“Surface”シリーズは第二幕へ
日本マイクロソフトは、本日2013年10月24日、プライベートブランドの“Surface”シリーズの第二世代、“Surface Pro 2”と“Surface 2”を、明日10月25日より発売(法人向けは11月1日より発売)すると発表した。
まず登壇した日本マイクロソフト 代表執行役 社長の樋口泰行氏から、マイクロソフト社製のタブレット“Surface”の第二世代モデルとなる“Surface 2”と“Surface Pro 2”が、一般向けに明日10月25日から、法人向けには11月1日から販売が開始されることが発表された。
新登場する“Surface 2”、“Surface Pro 2”は、それぞれ“Surface RT”、“Surafce Pro”の後継機種となり、最新のOSWindows RT 8.1、Windows 8.1 Proを搭載。本体やキーボードはより薄く&軽くなり、フルHD化された画面はますます見やすく改良された。また、キックスタンドが2段階(22度と40度)あり、もちろん“Microsoft Office”が標準搭載されている。仕事でも、プライベートでも外出先でも活躍する“使えるタブレット”として強化された。
樋口社長からバトンタッチする形で登壇したのは、米・マイクロソフト コーポレーション ジェネラルマネージャー(Surface&Windows Hardware セールス&マーケティング担当)のブライアン・ホール氏。彼からは、さまざまなセールスポイントが紹介された。
この第二世代“Surface”は、「地球上でもっとも生産性が高いタブレット」(ブライアン氏)で、この生産性には、仕事だけでもプライベートだけでもないという意味が込められている。使い勝手が向上した二段階キックスライド、「2車線が4車線になったように感じるほどのスピード」(ブライアン氏)、センサーが80個から1092個に増加したキーボード(Touch Type 2)、ふたつ搭載された高性能カメラ、長時間稼動可能となったバッテリー寿命、豊富なアプリケーションなど、さまざまな点をアピールした。
続いて、第二世代“Surface”のテレビCMが紹介され、同CMでナレーションを担当したクリス・ペプラー氏がゲストとして登場。みずからも最近Surfaceを使うようになったというペプラ―氏は、「Surfaceは軽いし、カラフルだし、使い勝手もいい。横になって寝ながら映画を見るときにも使っています」と話した。
そのペプラー氏が育った表参道にあり、今回の発表会が行われた表参道ヒルズでは、“Surface”のショールームがオープンするなど、11月から“Surface”が大々的にアピールされるプロジェクトが展開されることも明らかになった。
明日から一般発売される“Surface 2”および“Surface Pro 2”の製品構成と参考価格は以下の通り。
Surface 2(メモリ:2GB/記憶域:32GB)……44800円[税込]
Surface 2 64GB(メモリ:2GB/記憶域:64G)……54800円[税込]
Surface Pro 2 128GB(メモリ:4GB/記憶域:128GB)……99800円[税込]
Surface Pro 2 256GB(メモリ:8GB/記憶域:256GB)……12万9800円[税込]
Surface Pro 2 512GB(メモリ:8GB/記憶域:512GB)……17万9800円[税込]
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第二部はスペシャルゲストを招いてのトークイベント
記者発表会が行われた表参道ヒルズにて、ブロガーや“Club Microsoft Suraface”登録ユーザーなど、約180人が招待されたシークレットイベントが、同日夜に開催された。
このイベントは、“Surface Secret Event「次に進む人へ、踏み出せる人へ。Next Step, New Stage Supported by Surface」”と名づけられたトークショーと第二世代“Surface”のタッチ&トライイベント。トークショーのゲストには、Surace RTの愛好家・神田うのと、Surface初心者代表としてフェンシングの太田雄貴選手が登場した。
ともに第二世代“Surface”のイメージカラー・マゼンタピンクのスカーフとネクタイで登場したふたり。家族で“Surface”を使っているという神田は、「(Surfaceは)スケジュール管理や雑誌の連載の原稿チェック、デザインのチェック、ブログの更新などにも使っています。画面がキレイだし、通常のタブレットでは物足りないけど、Surfaceはこれ一台で大丈夫。私は見た目から入るので(笑)、おしゃれなのも重要」と語り、一方の太田選手は「ビジネスではキーボードをブラックで、ほかのときは違う色に変えられるのがいい。もし、Surfaceを使っていれば、オリンピックのプレゼンももっとうまくできたかもしれないですね」と、実際にサラリーマンとしての顔を持つ彼らしいコメント。
それぞれの“OFFスタイル”がテーマのトークでは、2歳の娘との時間を大切にしているという神田が「娘のほうが私よりSurfaceを使いこなしていて、(ダウンロードしておいた)アニメのDVDを見たり、キッズ用の音楽ゲームのアプリを使っているんですよ」とのこと。太田選手は“挑戦”がテーマのトークで、「リオ五輪を目指して、14ヵ月ぶりに競技を再開しましたが、いつかはIOCのメンバーになって、スポーツを守るため、ルールを守ったり、変えることができるようになるといい。その時は、サーベルをSurfaceに持ち替えてスポーツに貢献したい」と将来の夢を語って、トークイベントは幕を閉じた。