さまざまな新機能を実装した“Windows 8.1”提供開始
日本マイクロソフトは、Windows 8の機能を大幅に強化した最新OS“Windows 8.1”の提供を2013年10月18日0時（ニュージーランド時間／日本は17日20時）より開始。それに合わせ、本日10月18日、都内でプレス向けのイベントが開催された。
“Windows 8.1”は、その名の通りWindows 8のバージョンアップ版。とはいえ、ユーザーからの多くのフィードバックを反映させており、また、これまで約3年に一度のペースで行われてきたOSのアップグレードでは、デバイスやサービスの進化、セキュリティー対策に追い付かないということもあり、「（Windows 8.1は）0.1上がっただけと思うかもしれないが、機能面やセキュリティ面は相当向上している」と日本マイクロソフトの樋口泰行社長は説明。今後も、“ラピッドリリース”（短いサイクルでのアップデート対応）で対応する意向を示した。
樋口氏に続いて、日本マイクロソフト業務執行役員 Windows本部 本部長の藤本恭史氏が登壇し、実際にWindows 8.1を使いながらのプレゼンを行った。代表的な新機能としては、スタート画面のカスタマイズ（タイルの大きさを変えたり、背景のデザインを選択するなど）、Windowsの起動方法の選択（従来型or新画面）、スタートボタンの復活（ただし、スタートメニューは不採用）、Bingによる検索機能の強化、多種多様なアプリやサービスの提供、再設計されたWindowsストアなどをあげることができる。アカウントにサインインせずにカメラを起動・撮影できるようになるなど、随所にユーザーからのフィードバックに対応しているとのこと。
また、Windowsストアで有料アプリなどを購入する際に利用可能な“Windows ストア ギフトカード”も発売されることになった。Windows ストア、Xbox Games ストアなどで使用可能なギフトカードで、2000円と5000円の2種類が発売される。
イベントの最後には、Windows 8.1搭載パソコンやタブレットを製造・販売する15メーカーの代表が、最新機種（なかには未発表機種もあり）を持って登壇。樋口社長とガッチリと握手を交わし、Windows 8.1の提供に期待感を示した。
Windows 8.1の入手はユーザーの利用OSによって異なる。Windows 8ユーザーは、Windows ストアから無償アップデート。また、Windows Vista以前のユーザーは新規インストールのみ、Windows 7のユーザーはアップグレードもしくは新規インストールになる。
