NBAロサンゼルス・レイカーズ所属のディアンジェロ・ラッセルは、スローな独特のペースと間合いで勝負するバスケットボール選手。脱力したようなドリブルからスルスル抜いたかと思えば、相手チームが食いつけばフリーになった仲間にパスし、逆に警戒して距離を取ったらサッとシュートを決めてきたりする彼の巧妙なスタイルの源のひとつが、格闘ゲームの『鉄拳』シリーズにあることが明かされた。

 その秘密が明かされたのは、YouTubeのトークショー“The Backyard Podcast”にて。ラッセルはフェイントを織り交ぜながらペースの緩急で相手の逆をつく自身のプレイスタイルについて説明する中で、『鉄拳』のキャラクターであるエディがヒントになったと語った。

 エディは、『鉄拳3』から登場するカポエラ使いのキャラクター。ラッセルいわく、カポエラ流のステップで踏み込んだり離れたりしながらタイミングを見計らい、勝機を見出したら一気に攻撃に移るエディのファイトスタイルがバスケットボールの1on1にも有効なのに気がついたのだという。

 この説明には、同番組のホスト陣も「言われてみりゃわかるわ!」と思わず納得。ラッセルも「な、わかるやつはわかんだろ?」とご満悦気味だった。

 『鉄拳』シリーズはその幅広い人気の中でヒップホップアーティストやスポーツ選手にもファンを持ち、新作『鉄拳8』ではNBAミネソタ・ティンバーウルブズ所属のカール・アンソニー・タウンズとマイク・コンリーがプロモーション動画に出演している。

 なお『鉄拳8』でエディは、シーズン1の追加キャラクターとして春に配信予定となっている。