神の視点と大量の艦載機こそが“空母”の魅力、戦場を支配するのはキミだ!

リアルな海戦が楽しめる『World of Warships』において、もっとも個性的な艦種“空母”。本作のジャンルは3Dアクション(シューティング)だが、空母を扱うときだけリアルタイムストラテジー風に変化するのだ。ひと粒で2度おいしい空母の魅力を解説する。

公開日時:2015-10-21 18:00:00

●【艦種解説 Vol.2】空母 -Aircraft Carrier-

 『World of Warships』(以下、WoWs)に登場する4種類の艦のなかで、“空母”の操作感はかなり異質だ。巡洋艦や駆逐艦などとは異なり、ゲーム中は空から戦場を見下ろした“俯瞰画面”で戦うことが多いからだ。

 メインウェポンとして使用するのは、“戦闘機(FT)”、“雷撃機(TB)”、“急降下爆撃機(DB)”といいう、船内に格納された3種類の航空機。初めて空母に触れた人は、「これは『WoWs』なのか?」と目を丸くするかもしれない。

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▲空母はチャットでは“CV”と呼称され、2015年10月現在は日本とアメリカのみ登場する。なお、写真の空母は日本のTier6空母“Ryujo(龍驤)”だ。

 詳細は後述するが、空母は操作が特殊なうえ、戦闘中に行なうべき仕事がとても多い。索敵から攻撃、味方の援護など、近接戦以外はなんでもござれ。

 操作をイチから覚え直す必要はあるが、活躍しだいでどんな劣勢をもひっくり返せるのが空母の魅力。「砲撃はどうも苦手」と感じている人にオススメの艦種なのだ。

●空母の独特な操作方法

 空母で出撃するといきなり俯瞰画面が表示される。複数の航空機を同時に操作するという特性上、この“神の視点”が空母の基本画面となる。空母本体の操縦に集中したいときは、“Zキー”で通常の画面に切り替え可能だ。

 戦闘画面の下部にはほかの艦と同様にアイコンが並んでいるが、これらは主砲でも魚雷でもなく“艦載機”を示している。Tier4の空母“Hosho(鳳翔)”の場合、“1”は空母本体で“2”から“4”までが艦載機になっており、それぞれの操作を切り替えられる。

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 艦載機アイコンの数は、同時に発艦できる艦載機中隊の数を示している。Tier4では3中隊だが、Tier5の“Zuiho(瑞鳳)”では4中隊、Tier6の“Ryujo(龍驤)”では5中隊に増やせる。出撃している中隊が多いほど忙しくなるので、まずはTier4の空母から初めて、徐々に戦いかたを学んでいこう。

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▲中隊の数はモジュール画面の“航空管制”を調べると確認できる。

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▲Tier8の“Shokaku(翔鶴)”になると、艦載機の中隊数は6まで増える。自分の中隊が飛行している場所はつねに把握するように心がけよう。

●シミュレーションゲーム的な艦載機の操作方法

 艦載機を飛ばすには、まず発艦させたい中隊の対応数字キーを押す。その後、マップの任意の場所をクリックすると、数秒後に艦載機中隊が空母を発艦。

 艦載機の選択中に敵艦をクリックした場合は、移動後にダイレクトに攻撃を仕掛ける。攻撃目標が決まっている場合は発艦タイミングで攻撃指示を出してもオーケーだ。

 なお、Shiftキーを押しながらクリックすると迂回地点を指定できる。目標地点まで直進したくないときや敵の背後に回り込みたいときに便利なので、こちらもしっかり覚えておくように。

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 Shiftキーは複数の艦載機を選択したい場合にも使用する。Shiftキーを押しながら複数の数字キーを押すと、複数の中隊を同時に選択できる。ふた手に分かれて飛んでいる艦載機を1ヵ所に集めたいときや、一斉に攻撃をしかけるときに役立つぞ。

 同様に、戦場のすべての艦載機を選択したいときはCtrlキー+A。これらの操作方法はシミュレーションゲーム(リアルタイムストラテジー)に似ているため、経験者ならすぐに慣れるはずだ。

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▲二方向から魚雷を撃てば、敵がどちらに舵を切っても命中するはず!

