっかりとあることに驚きました。

■“進撃の巨人・ザ・リアル”

和田丈嗣氏 “進撃の巨人・ザ・リアル”で等身大の巨人を実際に観た方は、調査兵団の一員になったつもりで巨人と対決できるでしょう。またキャラクターを再現した人形“クロノイド”は髪の毛から指先のひとつまでこだわって作っていただきました。その存在感は、実際のエレン、ミカサ、リヴァイに“会える”と思えるほどだと思います。

HYDE 巨人を見たとき「え?いるやん?」って言いながら笑ってしまいました。僕はそのとき思わず写真を撮ったのですが、みなさんも絶対写真を撮ると思います。キャラクターが怖いくらいに再現されている人形(クロノイド)は、毛の生え際までもが本物のようでした。

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■“バイオハザード・ザ・エスケープ”

川田将央氏 今回の“バイオハザード・ザ・エスケープ”は銃を撃つアトラクションではなく、脱出ゲームになっています。薄暗いテレビ局という舞台設定の中で、ゾンビが襲ってくる恐怖体験もいっしょにできます。脱出できたときの達成感は、ゲームの『バイオハザード』でも、脱出ゲームでも体験できなかったものなのではないでしょうか。存分に恐怖を味わいながら、謎解きができるアトラクションに仕上がっていると思います。

HYDE ゲームと同じく“恐怖”と“謎解き”がつねに交錯しているアトラクションでした。「ゾンビが来るから逃げなあかん」というのを、リアルに体験できてうれしかったです。

■“モンスターハンター・ザ・リアル”

辻本良三氏 “モンスターハンター・ザ・リアル”は今回で4回目を迎えます。今回は“ジンオウガ"というモンスターがまとう雷を特殊効果で再現しています。“超帯電”状態をリアルで体感できますので、ぜひ期待してください。また、“セルレギオス”もすごく出来栄えがよく、質感にこだわっていただいています。観る時間や天気で肌の見え方が変わるような感じにもなっていますので、ぜひいろいろな時間で見てみてください。

HYDE 小さな画面で見ていたモンスターがその場にいるというのは、不思議な世界にトリップしたようで、すごい迫力でした。

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 さらにHYDEは、ユニバーサル・クールジャパンを総括して「ブランドを4つも味わえるというのがすごい、太っ腹です! これ以上お客さんが増えると大変だと思うのですが、それだけの価値があるものなのではないのでしょうか」と語った。

 HYDEは、開会を「ユニバーサル・クールジャパン オープン!」と宣言。ついにイベントが開始となった。

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 オープニングセレモニーには、4大ブランドのファン約1300人と、11か国36媒体のメディアが駆けつけていた。日本のみならず、海外からの注目度の高さもうかがえる熱狂ぶりであった。

 各ブランドのプロデューサーと、HYDEが魅力を語った4つのアトラクションの詳細は“ユニバーサル・クールジャパン”公式ページから確認しよう。記者が体験したところ、いずれのアトラクションも革新的かつ、コンテンツのさらなる魅力に気づけるものだった。リポートは追って記載する。

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