プラットホーム:プレイステーション3 / Xbox 360 メーカー:スパイク・チュンソフト 発売日:2013年7月11日発売予定 価格:各7329円[税込] ジャンル :アクション・RPG プレイ人数 :オフライン1人、オンライン2〜4人 CERO :Z(18才以上のみ対象) ローカライズ:日本語/英語ボイス対応 日本語文字 / 字幕対応 開発元 :TECHLAND
突如発生した“ゾンビアウトブレイク”により地獄と化した南国の楽園。無数のゾンビがうごめく混沌の地から生き延びるためにオープンワールドの島を探索していくアクションRPG『デッドアイランド』の続編が登場。前作で無事生き残った生存者たちを、新たな舞台“パラナイ島”が待ち受ける! ここでは、これまでに公開されている情報を総まとめ。新キャラクター、新たな舞台、新たなゾンビ、マルチプレイ新コミュニケーションシステムなどなど、前作から追加された要素もたっぷりと紹介しよう。
突如発生したゾンビアウトブレイクにより、地獄と化した南国の楽園、バノイ。
極限のサバイバルのなか、シアン、プルナ、ローガン、サム・Bの4人は命からがら島からの脱出に成功する。
しかし、軍の船に救助されたのも束の間、彼らの運命を翻弄するかのようなリップタイド(荒波)が船を襲う。
逃れられぬアウトブレイクの脅威にまたも飲み込まれる主人公たち……。
バノイ諸島には幾つもの島があり、主人公たちが辿り着いたパラナイ島もそのひとつであった。
混沌に浸食された島に待つ絶望と主人公たちは戦い、打ち勝たなければならない。
本作は、前作『デッドアイランド』のエンディングから続く物語となっており、“楽園とゾンビ”というテーマはそのままに、前作では明かされなかった「何故ゾンビアウトブレイクが起こったのか?」といった事件の真相に迫るストーリーが展開していく。本作から始めてももちろん楽しめるが、前作をプレイしておけば、前作からの登場人物たちの心理や物語への理解が深まり、より一層本作を楽しめるだろう。
本作の舞台であるパラナイ島はオープンワールドとなっており、物語の進行に応じて島内の新たなエリアが開放、各エリアを自由に探索できるようになっていく。物語は、キーとなる人物からメインクエストを受け、クリアーしていくことで進行するぞ。また、島内にはプレイヤーキャラクター以外にも生存者が複数人存在し、彼らから受けられるサイドクエストを成功させれば、経験値や現金、武器の設計図といったものを手に入れることができ、冒険を有利に進められる。メインクエストをガンガン進めるもよし、サイドクエストを受けて経験値を稼ぐのもよし。すべてはプレイヤー次第という、自由度の高いゲームとなっているのだ。
プレイヤーが操作できるキャラクターは、前作のプレイヤーキャラクターに新キャラクターの、ジョン・モーガンを加えた5人。それぞれに事情を抱えつつゾンビだらけの楽園で戦う個性的なキャラクターたちを、彼らの視点からモノローグで紹介しよう。
祖父は第二次世界大戦のとき、ここで日本兵と戦い、そのまま戻らなかった。現地の娘と結婚したんだ。この地で父が生まれ、上級曹長となった。だから俺は二世軍人で、10歳の頃から祖父や父と同じ道を目指していた。軍人になり、この国をあらゆる敵から守ることが望みだった。だから任務をこなした。言われたことを忠実に遂行し、命令には常に従った。だが、あの日下された命令には、どうしても従えなかった。信じていたものがすべて嘘だったと分かった瞬間のあの感覚は、どうにも表現しようがない。信頼していた人々から、自分が愛する人々を見殺しにしたときのあの感覚。上官のなかに、この地で生まれた者は1人もいない。彼らはこの土地と、住民たちのことを何も知らない。自分たちは何の犠牲も払わない。そいつらが、他の者に対して、最も大切なものを犠牲にしろと命じたんだ。だが、命令を拒んだのは俺1人だった。それが、いまでも信じられない。だがとにかく、俺は1人命令を拒み、任務放棄と反逆の罪で終身刑を食らった。守ると誓った人々を助けたことが、俺の罪だった。真の敵が誰なのかが判明したいま、戦いは終わっていない。俺は誓いを立てた。そして、こう言わせてもらおう。ジョン・モーガンはいまでも軍人だ。