●艦載機を操作するうえで知っておきたいこと

■艦載機の格納数
 空母が戦場で活躍するために大事な艦載機は、数に限りがある。空母には“格納庫搭載容量”が設定されていて、艦載機が撃墜されるたびに数が減り、しまいには戦闘機も雷撃機もゼロになる。こうなると空母は海に浮かぶ単なる鉄の箱。敵陣地の占領くらいはできるが、船体がデカすぎるのでオススメはできない。艦載機は大事に使おう。

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▲格納庫搭載容量の単位は“ユニット”。量は港の画面右側で確認できる。

■艦載機の燃料は無限
 艦載機運用のポイントとして、燃料の概念がないことも覚えておこう。どれだけ長い距離を飛ばしても燃料切れにはならないので、よほどの理由がない限りは全中隊を発艦させえておいたほうが、いざというとき迅速に対応できる。

■弾薬切れ時の対処法
 燃料は無限だが、弾薬切れには注意が必要。中隊アイコンには魚雷や弾薬が描かれており、これらに色がついていないときは弾薬切れを意味している。弾が切れたら自動的に母艦に帰って補給するのだが、何らかの理由で着艦していない艦載機がいた場合は、Fキーを押して補給に向かわせよう。

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▲弾薬が切れた状態。基本的に弾が切れた艦載機は自動的に空母に戻って補給を受ける。

●3種類の艦載機の使いかた

■戦闘機・・・索敵と敵艦載機の迎撃ができる、もっとも重要な艦載機
 “戦闘機”は機動力に優れた艦載機。敵航空機への攻撃はもちろん索敵もこなせる。索敵と言えば“駆逐艦”を連想するかもしれないが、艦載機ならば海上からは見えない島の裏側も索敵可能だ。暇を持て余している戦闘機がいたら、戦場を飛び回って敵が潜んでいそうな海域を調査させるべきだ。

 戦闘が始まって数分も経つと、敵の艦載機もこちら側に飛来する。こうなると戦闘機は忙しくなってくる。戦闘機の本分である“雷撃機と急降下爆撃機の撃墜”をしなければならないからだ。どちらも艦船に対して強力な魚雷と爆弾を搭載しているため、野放しのままだと味方の艦が沈められてしまう。雷撃機と急降下爆撃機を見つけたら即座に迎撃に向かわせよう。

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▲接近される前に戦闘機で攻撃指示をすれば、全機撃墜できなかったとしても魚雷と爆弾の発射を妨害できるため有効。

■雷撃機・・・超強力な魚雷で敵艦に大ダメージ
 巨大な魚雷を装備した“雷撃機”は、敵艦に大ダメージを与える攻撃の要。雷撃機を選択した状態で攻撃目標をクリックすると、一定距離まで接近してから魚雷を投下! 大ダメージに加えて高確率で“浸水”を引き起こす。

 とても強力な雷撃機だが、魚雷は1発しか搭載できない点には要注意。魚雷は投下から命中までに時間がかかるため、小回りの利く艦だと避けられてしまう。どうしても沈めたい場合は複数の中隊で一斉攻撃をするのも作戦のひとつだ。

 また、通常は敵艦をクリックして魚雷を投下するが、Altキーを押しながらマップをクリックすると、任意の場所に魚雷を落とせる。敵の動きを先読みできる場合に有効だ。

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▲雷撃機は動きの遅い戦艦や空母に対して強い。

■急降下爆撃機・・・高速艦にも攻撃可能!
 3つ目は“急降下爆撃機”。雷撃機とは異なり敵艦の上空から直接爆弾を投下するので、魚雷よりも命中率が高い。魚雷ほどのダメージは見込めないが、高速に移動する艦にも当てやすいぞ。爆弾は火災を起こしたり、運がよければ主砲や副砲、対空砲を破壊することも。なお、雷撃機と同様に爆弾は1発しか積んでいない。撃ったらすぐ補給に戻ろう。

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▲急降下爆撃機で敵艦を狙うときは、船首の方向から接近したほうが爆弾が命中しやすい。

●戦場の司令官になりたい人に遊んでほしい空母

 戦闘中はとにかく忙しいし、まっさきに敵に狙われる空母。それだけに、試合に勝利したときの喜びは格別! 敵の戦闘機をすべて撃墜して制空権を奪取すれば、後は魚雷と爆弾で攻撃し放題。短時間に何隻も沈めるのも夢じゃない。

 また、つねに戦場を空から見下ろしているので、味方にも指示が出しやすい。適切な指示でチームを勝利に導ければ、チャットで賞賛されるはず。「砲撃が苦手で『WoWs』が不得意」と感じている人は、空母の艦長に就任してみては?

公式

▲戦場を支配したくなったらこちらへ。

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