2024年2月3日(土)、山形県 やまぎん県民ホールおよびASOBI STAGE(ASOBI STORE)にて、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(以下、『シンデレラガールズ』)のユニットライブツアー“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 山形公演”が開催。本稿では、昼夜開催された公演の模様をお届けする。
なお、本ユニットライブツアーは、当初1月13日に石川県 本多の森北電ホールでの石川公演を皮切りにスタートする予定だったが、令和6年能登半島地震の影響により延期となったため、今回の山形公演が初日公演となる。
※本リポート内の写真は昼公演のものです。
出演者(敬称略)
- デア・アウローラ
- 飯田友子(速水奏役)
- 洲崎綾(新田美波役)
- レイジー・レイジー
- 藍原ことみ(一ノ瀬志希役)
- 高野麻美(宮本フレデリカ役)(※)
- ルビーカウンテス
- 河瀬茉希(桐生つかさ役)
- 山下七海(大槻唯役)
- 二ノ宮ゆい(八神マキノ役)
※高野麻美さんの“高”は、正しくは“はしごだか”。
昼公演:セクシーギャルズの『Gossip Club』、フォーリンシーサイドの『Gaze and Gaze』などをカバー。ソロ曲とともにアイドルの魅力をアピール
昼公演の開演前、デア・アウローラの速水奏と新田美波が登場して会場アナウンスを実施。ライブの幕開けを心待ちにしているプロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)たちを存分に煽りつつ、注意事項をバッチリ伝達していた。
その後は、キャスト陣がステージに登場し、Flamme Martiniの『レッドソール』を全員で披露。昼公演の開幕を華やかに飾った。
オープニングナンバーを歌い終えたところで、ソロ曲パートへ。まずは山下さんが『サニードロップ』を笑顔満点でキュートに歌い上げ、会場のボルテージを一気に上昇させる。続いて、高野さんによる『き・ま・ぐ・れ☆Café au lait!』。スローテンポなゆるかわソングでプロデューサーを魅了した後は、河瀬さんが『アタシガルール』を歌唱。スタンドマイクを用いながら妖艶かつ力強い歌声を響かせた。
ソロ曲パートの後は、デア・アウローラ(飯田さん、洲崎さん)による『Secret Daybreak』。両者の綺麗なハーモニーで会場のハートを鷲掴み。女神のようなユニット衣装による神秘的とも感じられるられじるパフォーマンスも相まって、観客たちは見惚れているようだった。
最初のMCは、ルビーカウンテスの山下さん、河瀬さん、二ノ宮さんが担当。山下さんが過去に山形県を訪れた際に購入した、芸事の福を呼ぶ将棋のお守りをいまでも大事に持っていることや、河瀬さんが限られた移動時間の中で、名産品であり自身も好きな漬物のお土産を購入していたところ、スタッフさんからすごい形相をしていたと伝えられた(ご本人はルンルン気分だったとのこと)話などが披露されていた。
MC後は、レイジー・レイジー(藍原さん、高野さん)による『クレイジークレイジー』。色っぽさ満点のふたりのステージで会場は魅惑される。続いて洲崎さんが『Voyage』を歌唱。透き通る温かい歌声が会場をやさしく包み込ん。二ノ宮さんからは『ノーチラスソナー -Nautilus Sonar-』が展開。伸びやかな歌声とスタイリッシュなパフォーマンスに観客は釘付けに。
さらに、セクシーギャルズの『Gossip Club』を藍原さん、河瀬さん、山下さんが披露すると、ボルテージは急上昇。つぎつぎと場所が入れ替わるフォーメーションダンスのもと届けられる美しいステージに随所で歓声が湧いていた。
ここで、レイジー・レイジーの藍原さんと高野さん、デア・アウローラの洲崎さん、飯田さんによるMC。2ユニットの衣装がふだんあまり着ない作りをしていたため、新鮮な面持ちでパフォーマンスできたと語られていた。また、山形のおいしい名産品についてプロデューサーたちとトークする場面も。
MCを終えた後は最終ブロック。ここでは、ルビーカウンテス(河瀬さん、山下さん、二ノ宮さん)の『Night Time Wander』からスタート。小気味いいテンポとともに届けられる爽やかかつ色っぽい同曲のパフォーマンスで観客を楽しませた。
ソロ楽曲としては、飯田さんからしっとりとしつつも前向きなバラード『if』、藍原さんから色気溢れるポップな『秘密のトワレ』が披露。また、フォーリンシーサイドの『Gaze and Gaze』を河瀬さんと二ノ宮さんがパフォーマンスする場面も。疾走感のあるメロディーラインに沿って、繊細かつかっこいい歌声が場内に響き渡ると、会場の熱気も大いに高まっていた。
本ブロックの終盤には、FrenchKisS(高野さん、飯田さん)が『ミステリーハート』を歌唱。フレッシュかつ艶やかな魅力のある同曲で会場を美しく彩った。
最終ブロックを終えたところで、最後のトーク。いつも以上に距離が近い会場ということで、プロデューサーたちの表情がよく見え、温かい声援も存分に受けることができたため、パフォーマンスしていて元気がもらえたとキャスト陣から語られた。
