気になるキャラは“ぶっ飛んだ”あの人!?
コーエーテクモゲームスより2014年9月25日発売予定のプレイステーション・ポータブル用ソフト『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』。今回は、本作に登場する新キャラクター・トーノを演じる前野智昭さんにインタビューを行った。
『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』は、2014年1月に発売された『金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南』、2014年3月に発売された『金色のコルダ3 AnotherSky feat.至誠館』に続く、『金色のコルダ3 AnotherSky』シリーズの最新作。『金色のコルダ3』と同じ夏を舞台に、“主人公がもしほかの学校に転入していたら”という“if”のストーリーが描かれる。
前野智昭さんが演じるトーノは、『feat.神南』、『feat.至誠館』にも登場した函館天音学園の3年生。今回の『feat.天音学園』で満を持して攻略対象キャラクターとなる。
――まずは、アフレコ収録を終えてのご感想をお願いします。
前野智昭さん(以下、前野) これまでに1作目『feat.神南』、2作目『feat.至誠館』に少しずつ出させていただきましたが、『feat.天音学園』でたくさんセリフをしゃべらせていただいて、トーノというキャラクターがこれでようやく完成したかなという実感があります。
――トーノの魅力は何でしょうか?
前野 彼の魅力は……言えないことが多いので難しいんですけど、包容力があるところでしょうか。大人の魅力もありますし、子どもっぽいところもありますし。でも、最後には主人公を優しく包み込める包容力がありますから、そこに落ち着くのかな。
――前野さんとトーノの共通点はありますか?
前野 うーん……コーヒーやラテが好きなところくらいですかね(笑)。トーノはコーヒーやラテを淹れるのが上手で、得意ですよね。僕は淹れるのは得意じゃないですが、コーヒーやラテは毎日飲むので。性格では……あまり似てないですね(笑)。トーノは大人ですが、僕はいくつになっても大人になりきれない大人なので(笑)。
――前2作『神南』、『至誠館』と、今作『天音学園』でトーノを演じたときに、新たな発見はありましたか?
前野 トーノを最初に演じるにあたって参考の文献や音源をいただいたんですけど、トーノは音楽についても文学についても博識なので、今後何かの展開があれば、おのずと文学や音楽の説明をするシーンも増えていきそうですよね。それにともなって、僕も音楽のジャンルなどに詳しくなっていかないとなと、改めて収録を通して思いました。
――本作ではいよいよトーノが攻略対象になります。意気込みをお聞かせください。
前野 「トーノとラブラブしたい!」と思ってくださっているかたには、もしかしたらすごく斬新な展開が待ち受けているかもしれません(笑)。皆さんの記憶に残るキャラクターだと思いますので、楽しみにしていただければ!
――本作は、“主人公がもし別の学校に転入していたら”というifストーリーですが、前野さんがもし引っ越せるとしたら、どこへ引っ越したいですか?
前野 海外で生活をしたことがないので、いろいろな国で生活してみたいですね。ヨーロッパに行ってみたいんですよ、行ったことがないので。そういうところで生活してみたいです。サッカーも好きなので、サッカーの強豪国に行ってみたいですね。
――本作では、お弁当を作る“ランチドルチェ”というシステムがありますが、お弁当の思い出はありますか?
前野 両親や家族が見にきている運動会でグラウンドでいっしょに食べる、特別なイベントのイメージですね。“ザ・お弁当”って感じで。それがいつもの味なんですけど、特別おいしく感じた気がするので。
――もし誰かがお弁当を作ってくれるとしたら、いまだったらどんなメニューが入っていたら嬉しいですか?
前野 昔はおにぎりとか唐揚げが入っていればうれしかったですけど、もう体に気を使わなければいけない年齢に差しかかっているので(笑)、和食を中心にしたバランスのいいものを期待しています(笑)。
――もし前野さんが函館天音学園の生徒だったら、どんな学園生活を送りますか?