父は香港警察の主任警部だった。私が10歳のとき父が亡くなり、後を継ぐと決意したの。大学を首席で卒業して香港警察に入ったけれど、上司の男どもは決して私を本物の警察官として扱ってはくれなかった。女性が任務をこなせると信じてなかったのね。だけど今は… 誰も私を否定できない。私の成し遂げたことを見れば。私にできることを見れば。以前は上役たちに自分の価値を証明する必要があると思っていた。でも今は、彼らは指導者でも何でもなかったと分かる。彼らの信条なんて関係ない。大切なのは私が何を信じるか。この悲劇には目に映る以上のものがあるとわかってるの。この感染症、この伝染病は人間が生んだもの。自然による自己修正なんかじゃない。人間による自己破壊よ。この感染がリゾートを席巻し、モーズビーが大混乱に陥るのを目の当たりにしたわ。原因がどこにあるのかはわからない。でも世界には何百万の命を莫大な利益に変える人間がいる。彼らは私たちを守るべき人たちの承認を得て、何の障害もなく事を進めていた。いつかは自分たちが恐ろしい怪物だと知らしめてやるわ。だって私はシアン・メイ。父の墓前で胸を張って報告したいの。
心の底ではいつも、自分はクソだと思っていた。オールプロのクォーターバックに選出されたときも、チームを優勝に導いた絶好調のときも、心の底では、自分にそんな価値はないと思ってた。いつか、すべてが崩壊するってね。そして実際、そのとおりになった。だが、そこから何かを学んだか? 自分を変えることができたか? 答えはノーだ。悲劇の中でもがくのを楽しんでただけだ。悲しいだろ? まあ、自分を哀れむのは終わりだ。世界の崩壊を目の当たりにして、少しだけ自分の問題も見通せた。俺はロイヤルパームスで死んでてもおかしくなかった。だが、自分の命を賭けて俺を守ってくれた人たちがいたんだ。モーズビーやあの忌々しいジャングルで起こったことについては言うまでもない。ひどいこと、恐ろしいことも目にしたが、見知らぬ人たちを助けるためにすべてを犠牲にする人々の姿も見た。哀れな野郎どもを助けているときに、自分を哀れむ時間はない。この言葉には教訓がある。ただ、意味は分からない。だが、ひとつ分かったのは、ローガン・カーターは、もうみんなが思ってるようなクソ野郎じゃねえってことだ。
お金と権力があれば、立派な人間に見せかけることができる。本当はどんなにひどいやつかなんて疑う人はいない。私はシドニーで風紀取締班の刑事をしていたときに初めてそれを知ったの。私の前に女性かつアボリジニのハーフの刑事が何人いたと思う? ゼロよ。刑事になるのは簡単じゃなかった。そのうえ同僚とやらのいじめ。楽じゃなかった。半分は女だから、半分は母親がクーリ族だから嫌われた。だけど、この世界が終わる時には、誰も銀行の残高なんか気にしない。リゾート地で金持ちが感染して、貧乏人と同じようにバタバタと死んでいくのを目の当たりにしたもの。モーズビーでは権力者たちが橋を吹き飛ばして、貧乏人を最悪の場所に閉じ込めた。結局はそんなことをしても誰も助からなかったけど。すべての嘘が消え、世界の終わりにやつらと原住民の血をひく女しかいなくなった時、何故か私はやつらの親友扱いだ。ふざけんな。あんなやつら知るか。自分を守れない人たちのため、恐怖におびえて生きる人たちのために私はここにいるんだ。彼女たちを守り、彼女たちのために死んでもいい。だって… 私も彼女たちの1人だったから。
