ムックや映像といった関連商品 or コンテンツを作っている際の出来事や裏話などの悲喜こもごもを語るコーナー。基本的には役に立たないコンテンツだとは思うが、すごい情報が明らかになることもあるかもしれない。そうなったらうれしい。
 
2011/05/27 アイドルの力を借りてフロ通の知名度を上げたい
▲稲荷くんはお休みです。
 2011年4月20日、無事に『フロンティア通信 フォワード.1』が発売された。ご購入いただいたみなさん、ありがとうございます。

 フロ通における僕のおもな仕事はバラエティーページの制作だ。売り上げに直結しない部分を担当。ただ、それだけだと校了後の打ち上げに呼んでもらえないので、このフロ通.comの更新・管理も行っている。

 もう少しフロ通に貢献したいという気持ちから、地道なプロモーション活動にも力を入れたいと考えている。そんな折、あらじ谷塚が生放送コンテンツに出演すると聞いた。共演者はアイドル。よし、僕も現場に行こう。(文:ミス・ユースケ)




▲最近、こういうフリップばっか作ってる気がする。
 2011年4月13日、ハンゲームさんの生放送コンテンツ『はじめてのモンスターハンター フロンティア オンライン』に、あらじ谷塚が出演した。『MHF』初心者のアイドル、鈴木千絵里さんに狩猟の基礎を教える先生という役どころ。現場の様子を取材するために僕も同行した。

 というのは建て前で、じつは配信の数日前に買ったデジタル一眼レフカメラを活用したかったのだ。撮影したいのは鈴木千絵里さん。アイドルを撮る機会なんてそうあるものではないので、あらじ谷塚が出演しなかったとしても、取材に行っていたと思う。というか、そっちのほうがいい。

 なお、鈴木千絵里さんは大手芸能事務所オスカープロモーション所属。取材をする僕の姿がマネージャーさんの目に留まる可能性もあるので、念のため履歴書も書いていった。

 鈴木千絵里さんに会うのが目的とは言え、配信日から1週間後に発売するフロ通もしっかり告知したい。というわけで、あらじ谷塚とフロ通をアピールするフリップを作成した。ファミ通やフロ通のスタッフであることを強調しておかないと、あらじ谷塚はふつうのおじさんだからだ。

 あらじ谷塚は某媒体の映像コンテンツにレギュラー出演しているのでトーク慣れしているが、生放送は初めて。つまり、日々のストレスから解放感を求め、突然脱ぎだしたとしても編集でごまかせないのである。心配だ。


▲配信開始前。余裕の雰囲気。
▲配信は“VS.クエスト チャンピオントーナメント”取材時にもお世話になったスタッフさんが担当。彼らとはもはやマブダチだ。

 オープニングトークが終わったらPC席に移動。PCは複数台用意されていて、PCが不意のトラブルに見舞われてもすぐに対応できるようになっていた。万全に万全を期するのがプロの仕事。

 事前に「何かあったら乱入して適当にお茶を濁そう」と話し合っていた僕らとは大違いである。

 鈴木千絵里さんは『MHF』初心者ではあるものの、オンラインゲーム自体は好きらしい。操作に迷いがなく、番組はさくさく進行した。「あらじ、いらないじゃん」と思った。

▲カメラ位置の関係上、せっかくの網タイツが見えなかったのでここで公開。ナイスタイツ。

▲鈴木千絵里さんのPCにはWebカメラがついていた。セッティング等でバタバタした場合、彼女の映像を流して間をつなごうという作戦である。
▲先生としての職務をまっとうするあらじ。

 基本操作をざっと学んだあとは、フロ通スタッフの坂本ビスタ、まじん、みぜるが待機する求人区の部屋に移動。パーティーでの狩りを楽しむ。彼らはかっこいい装備をたくさん持っているので、バラエティー豊かな防具で着せ替えを楽しめることを視聴者にアピールできるはずだ。

 3人ともいい感じにおかしなファッションで登場してくれたのでその場では盛り上がった。いいぞ。唯一の問題は、全員がスクリーンショットの撮影を忘れていたのでここに掲載できないことだ。おい。

▲番組のエンディングでフロ通新刊の発売を告知。じつは、このときはまだ印刷中なので手元に本誌がなかった。あらじ谷塚が持っているのは僕が作ったダミーである。


【まとめ】
▲鈴木千絵里さんの特技はプログラミング。応援したくなる。
 脱いだらどうしよう、本当の意味でのあらじ谷塚をさらけ出したらどうしようという心配は杞憂に終わった。配信自体も大成功で、多くの人に楽しんでもらえたみたいだ。

 初めてデジタル一眼レフカメラを使って気がついたことがある。鈴木千絵里さんとあらじ谷塚をいっしょに撮影すると、なぜかあらじ谷塚にピントがあってしまうのだ。頭がでかいからだろうか。そういえば以前、会社から支給された災害時用のヘルメットが入らないと嘆いていた。

 ちなみに、あらじ谷塚は僕の上司である。部下に頭がでかいとばらされる(しかもWebで全世界に向けて)って、どんな気持ちだろう。通常、僕らが書いた原稿は彼のチェックを通してから世に出るのだが、フロ通.comの原稿はあらじに見せていない。なので、彼は部下からさんざんなことを言われていることを知らない。出世とは、そういうリスクを背負うということでもあるのだ。

 フロ通のプロモーションをしたら意外なことに気づかされた。新発見のある本、フロンティア通信。地道なプロモーションはまだまだ続きます。

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