ポケコンを活用せよ

 本作の主人公、八汐海翔たちがつねに持ち歩いている7インチのタッチパッドデバイス“ポケコン”。プレイヤーは任意にそのデバイス呼び出すことができ、メールやミニブログといった各種アプリケーションを起動することができる。これが本作最大の特徴と言えるシステム“ポケコントリガー”だ。今回は、このポケコンで活用できる、さまざまな要素を紹介していく。

ツイぽ

フォローしている登場キャラクターのつぶやきや、ニュース情報を閲覧することができるアプリ。つぶやきに対して、返事を返すことで物語が進行していく。また、場合によっては、“あのキャラクターたち”のつぶやきを見ることができるかも!?

PHONE

その名の通り、ポケコンに用意された通話機能。ポケコンには、テレビ電話の機能が搭載されているため、遠くにいるキャラクターたちと音声だけではなく、映像つきで通話をすることができるのだ。

↑テレビ電話中は、3Dモデルのキャラクターがディスプレイ内でグリグリと動く。

居ル夫。

ストリートビュー、3Dマッチムーブアプリ。いわゆるA.R.アプリで、ポケコンのディスプレイ上に、ポケコンで撮影した映像に各種タグ情報や、3DCG映像が表示される。この機能を利用して、目の前にいるキャラクターにメイド服の映像を合成して、あたかもメイド服を着ているように観えるようにするといったことができる。

居ル夫。の機能を使って君島レポートを探索

“君島コウ”という人物が種子島中に残した“君島レポート”なるA.R.アノテーション(現実の映像や写真に合成表示される電子情報)。ポケコンを介さなければ発見することのできない、この“君島レポート”を発見するまでの一連の流れをここでは紹介していく。

↑とある場所で、居ル夫。を起動した際に、非常に小さなアイコンを発見した海翔。拡大してみると、それは赤い電源マークだった。好奇心に駆られ、アイコンをタッチしてみると、パスワードを求められる……。

君島レポートの内容とは……!?

←パスワードを入力すると、“君島レポート1”というファイルを入手する。その内容に、海翔たちは驚愕するのだった……!

君島レポート1

09/11/7

これは仮に私が殺されたときのための、バックアップとなるレポートである。私は何者かに脅迫を受けている。奴らは巧妙にみずからの存在を隠しているが、私は心理的精神的圧迫感を知覚しており、電磁波兵器で攻撃されている可能性が高い。あなたがこれを読んでいるのがいつのことなのかは分からない。あるいはすでにワン・ワールド・オーダーが成立してしまっているころかもしれない。いずれにせよ私はすでにこの世にいないだろう。そうなったときのために、私が知り得た事実をここに記す。

NASAは重大な事実を世間に公表せず隠蔽している。ユリシーズ計画は単なる太陽探査計画ではなかった。2000年11月に太陽の南極圏を調査した際、磁気活動に明らかに説明不能な状況が見られた。磁気単極子――SFでよく語られるモノポールに相違ない!――は間違いなくそこに存在していたのだ。しかしNASAはそれを事実無根だと笑い飛ばした。世界中のメディアを利用して徹底的なプロパガンダを行い、一部流出した事実は完璧に嘘だったと人々に認知させた。この情報操作の件から見て、背後にはタヴィストックが暗躍していることは間違いない。結局のところプロパガンダは成功し、2009年現在、モノポール発見の事実は都市伝説レベルに留まっている。だが太陽はすでに暴発寸前まで来ているのは紛れもない事実だ。科学的根拠により、2012年、2015年、2019年、2020年と連続して大規模な太陽嵐が発生し、地球と地球磁気圏に深刻な影響を及ぼす。嘘だと思うなら2012年以降に夜空を見上げるといい。地球上のあらゆる地域でオーロラが見られるはずだ。NASAは太陽嵐発生予報について詳細で深刻なデータを把握しているが、とある組織の圧力により隠蔽されるだろう。2012年以外の太陽嵐については“なかったこと”にされるのだ。この太陽嵐到来をテロ計画に用いる組織が現れるだろう。とくに2015年は特別大きい太陽嵐が来る。警告など無意味だ。告発しなければ止められない。世界中の誰も知らないまま、世界中に重大な危機をもたらす目に見えない力が太陽から到来することになるのだ。情報は一切与えられない。多くの人々は見殺しにされる。だがそれは引き金に過ぎない。混乱に乗じて、密かに、緩やかに、完膚なきまでに、人類社会を崩壊させる計画が実行されてしまう恐れがあるのだ。

キルバラッドON-LINE

通称“キルバラ”。ゲーム内に登場する人気テレビアニメシリーズ“機動バトラー ガンヴァレル”を題材にした、オンラインロボット格闘ゲームで、海翔がいつもプレイしている。タイミングよくボタンを押すだけというシンプルな操作で、実際にゲームをプレイできる。

↑プレイヤーが操作するロボットは、もちろんガンヴァレル。ゲームの勝敗によって、物語が変化することもあるぞ。

ド迫力の戦闘アニメーションが白熱のバトルを盛り上げる!

登場機体

ガンヴァレル

劇中に登場するアニメ“機動バトラー ガンヴァレル”と“キルバラ”に登場するロボット。

スナイデル

格闘戦主体のガンヴァレルにおいて異色の遠距離狙撃タイプ。接近戦にはめっぽう弱いが、ガンヴァレルに登場する機体で唯一、遠距離攻撃ができる。

スティングーマ

劇中に登場するアニメ“機動バトラー ガンヴァレル”と“キルバラ”に登場する空中戦が得意な異色のロボット。

ボルトヴァリアン

劇中に登場するアニメ“機動バトラー ガンヴァレル”と“キルバラ”に登場する超重量型のロボット。パワーファイタータイプで動きは鈍い。

スターラプター

剣を装備したスピード重視のロボット。格闘戦主体のガンヴァレルでは珍しく武器を持っている。

“機動バトラー ガンヴァレル”とは?

