日本マイクロソフトの樋口社長がビックカメラとヨドバシカメラを訪問
既報の通り(⇒関連記事はこちら)、本日(2013年10月25日)、日本マイクロソフトよりSurface 2とSurface Pro 2が発売。日本マイクロソフト 代表執行役 社長の樋口泰行氏が、ビックカメラ 有楽町店とヨドバシカメラ マルチメディア Akibaを訪れた。Surface 2プロモーション活動の一環として行われた今回の訪問、当日はあいにくの雨模様となってしまったが、注目の新商品ということもありたくさんのメディアが参加。最初に訪問したビックカメラ 有楽町店にて、樋口社長は取材陣に向かって「年末のボーナスに向けて、PCを買おうか、タブレットを買おうか迷っていらっしゃるお客様もいるかと思いますが、その答えはまさに“Surface”ということで、タイミングよく次期バージョンが出せました。非常にワクワクしております」と説明した。かねてから樋口社長は、Surfaceに対しては「タブレットに対して物足りないと思っているお客様に訴求したい」とコメントしていたが、Surface 2およびSurface Pro 2は、PCとタブレット端末のいいところ取りであることをアピールした。
日本マイクロソフトにとって、この冬Surface 2はもっとも力を入れている商品であることは明確に窺い知ることができるが、実際に商品を売る販売店にとっても、Surface 2には相当力を入れている模様。ビックカメラ 有楽町店では、1階のもっとも目立つ場所にSurface 2の展示スペースを展開(メインの展示は5階のPC売り場)。同店の塚本智明店長は「Surfaceは発売当初から私どものお店では大きく支持されておりましたが、今回新しくなって、当店としては、大いに期待しています。PCにしようかタブレットにしようか、迷っていらっしゃるお客様には自信を持ってオススメできる商品です」と意気込みを語った。これまではおもにビジネスマンに支持されていたSurfaceだが、これからは学生やファミリーへの訴求も期待しているという。ちなみに、ビックカメラではユーザーに安心して購入してもらえるように、日本マイクロソフトが認定している資格アドバイザー制度を大いに推奨しているという。こちらは、日本マイクロソフトによる講習を受けて、商品に対する理解があると判断されるともらえる資格のこと。商品に対する理解が深まれば、それだけ商品の魅力を伝えやすくなる……というわけだ。ビックカメラでは1000人ほど、資格をもっている店員さんがいるらしいが、もっとも資格を持っている店員が多い店舗が有楽町店だという。
記者団にSurface 2の魅力を問われた樋口社長は、2013年10月18日に提供が開始されたばかりの新OSのWindows 8.1(⇒記事はこちら)が搭載されていることに言及したうえで、本体、アクセサリー、キーボードなどがすべてパワーアップして総合力が上がったと強調した。年末に向けてテレビCMなども積極的に展開していくという。まあ、Surface 2は、北米市場と同時期にリリースされるという事実だけを見ても、いかに日本マイクロソフトが注力しているか、ご理解いただけるだろう。
販売店がSurface 2に力を入れているという点では、樋口社長がつぎに訪れたヨドバシカメラ マルチメディア Akibaでも同様で、発売日初日はエントランスに特設スペースを展開。同店の御代川忍店長は、「ビジネスマンだけではなく、女性にも魅力的に感じていただける商品だと期待しています。今日販売を開始して、私どももびっくりするくらい商品が売れていまして、慌てて商品を手配しています」と、想像以上の反響であることを明かした。Surface 2ではカラーバリエーションが増えているのも、とくに女性ユーザーにとって訴求ポイントになるかもしれない。Surfaceでは、キーボードは“Type Cover”と“Touch Cover ”の2種類が用意されているが、これまでの利用比率は7:3と“Type Cover”が圧倒的。そこでユーザーからの「カラーバリエーションを増やしてほしい」というリクエストに応えて、今回“Type Cover 2”は、シアンブルー、パープル、マゼンタピンク、ブラックの4色に増やしたのだという。なお、日本マイクロソフトのイチオシはパーブルとのこと。Surface 2本体とのマッチングもばっちりとのことだ。ちなみに、“Touch Cover 2”も以前に比べて格段に操作性が向上している。
4スクリーン(テレビ、パソコン、スマートフォン、タブレット)戦略が叫ばれる昨今。さきごろアップルからはiPad Airなどが発表されたばかりで(⇒記事はこちら)、タブレット端末は、業界にとっていまもっともアツいマーケットのひとつ言える。「PCでもない、タブレットでもない、Surfaceが答えです!」と樋口社長は自信を持って断言していたが、果たして消費者はどのような答えを導き出すのか……極めて興味深いところだ。