前野 函館ですから海の幸も豊富でしょうし、夜景もきれいでしょうし…そういった函館ならではの高校生活をエンジョイしたいですね。
――前野さんだったら、“ブラボーポイント”を集めるためにどう奮闘されますか?
前野 やっぱりアルバイトがいちばん手っ取り早いと思うので、アルバイトをして“ブラボーポイント”に変換します(笑)。演奏できる楽器もありますが、僕は人前で演奏するのが得意ではないので、きっと地道にアルバイトをすると思います。
――トーノやソラとは仲良くできると思いますか?
前野 ソラとは仲良くできないかな……(笑)。トーノとは仲良くできそうな気がしますが、ソラはちょっと面倒くさそう(笑)。中の人(KENNさん)はすごくいい人なんですけど(笑)。
――もし学生時代に好きな子が転校してしまったら、前野さんは何かアクションを起こしますか?
前野 連絡先は聞くと思いますし、告白も脈があると思えばすると思いますけど(笑)、脈がなかったらたぶんしませんね。連絡先を聞くくらいで終わると思います。
――“このキャラクターとトーノを絡ませたら面白いんじゃないか”というキャラクターはいますか?
前野 トーノはまだ生まれたばかりのキャラクターで、僕自身も“トーノはこのキャラにはこう接するんだ”という一面をもっともっと知りたいので、これまで『金色のコルダ』シリーズを支えてきたキャラクター、できる限りひとりひとりと絡めたらなと思います。そういう意味で、いろいろなキャラクターと絡んでほしいですね。
――前野さんご自身が気になるキャラクターはいますか?
前野 日野さんが演じているキャラクター(冥加玲士)がかなり強烈で……(笑)。いつもイベントのときに「ぶっ飛んだキャラクターだなぁ」と気になっていました。今後トーノとも絡めたらおもしろそうですよね。
――本作でトーノやソラはアルバイトとして登場しますが、前野さんがやってみたいアルバイトはありますか?
前野 車が好きなのでガソリンスタンドでもアルバイトしてみたかったですし、デバッカーをやってみたかったです。もちろんかなり大変なのも承知のうえで(笑)。ゲームがもともと大好きで、ゲームに携わるアルバイトをしてみたいなという思いが強かったので。
――前野さんご自身のバイトの経験は?
前野 高校のときはずっと地元のファミリーレストランでウェイターをやっていました。スーパーのレジ打ちもやりましたし、東京に出てきてからは清掃業もやりましたし、テレホンアポインター的な仕事もしましたし……。
――前野さんの声でテレアポですか! かなりいい成績を残しそうですね(笑)。
前野 全然そんなことないです(笑)。企業を相手に話していただけなので……。当時はその日を暮らしていくのに必死で、声優という仕事に活かそうという意識はあまりなかったです(笑)。そういう意識を当時から持っておけば、もうすこし伸びしろはあったかもしれないですね(笑)。
――前野さんは8月のイベント“ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 星奏学院祭4”にも出演が決まっていますね。
前野 今回出演が決まったときに、保村(真)さん(『至誠館』の新キャラクター・長嶺雅紀の声優を担当)と「初めて『コルダ』ファミリーになれた気がするよね」と言っていたので、保村さんといっしょに『コルダ』ファミリーとして堂々とステージに立てる思いを噛み締めるイベントにしたいですね。せっかくの機会をいただいたので、朗読コーナーなどでトーノ演じる機会があったら、収録で演じたトーノをしっかり演じきりたいです。僕が『金色のコルダ』に携わるきっかけをくれた不動翔麻(『100万人の金色のコルダ』に登場)というキャラクターも大切にしていきたいので、トーノとの演じ分けをイベントでもしっかりやれたらいいなと思います。
――最後にファンと読者へメッセージをお願いします。
前野 本作はとても濃厚なボリュームになっていますし、キャラクター同士の関係性も楽しめます。もちろん個人のルートも楽しめるので、これまでの『コルダ』ユーザーのかたも、新規に『コルダ』をプレイされるかたも、ぜひ楽しみにしていてください。
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