日本での発表も近い!?
2013年6月11日からアメリカ・ロサンゼルスで開催される“E3 2013”に先駆けて、『牧場物語』の生みの親であるTOYBOX 和田康宏氏の新作タイトル『HOMETOWN STORY(ホームタウンストーリー)』(ニンテンドー3DS)の最新映像が海外で公開された。ファミ通.comではこの映像を独占入手。和田康宏氏のコメントとともに公開しよう。
■最新ムービーをチェック
『HOMETOWN STORY(ホームタウンストーリー)』E3トレーラー
――まず、3月に公開された映像の反響はいかがでしたでしょうか?
和田康宏氏(以下、和田)賛否両論、たくさんの反響をいただきした。前回の映像は、ゲームの画面をたくさん入れようというコンセプトで制作したのですが、まだ開発の途中だったこともあり、“画面が寂しい”というご指摘や、“もっとグラフィックのクオリティーを上げてほしい”といった要望など、さまざまなお声をいただきました。ゲームの画面を見ていただくことで、全体のイメージは多少膨らんだと思いますが、依然としてまだどんなゲームかはわからない。といった内容でしたので、今回はそこを意識して作りました。英語がわかる方には、ゲームのイメージがかなり具体的に伝わるような内容になっています。
――今回の映像の見どころを教えてください。
和田 最終的なものに近いゲームの画面を使用し、ゲームの全体像を具体的に説明しています。これを見ていただければ、今度こそちゃんとゲームの内容がわかると思います(笑)。
――なるほど(笑)。ムービーの中では、キャラクター(アバター)を作る場面もありましたが。
和田 最初に主人公キャラクターの髪型、目の色、肌の色、表情、洋服を設定することができますが、各要素の種類がすごくたくさんあるというわけではありません。にしださんが描いてくださったキャラクターデザインがありますので、その雰囲気を壊さずに自分の好みを反映することができます。
――『HOMETOWN STORY(ホームタウンストーリー)』の現在の進捗状況を教えていただけますか?
和田 6~7割の完成度です。ほとんどすべての要素は完成していますが、物語がバラバラに存在している状態ですね。実際にゲームの中で各物語が動く状態まででき上がってきているので、あとはそれをひとつの物語に落とし込む作業になります。
――では、最後にファンに向けてメッセージをお願いします。
和田 本当にお持たせいたしました。『HOMETOWN STORY(ホームタウンストーリー)』が確実にでき上がる日が見えてきました。遊んだときにほかのゲームにはない感覚を味わえるおもしろい作品として、自信を持ってお届けできると思います。日本での発売も近いうちに必ず発表できると思いますので、楽しみに待っていてください。
TOYBOX 代表取締役社長/プロデューサー