ニューオーリンズで育った子供の頃は、とにかくラップだけやってりゃ満足だった。長いこと鳴かず飛ばずだったが、『フー・ドゥー・ユー・ブードゥー』でブレイクした。冗談のつもりで作った曲だったが、急に大金持ちになり、欲しいものは何でも手に入った。何でも… 尊敬以外はな。誰も、俺のことを本物とは認めなかった。才能のない、ただの一発屋ってわけさ。抗議しようにも、実際、当たったのはその一曲だけで、その後はヒットが出なかった。そりゃそうだ。俺には言いたいことなんて何にもなかったんだ。だがな、状況は変わった。今は、言いたいことが山ほどある。まさかカトリーナみたいな惨状を、また見ることになるとは思わなかった。だがあの疫病… ロイヤルパームスで… それからモーズビーで起こったことは… まさにクソッタレのホラー映画そのものだ。死体が起き上がり、生きてる人間に襲いかかってくるんだからな。まるでこの世の終わりだ。いや実際、世界はもう終わりなのかもしれねえ。だがな、人は苦境に立たされると、驚くようなことをする。しっかりしているように見えたやつらは、とっとと逃げ出す。だが普段目立たないやつ。気にも留めないようなやつら。こいつらは一歩も引かなかった。見ず知らずの人のためにすべてを投げ出せるんだ。何かそんな歌があったな。クソ、最後まで生き残れるかどうかさえわからねえが… もし生き残れたら… 信じてくれ。サム・Bは本当に言いたいことが見つかったんだ。
パラナイ島は、前作の舞台、バノイ島があるバノイ諸島の中の島のひとつ。大自然を満喫しに来た観光客や、富裕層で賑わう楽園である。野生のジャングルや湿地帯のほか、“パラナイの王冠”とも呼ばれる豪華絢爛な街“ヘンダーソン”がある。もとは別荘地で、地中海風港町として開発されていたが、アウトブレイクから数週間。嵐は街の一部を水浸しにし、さらに亜熱帯特有のモンスーン(季節風)による豪雨が島を襲う。水位が上昇したジャングルや街にはバノイ島とは異なるゾンビが徘徊しているため、戦闘においても違った戦術が求められるのだ。
↑→ジャングルや街の中など、水辺を移動するのに便利なボートが新しい乗り物として登場する。乗ったまま攻撃もできるので、上手く移動しながら水中から現れるゾンビを倒していこう。
←前作に比べ、高低差のある地形が多い。高所から見渡せば、ゾンビたちの状況も把握しやすく、狭い路地にある物資を発見することもできそうだ。高低差を利用し、優位に戦えるよう戦略を立てるべし。
→南国の陽気で明るい空から一変、豪雨で一気に視界が悪くなることも。近くにいるゾンビに気付かず襲われたりすることがあるので注意しよう。
本作にはゾンビに対抗するための、さまざまな武器が登場する。武器は銃火器・格闘・刃物・鈍器の4種類に分類され、それぞれに武器スキル(熟練度)が存在。武器を使い続けることでスキルレベルが上がり、武器を使用する際のスタミナ消費量が減少したり、攻撃スピードが上昇したりするなどのメリットがある。また、5人のプレイヤーキャラクターには、それぞれ得意な武器があるが、得意武器以外のレベルも上げておくと、戦闘で有利に立ち回れる。通常のスキルと併せて、まんべんなく各種武器を使用するのがオススメだ。