“機動バトラー ガンヴァレル”は、2012年から2015年までに計3シリーズが放映された架空のテレビアニメシリーズであり、2019年の時点で、“日本で作られた最後のロボットアニメ”。全155話。ブルーレイは全39巻(各巻4話ずつ収録)。ガンヴァレル以降、世界中でロボットアニメは1作も作られていない。放送終了後4年が経過しているがいまだに“神作品”と世界中で崇められ、「ガンヴァレルを超えるロボットアニメは作れない」とまで言われているほど。ガンヴァレル以降にロボットアニメが作られていないのもそんな理由による。

サブキャラクター紹介

瀬乃宮みさ希(ルビ:せのみや みさき)声:井上喜久子

あき穂のじつの姉で、種子島中央高校在学中にロボット研究同好会を設立した張本人。成績優秀、文武両道で、東京の大学を卒業後、世界的なロボット研究開発企業であるエグゾスケルトン社に入社。広報としてさまざまなメディアに登場したことで、その美貌と愛想のよさから、日本中のアイドル的存在になりつつある。故郷の島には6年以上帰ってきていない。

伊禮瑞榎(ルビ:いれい みずか)声:本田貴子

海翔たちが通う高校のOGで、元サーフィン部。サバサバとしていて男っぽい性格のお姉さん。怒らせたら怖い。現在は学校の近くにある実家のコンビニ“伊禮商店”で店番をしている。みさ希とは高校時代からの親友であり、海翔やあき穂とも仲がいい。

長深田充彦(ルビ:ながふかだ みつひこ)声:上田燿司

中央種子島高校の教師で、ロボ部の顧問。みさ希や瑞榎とは高校時代の同級生。体育会系で脳筋。難しいことも理系もわからない。根性論至上主義。そのわりに説教くさく、話が回りくどいが、どこか憎めないキャラクター。豆知識をすぐ披露したがるが、その内容はちっとも豆知識になっていない。いつも上から目線。

臼井薫子(ルビ:うすい かおるこ)声:沢田敏子

高い理想をもって教育に取り組んでいる、中央種子島高校の教頭。基本的には生徒のことを第一に考えている。だが、自分の理想の姿に沿わない生徒や、自分の理解できないことに対しては、ネチネチと嫌みを言って矯正させようとする堅苦しさもある。予算の件でロボ部とは犬猿の仲となっている。

藤田鉄治(ルビ:ふじた てつはる)声:福田信昭

偏屈でいつもムッとしていて近寄りがたい。“ロボクリニック”という、ホビーロボットや等身大ロボットの個人修理屋を経営しながら隠居生活中。ロボ部御用達で、工作用の機械などを貸したりもしている。

君島コウ(ルビ:きみじま)声:森川智之

種子島中に“君島レポート”を残した謎の男。そのほかの詳細は一切不明。

瀬乃宮健一郎 (ルビ:せのみや けんいちろう)声:小山武宏

あき穂とみさ希の父で、種子島宇宙センターの所長。穏やかで争いごとの苦手なおとなしい人物。ロボットアニメやプラモデルが大好きで、娘たちのロボット好きな性格に多大な影響を与えた。

長深田澄夫(ルビ:ながふかだ すみお)声:金尾哲夫

長深田充彦の叔父で、海翔が好んでなめている“スペースアメ”を作っている種子島の製菓会社社長。資金難にあえぐロボ部のスポンサーを引き受けてくれた。

日高宏武(ルビ:ひだか ひろむ)声:木下浩之

昴の父で、昔ながらのガンコオヤジ。種子島の漁業組合に所属しており、漁師として生計を立てている。ふだんは寡黙だが、怒ると激昂して手を出すことも。

ミスター・プレアデス声:???

東京で行われるホビーロボットの大会で2連覇を達成した、素性不明の謎の男。

澤田敏行(ルビ:さわだ としゆき)声:三木眞一郎

エグゾスケルトン社の幹部で、みさ希の上司。つねに冷静沈着で表情ひとつ変えず、何を考えているのか読み取れない不気味な人物。

天王寺 綯(ルビ:てんのうじ なえ)声:山本彩乃

JAXA研究開発本部に勤務する新人の研究員。いつもニコニコ、のんびりしていて無邪気そうな性格。だがたまに唐突に毒舌を吐くことも。目的のためなら手段を選ばず行動に出ることがあるため、友人などからは「暴走娘」や「暴走小町」と呼ばれていたほど。「目が笑ってない」とよく言われることがコンプレックス。

エンディングテーマはいとうかなことファンタズム(FES)

『ロボティクス・ノーツ』のエンディングテーマを担当するのは、科学アドベンチャーシリーズでおなじみの、いとうかなことファンタズムのふたり。作詞・作曲を志倉千代丸が担当し、いとうかなこが歌う『空の下の相関図』は2012年7月25日発売予定。作詞を志倉千代丸が担当し、ファンタズム(声:榊原ゆい)が歌う『鋼ノ鎧纏ウ、三百ノ大司祭』は2012年8月1日発売予定となっている。

空の下の相関図 歌:いとうかなこ 発売日:2012年7月25日発売予定 価格:1260円[税込] 鋼ノ鎧纏ウ、三百ノ大司祭 歌:ファンタズム(声:榊原ゆい) 発売日:2012年8月1日発売予定 価格:1260円[税込]

(C)MAGES./5pb./Nitroplus ※画面は開発中のものです。