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第3回=構造済みテーマデッキを徹底解剖

今回は、ちょっと体験ゲームソフトから離れて、実際のカードのほうのマジック:ザ・ギャザリングのご紹介をしよう。体験ゲームソフトの場合だと、最初に好きな色を2つ選ぶと、自動的にデッキを組んでくれたと思う。けれども実は、無数にあるカードの中から組み合わせを考えて、自分だけのデッキを作るのもマジック:ザ・ギャザリングの楽しみの一つなのだ。

しかし、初心者のプレイヤーは、カード資産も少ないので効率のいいデッキを組めないし、そもそも組み方がわからない人も多いと思う。そこで発売されているのが、構築済みテーマデッキなのだ。第9版と同時に発売されたのは、各色の単色で構築された5種類のデッキ。そこで今回は、各色のテーマデッキを解説しながら、同時にマジック:ザ・ギャザリングの5つの色の特徴について説明するぞ。

テーマデッキ
正義軍デッキ
土地 平地×16
クリーチャー 歴戦の歩兵×1
陽光尾の鷹×2
弩弓歩兵×3
おとりの達人×2
歴戦の騎兵×2
うろつく空狩人×1
ありがたい老修道士×1
バリスタ班×1
慈悲の天使×3
ファイレクシアの大男×1
その他 繕いの手×1
高潔のあかし×1
平和な心×2
栄光の頌歌×1
懲罰×1
天使の羽根×1
は防御的な能力にすぐれた色だ。敵のクリーチャーを無効化する《平和な心》や《懲罰》、ブロック時に絶大な威力を発揮する《高潔のあかし》などが代表的な呪文だろう。クリーチャーは、そんなに強大なパワーやタフネスを誇っているわけではないけれども、《陽光尾の鷹》や《慈悲の天使》といった飛行クリーチャーや、《おとりの達人》《バリスタ班》といった戦闘時に役に立つ能力を持ったクリーチャーが多いのが特徴だ。このデッキの場合、基本的には飛行クリーチャーで攻撃しつつ、対戦相手の危険なクリーチャーをピンポイントで無効化していく戦い方になるだろう。早めに《栄光の頌歌》を引いて、全体の能力を底上げできれば圧勝も夢ではない。

《バリスタ班》

《栄光の頌歌》

戦闘に参加しているクリーチャーを狙い撃ちできるのだ。なるべく攻撃に参加させないで、戦場ににらみをきかせているといいぞ。 自軍のすべてのクリーチャーのパワーとタフネスを+1するという掟破りのカード。貧弱なクリーチャーも突如大変身。
遥か高みデッキ
土地 島×17
クリーチャー 嵐雲のカラス×1
角海亀×3
くぐつ師×1
風のドレイク×3
エイヴンの魚捕り×1
蒼穹のドレイク×1
文書管理人×1
泥棒カササギ×1
エイヴンの風読み×1
マハモティ・ジン×1
その他 手練×1
テレパシー×1
マナ漏出×1
霊魂放逐×1
ブーメラン×2
押収×1
クラーケンの目×1
破滅のロッド×1
の強みはなんといっても飛行クリーチャー。《蒼穹のドレイク》《マハモティ・ジン》といった優秀な飛行クリーチャーで、敵にブロックされずにどんどん本体を攻撃できるぞ。地上の守りも、《角海亀》《くぐつ師》といったクリーチャーを引ければ万全だ。また、呪文に《マナ漏出》《霊魂放逐》といったカウンター呪文があるのも青の強み。ただし、このデッキの中にはあまり枚数が入っていないので、使いどころは慎重に。しかし、もっとも使いどころを選ばなければならないのは《押収》だろう。たった1枚で戦況をガラリと変えてくれるカードなので、使い手のセンスを問われる。もし壊されそうになったら、《ブーメラン》で手札に戻すのも面白い。

《マハモティ・ジン》

《押収》

飛行クリーチャーとしては規格外の大きさ。彼に対抗できるクリーチャーは数えるほどだ。相手の呪文には注意したい。 対戦相手のカードを自分のものとすることができる、いわば「一粒で二度おいしい」カード。主にクリーチャーを狙うことが多い。
再びの死デッキ
土地 沼×17
クリーチャー 蠢く骸骨×1
悪臭のインプ×2
蛇人間の戦士×2
凶眼のトカゲ×1
グレイブディガー×2
街道筋の強盗×2
ネクラタル×1
虚ろの犬×2
夢魔×1
ファイレクシアのガルガンチュア×1
その他 死者再生×1
邪悪なる力×1
汚染された結合×1
闇への追放×1
地獄界の夢×1
魂の消耗×1
絡み花×1
悪魔の角×1
はなんといってもクリーチャー除去が得意分野。《闇への追放》は、黒以外のクリーチャーのほとんどを一発で墓地へ送り込める。ほかにも、クリーチャーの《ネクラタル》もほぼ同じ能力を持っているぞ。また、《魂の消耗》は貴重な直接ダメージ呪文。しかも、自分のライフも回復してしまうという、便利な呪文だ。クリーチャーは、全体的に見ると平均レベルだが、《悪臭のインプ》《蛇人間の戦士》は、スペックだけなら他の色にヒケをとらないくらい強力。しかし、場に出るときに自分のライフが減ってしまうというデメリットがあるので、残りライフと相談して出すか出さないか決めよう。《沼》がいっぱい出た終盤に《夢魔》を出せれば相手を一発でKOできることもあるぞ。
《ネクラタル》