本作には、海外で有料配信されていたダウンロードコンテンツ(DLC)が最初から収録されている。内容は、“サバイバーパック”と“ファッションパック”のふたつ。“サバイバーパック”は、島での生存に役立つ強力な武器“BBQブレード”、“BBQブレード”の設計図、経験値、医療キットのセットになっており、ゲーム序盤にビーチで目を覚ますシーンで追加される。さらに、レアなアイテムを格安で売ってくれる生存者も追加されるぞ。“ファッションパック”は、プレイヤーキャラクター5人分のコスチュームの詰め合わせ。こちらはオプションメニューから切り換えられる。オンライン協力プレイ時に同じキャラクターでプレイするフレンドがいた場合はどちらかが服装を切り替えることで第三者からの判別が容易になるぞ。
“BBQブレード”はガスバーナーと刃物を合体させたような武器で、敵を切りつけると同時に、時折発火させることができる。四肢の切断で相手の攻撃を制限しながら、炎による追加ダメージが望めるぞ。ただし、こんがり焼けた敵には気をつけよう。死体になっても燃えているので、触れれば自分もダメージを受けてしまうのだ。
本作には、前作で出現したゾンビたちに加え、新種のゾンビも多数登場する。ここでは、そんな新種のゾンビたちを紹介。どのゾンビも厄介な特徴を有しており、プレイヤーキャラクターたちに容赦なく襲いかかってくるぞ。
毒を持つ体の一部(内臓など)を自らえぐり取り、遠くから投げつけてくる危険度の高いゾンビ。動きは遅いので、攻撃を避けながら背後に回ることが可能だ。背中に背負っている容器を攻撃し、爆発させてしまおう。
一見溺死体かと思いきや、突然起き上がって攻撃してくる! というゾンビがドラウナー。集団で行動することが多く、水上ではプレイヤーキャラクターよりも素早く動くので、遭遇するとまず戦闘は避けられない。ボートに乗っている際は、そのエンジン音に反応するため、つかみ落とされないように注意しよう。
攻撃に対して強い耐性を持つゾンビで、肥大した腕による攻撃はまさに脅威! 動きは遅いので背後を取るのは容易だが、地面に拳を叩きつけると周囲にノックダウン効果が発生。背後にいても倒れてしまうので、要注意だ。
レスラーとは打って変わって、見た目の通りもろい体のゾンビ。すぐに倒せるが、特殊能力“絶叫”を近距離で聞いてしまうと、視界がぼやけて行動不能に。このあいだにほかのゾンビに囲まれると一気に大ピンチになってしまうので、見つけたら最優先で倒したい。
“ハブディフェンス”とは、本作からの新要素。島の各地に点在する拠点を、生存者たちといっしょに守るのが目的だ。拠点には定期的にゾンビが襲来するので、特定のサブクエストをこなして設備をパワーアップしていこう。また、生存者そのものの能力をアップする“チームクエスト”というものも存在。強固な拠点を作り上げ、凶暴なゾンビたちから守り抜け!
←いくらフェンスを張り巡らせても、複数のゾンビによる攻撃で破壊されてしまう。が、侵入を一定時間食い止めるだけでも、戦いは相当楽になるはず。画面右下のマップも参考にしながら、効率よくゾンビを撃退するのだ。
→ゾンビの襲撃は画面上部に表示された“敵の勢力”ゲージがなくなるまで続く。プレイヤー自身は倒されてもいいが、生存者がひとりでも倒されると失敗になってしまうぞ。生存者の体力は頭上にあるゲージで確認できるので、ゾンビに拘束されていたり、囲まれているのを見つけたら、早めに助けに行くべし。
最大4人でのオンラインマルチプレイが可能な本作。ボートでの水上移動や高低差を利用した戦術など、前作以上にバラエティ豊かな協力プレイを楽しめるぞ。また、プレイヤーの意思表示を簡単操作で行える新コミュニケーションシステムを新たに搭載。人や物、場所などの対象に応じて、アイコンやメッセージが自動で表示されるのだ。もちろん、前作同様、ボイスチャットも可能。円滑なコミュニケーションで協力プレイを楽しもう。
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