ムックや映像といった関連商品 or コンテンツを作っている際の出来事や裏話などの悲喜こもごもを語るコーナー。基本的には役に立たないコンテンツだとは思うが、すごい情報が明らかになることもあるかもしれない。そうなったらうれしい。
 
2009/12/2 『フロンティア通信 号外【冬】』発売迫る
『フロンティア通信 号外【冬】』の表紙。どーん。
 こんにちは。みんなの大好きなフロ通.comスタッフ、ミス・ユースケです。"みんなの大好きな"が"フロ通.com"と"ミス・ユースケ"のどちらにかかっているかは、あなたの判断にお任せします。後者がおすすめ。

 12月9日に発売となる『フロンティア通信 号外【冬】』。この号の表紙に書かれているメインキャッチは"狩っても狩ってもまだ狩りやまぬ"だ。童謡『雪』のパロディーである。考案したのは"運営レポート フロ通.com出張版"にも出演している坂本ビス太。彼は(僕もそうだが)キャッチやコーナータイトルを決めるとき、とりあえずなにかのダジャレにしてみようとする傾向がある。

問題のキャッチ。
 ほかの案としては、

【狩り将軍到来!】
(冬将軍到来から。ショウグンギザミを連想させるのでボツ)

【メリー狩りスマス】
(クリスマスに発売するわけではないのでボツ)

【狩りークリスマス】
(同上。坂本ビス太はぎりぎりまで「これがいい」と主張を続けた)

 などが挙げられた。

 もちろん僕もいくつか提案した。坂本ビス太は季節ものをいじってきたので、僕のテーマは”誰もが知っている冬の歌”。一番気に入っているのは、広瀬香美さん作の冬の定番曲からインスピレーションを受けた

                   【ロマンスの狩様】

 だ。これを考えたあとに『ロマンスの神様』の歌詞を調べたら冬とはまったく関係なかったので、採用しなかった坂本ビス太の判断は正しかったのだろう。また、もしこれがメインキャッチに選ばれていたら各所から怒られる可能性があったかもしれない。そう考えると、大人の判断なのだと思わざるを得ない。だが、【狩りークリスマス】を推そうとするセンスはどうなのか、とも思う。

 この制作記でボツキャッチをネタにすると坂本ビス太に話したら、「制作記で紹介したら、次の冬の号外で使えないよ」という反応が返ってきた。まだ諦めていないのか。その粘り強さはほかの場面で発揮してほしい。

制作快調。