《魂の消耗》

クリーチャーとしてのスペックは中の下といったところだけど、場に出るときの能力はまさに凶悪の一言。黒らしいクリーチャーだ。 十分な枚数の黒マナさえあれば、敵を一撃で倒すことができる。だが実際には、クリーチャーに向けて撃つことが多いかも。
世界炎上デッキ
土地 山×17
クリーチャー バルデュヴィアの蛮族×3
丘巨人×3
猛烈に食うもの×1
無政府主義者×2
踊る円月刀×1
その他 火山の鎚×3
恐ろしき攻撃×1
石の雨×2
破砕×2
溶岩の斧×2
燎原の火×1
猛火×1
ドラゴンの爪×1
  はそのまま火のイメージ、つまり直接ダメージ呪文に長ける。《火山の槌》は非常に汎用性の高い呪文で、大概のクリーチャーを焼き殺すことができる。本体限定だけれども《溶岩の斧》はMAXの1/4のライフを削る豪快な呪文だ。また、《燎原の火》は数少ない全体除去。ピンチになったら惜しみなく使おう。クリーチャーの特徴としては、「速攻」と持ったものが多い。単純に殴り始めるのが1ターン早くなるので、すみやかに対戦相手にダメージを与えることができるのだ。このデッキには《猛烈に食うもの》しか入っていないけれども、中盤以降はいきなりすごいダメージを叩きだすことができるぞ。あまり早めに出しても意味が無いので、出すタイミングが非常に重要だ。

《無政府主義者》

《燎原の火》

本人の能力はお話にならないレベルだが、デッキに入っている強力な呪文を何回も使いまわせるのは非常に強力。 押してるときには使えないが、押されてるときに簡単に試合をひっくり返せる。使うタイミングを念頭にいれたゲーム運びを。
強化生物デッキ
土地 森×16
クリーチャー ラノワールのエルフ×1
ノーウッドのレインジャー×2
エルフの戦士×2
ヤヴィマヤの女魔術師×1
訓練されたアーモドン×2
新緑の女魔術師×1
皇帝クロコダイル×1
大蜘蛛×1
木登りカヴー×1
大喰らいのワーム×2
ボトルのノーム×1
その他 蜘蛛の巣×1
帰化×1
再生×1
樹上の篭手×1
ブランチウッドの鎧×2
はびこり×2
ワームの歯×1
の特徴はとにかく優秀なクリーチャー群。特殊能力的には特筆すべきものは少ないが、ともかくサイズが他の色のものより一回り大きい。《エルフの戦士》《訓練されたアーモドン》、それに《皇帝クロコダイル》を適当に召喚しているだけでも、対戦相手は非常に苦しくなっていくはずだ。また、クリーチャー強化も緑の十八番。《ブランチウッドの鎧》をつけるだけで、どんなクリーチャーも超巨大クリーチャーに大変身。たった3マナなのに、ものすごい効果を持っているぞ。そして《帰化》はクリーチャー以外の危険なカードをほぼなんでも排除できる貴重なカード。1枚だけしか入っていないので、何に対して使うのか、なかなか悩ましいところだ。

《皇帝クロコダイル》

《ブランチウッドの鎧》

パワーとタフネスは破格の数値。その代わりにデメリットはあるけれども、このデッキではまったく気にならないだろう。 《森》の数に比例するので、土地が《森》だけのデッキでよく機能する。つまり、このデッキでは非常に強力なカード。
 
マジック:ザ・ギャザリング公式ホームページ

ダウンロードは、マジック:ザ・ギャザリングのホームページ (http://mtg.takaratoys.co.jp/)からダウンロードすること ができる。カンタンなアンケートに答えて「規約に同意してダウンロード」を押してみよう。

そうすると、「ファイルの保存場所」を聞かれるはずだ。初期段階では「デスクトップ」に保存されるようになっている。それが一番わかりやすいので、何か特別な理由がない限りは「デスクトップ」にフォルダをダウンロードするのをオススメするぞ。

フォルダを開いてみると、中には「virtual_magic_9th.exe」というファイルがあるはずだ。見つけたらすぐにダブルクリック!なんと、これだけで体験ゲームソフトを起動することができるのだ。簡単でしょ?

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