『スパロボ』は、新旧のアニメやマンガから多数のロボットが集結する人気シミュレーションRPG。その完全新作となる『スパロボL』が登場! ニンテンドーDSでは、『スパロボW』、『スパロボK』に続いて第3作目となる。本作には、新規6作品を含む、全17のロボット作品が参戦している。ここでは、登場ロボットのド迫力の戦闘シーンや、洗練されたゲームシステムを分かりやすく解説していこう。
本作は、1話ずつステージをクリアーしながら、シナリオを進めていくことになる。シナリオの進行に応じて徐々に仲間が増えていくぞ。なお、戦闘中に敵を倒すと、経験値や資金を入手できる。経験値を入手することでパイロットのレベルがあがり、ステータスが上昇して強くなるのだ。機体は資金を使うことで改造でき、HPや装甲、武器の攻撃力などを高められる。こうして自軍を強くしていきながら、ゲームを進めていくのだ。
人類が宇宙進出して1世紀。 だが、それは平坦な道ではなかった。 核戦争による国家の再編、古代より甦りし"邪魔大王国"との戦争…。 地球での動乱は食糧危機を呼び、 コロニーからの食糧搾取は新たな対立を生み出した。
そして15年前… "セカンド・インパクト"と呼ばれる未曾有の大災害が事態をさらに悪化させる。 混乱する世界を背景に"ダリウス軍"、"加藤機関"、"ダンクーガ"などの正体不明の勢力が活動を開始。 これに対し、各国が行なった軍備増強とそれに伴う政策は再び宇宙居住者を間接的に苦しめ、 地球とコロニーのあいだに極度の緊張を生んだ。
5年前… 巨大生物"擬態獣"と人類の戦い"巨神戦争"が勃発。 人類は辛くも勝利を収めるも、人類どうしの争いは消えず、
3年前のコロニー側のテロをきっかけに地球とコロニーの全面戦争という最悪の結果を引き起こす。2年前… 1年数ヵ月にわたる戦争は地球側の勝利に終わったが、各国の防衛力は激減していた。 この機を狙って現れた"機械獣軍団"に対して人類はコロニー国家を含めた形で新たな国連を緊急結成、 "機械獣軍団"、"ミケーネ帝国"の撃退に成功する。
ようやく手に入れた安息の日々。 だが、その後、本格的に侵攻を始めた"ダリウス軍"、封印を破って復活した"邪魔大王国"の存在が さらなる軍備増強を迫り、現在に至るも人類は完全平和の道を歩みだせずにいた。
そしていま… 異世界からの来訪者との接触が新たなる戦乱の幕を開けようとしていた。
本作では、パートナーバトルシステムを採用している。これは、ロボットが2機ひと組となり、マップ上でひとつの"パートナーユニット"として戦えるというもの。片方のユニットがメイン、もう片方がサブとなり、メイン機体を中心に戦うことになる。なお、パートナーを組まないユニットは"シングルユニット"と呼ばれ、もちろんこの状態でも戦うことができる。前作の『スパロボK』にもあったシステムだが、本作ではさらに進化を遂げているのだ。
前作では、片方の敵機体を"集中攻撃"することしかできなかったが、メインどうしとサブどうしが攻撃し合う、"個別攻撃"が新たに追加された。メインもサブも攻撃力が高い機体で組ませれば、敵パートナーユニットを蹴散らすのに役立つだろう。強力なボス敵には"集中攻撃"、ザコどうしのパートナーユニットには"個別攻撃"と、うまく使い分けることで、戦いを有利に運べる。なお、後述の援護防御も、パートナーどうしで発動できる。
本作の新要素に、機体の能力値にプラス補正を加える"機体ボーナス"がある。好きな機体を2機組み合わせて戦う"パートナーユニット"を構成すると、この補正がパートナーにもおよぶ。機体ごとにボーナスの内容はことなるので、うまく組み合わせれば味方の戦力が大幅にアップするぞ。
1機のみで出撃した場合は、シングルユニットとなる。シングルユニットは、隣接する別のユニットから"援護攻撃"や"援護防御"を受けられるほか、1機で複数の敵を同時に攻撃できる"アタックコンボ"が使えるのが強み。機体によってはシングルユニットのほうが活躍できる場合もあるだろう。