ムックや映像といった関連商品 or コンテンツを作っている際の出来事や裏話などの悲喜こもごもを語るコーナー。基本的には役に立たないコンテンツだとは思うが、すごい情報が明らかになることもあるかもしれない。そうなったらうれしい。
 
2011/05/31 新潟県でフロ通を宣伝する
▲古龍種トラクターはエアコン完備なのだ!(撮影:ミス・ユースケの父)
 秘密にしていたが、僕の家系は新潟県で代々クリエイターを営んでいる。僕が本を作る仕事に就き、稲荷【烏帽子】を業者に発注せずにあえて手作りしたのは、ものづくりに励む両親を見て育った影響が大きい。稲荷くんのルーツは新潟にあったのだ。ちなみに、実家の両親はおもにコシヒカリを作っている。

 というのは僕のトークネタのひとつである。友だちに「農家じゃん」とツッコんでもらうと効果的なので、実家が農家の若者に活用してほしい。

 それはさておき、先日、実家に帰って農作業の手伝いをしてきた。ついでに稲荷【烏帽子】も持ち帰り、農作業の合間に誌面で使う(かもしれない)写真を撮影。

 久しぶりに親孝行をし、新潟の空気を満喫。あとは東京に帰るだけだが、その前に寄りたいところがある。VS.クエスト チャンピオントーナメント in Spring 2011の新潟会場だ。稲荷くん、出動。(文:ミス・ユースケ)



▲悪い子はいねがー!
 僕が会場に到着したのは決勝トーナメントの開始前。予選と杉浦運営プロデューサーによるフォワード.1のプレゼンはすでに終わっていた。その辺はあらじ谷塚がばっちり取材をしているはずなので問題ない。

 男性キャラ用の稲荷【烏帽子】を装着し、準備は万全。今回も以前(こちらの記事を参照)と同様、会場内で稲荷【烏帽子】体験会を開催した。

 稲荷【烏帽子】に興味を持って僕をちらちら見てくる人がいたら、すかさず「かぶってみませんか?」と勧めるのだ。そしてお土産として用意しておいた缶バッジをプレゼントする。するとみんな笑顔になるので、僕との心の距離が縮まったところでフロ通を宣伝するという作戦である。なお、缶バッジは増産済みだ。新作も用意した。

 イベント会場のテンションだから許される行為だが、ふだんだったら確実にめんどくさいやつということは自分でも理解している。

 変な帽子を勧めた挙句、無理やりお土産を手渡す。これが教訓じみた民話だったら引き換えに無茶な要求をするところである。だけど、稲荷くんはいい妖怪(みたいなもの)なので大丈夫。前回の岐阜大会で、強引にぐいぐい行ったほうがいいと学んだ結果だ。

 しかも、今回は前回と違って自己紹介タイムがない。自分からフロ通スタッフであることを主張しないと、ただの変なおじさんで終わってしまう。それは悲しい。

 大会を邪魔してはいけないので、終了までおとなしくしておく。買ったばかりのデジタル一眼レフカメラでふつうに取材したりもした。

▲慣れていないのでうまく撮れない。
▲あらじ谷塚が稲荷ちゃん帽子を壊すという事件が発生。この男、やはり頭でかいぞ。

▲真剣に狩猟する参加者。邪魔しちゃいけない。
▲観戦者も本気。僕が入り込む隙がない。

 大会がひと段落し、フォワード.1体験会になったときが勝負である。杉浦さんのサイン待ち列にスッと近づき、待っている人に稲荷【烏帽子】を勧めた。

 やはりユーザーとのふれあいは楽しい。「つぎはハイメタヘルムを作ってほしい」というリクエストをもらったので、どうにか実現させたい。「○○な記事や本を作ってほしい」という意見をもらったことはあるが、工作のリクエストは初めてだ。エンターブレイン史上初なんじゃないかと思う。

▲女性用の稲荷【烏帽子】は手持ちの両面テープで修繕した。

 「これ、あらじさんに渡してもらいたいんですけど」と声をかけてくれた人たちもいて、よく見たら岐阜大会にも参戦していたチーム“いつものインドラの人”だった。

 もらったのは片手剣の生産&強化のポイントをまとめた資料。あらじ谷塚は片手剣での狩りをテーマにしたブログを書いているのだが(こちらです)、最近は更新を休みがち。早く書きなさいというプレッシャーだろうか。


【まとめ】
▲「コンバインにも乗ってみたらどうだ」と父に勧められた。
 今回と前回の記事はフロ通プロモーション活動の報告である。断言しておかないと忘れそうになるが、そうなのだ。

 VS.クエスト チャンピオントーナメントの盛り上がりに乗じて、うまいことフロ通を宣伝できたと思う。満足だ。プロモーションと言うと大掛かりなものを想像しがちだが、こういう地道な努力が実を結ぶときだってあるだろう。

 缶バッジを配っていて、ひとつ気づいたことがある。杉浦さん缶バッジをもらった女子が喜んでいるのを見ると、何だかすごく悔しいのだ。ジェラシー。

 30歳を過ぎるとあまり嫉妬することなんてないので、青春時代みたいな感情を味わうことができてお得な気分だ。この活動にフロ通の宣伝以外の効果があったなんて。

VS.クエスト チャンピオントーナメント in Spring 2011のWebサイトは<<こちら>>

新潟大会の結果は<<こちら>>で閲覧できます。

VS.クエスト チャンピオントーナメント in Spring 2011の公式動画は<<こちら>>で観賞できます。