その後は、今回のユニットライブツアーのテーマソング『Come to you』を全員で歌い、プロデューサーたちと記念撮影。そして「これからも、アイマスですよ、アイマス!」コールに続いて、レイジー・レイジーの一ノ瀬志希と宮本フレデリカがプロデューサーたちに感謝の言葉を伝えたところで昼公演は締めくくられた。
“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 山形公演”昼公演セットリスト(敬称略)
- レッド・ソール(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
- サニードロップ(山下七海)
- き・ま・ぐ・れ☆Café au lait!(高野麻美)
- アタシガルール(河瀬茉希)
- Secret Daybreak(デア・アウローラ:飯田友子、洲崎綾)
- クレイジークレイジー(レイジー・レイジー:藍原ことみ、高野麻美)
- Voyage(洲崎綾)
- ノーチラスソナー -Nautilus Sonar-(二ノ宮ゆい)
- Gossip Club(藍原ことみ、河瀬茉希、山下七海)
- Night Time Wander(ルビーカウンテス:河瀬茉希、山下七海、二ノ宮ゆい)
- if(飯田友子)
- 秘密のトワレ(藍原ことみ)
- Gaze and Gaze(河瀬茉希、二ノ宮ゆい)
- ミステリーハート(FrenchkisS:飯田友子、高野麻美)
- Come to you(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
夜公演:色褪せない名曲を交えながら会場を存分に盛り上げる
夜公演では、ルビーカウンテスの桐生つかさ、大槻唯、八神マキノが開演前のアナウンスを担当。ライブに向けて気合十分といった様相で、元気よく意気込みを語りつつ、冷静に注意事項を届けていた。
ライブは、昼公演と同じくFlamme Martiniの『レッドソール』を全員で歌唱してスタート。間奏部分では各ユニットにわかれて見つめ合いつつのダンスを披露し、大人な同曲の魅力を存分にアピールしていた。
ソロ曲パートでは、山下さんが『Radio Happy』を披露。キラキラとしたアイドル全開の山下さんのパフォーマンスを、プロデューサーたちはコールやクラップをしながら楽しんだ。高野さんからは、『フレデリカ、猫やめるよ』が展開。コミカルなリズムとフレデリカらしいユニークな歌詞とともに進行していくステージに会場は夢中。
続く河瀬さんが『アタシガルール』をパワフルに歌い上げると、会場のボルテージは一段と上昇。その後は、デア・アウローラが『Secret Daybreak』を、息のあった歌声とダンスとともに披露して場内を大いに盛り上げた。
ルビーカウンテスの山下さん、河瀬さん、二ノ宮さんによる挨拶や山形トークを挟んだ後は、レイジー・レイジーの『クレイジークレイジー』で会場の熱が再び高められる。ソロ曲としては、洲崎さんが『ヴィーナスシンドローム』を披露。洗練された洲崎さんのパフォーマンスは見惚れるほど。プロデューサーたちも全力のコールで応えていた。
そして、二ノ宮さんによる『ノーチラスソナー -Nautilus Sonar-』。ハイテンポでかっこいい曲調が特徴的な同曲だが、二ノ宮さんのパフォーマンスからは力強さの中に優雅さも感じられた。その後は、昼公演でも披露された藍原さん、河瀬さん、山下さんによる『Gossip Club』が届けられた。
パフォーマンスを終えた後は、レイジー・レイジーの藍原さんと高野さん、デア・アウローラの洲崎さん、飯田さんがMC。ライブ前日にトークメンバーたちが地元の名産や地酒を堪能したエピソードなど、和気藹々としたトークがくり広げられていた。
最終ブロックでは、ルビーカウンテスの『Night Time Wander』から始まり、飯田さんによる『Hotel Moonside』へ。ヘッドマイクを身に着けた飯田さんのキレのあるパフォーマンスに場内は酔いしれた。藍原さんからは『PROUST EFFECT』が披露され、甘くハスキーな歌声に観客はメロメロ。ピンク色のペンライトを振りながら終始聴き入っていたようだ。
そして、フォーリンシーサイドの『Gaze and Gaze』を河瀬さんと二ノ宮さんがカバー。ときに見つめ合いながら、まっすぐな歌声を響かせた。その後は、FrenchKisSが『ミステリーハート』を歌唱。小悪魔な表情も見せながら、会場を最後まで沸かせた。
ステージを終えたところで、最後のMC。会場の規模が小さく公演時間もコンパクトで、かつプロデューサーとの距離が近いということで、ステージに立つにあたって緊張した面々もいたそうだが、声援を全身で浴びられたことで、楽しくパフォーマンスできたと振り返っていた。
そして、今回の公演を経て前向きに楽しい日常を過ごしてもらえたらとメンバーたちからメッセージが送られると、客席からは大きな声援と拍手が送られていた。
挨拶を終えたところで、ラストナンバー『Come to you』。ポジティブな気持ちになれる同曲をひとしきり楽しんだ後は、会場みんなで記念撮影。そして、「これからも、アイマスですよ、アイマス!」コールが実施され、昼公演と同じくレイジー・レイジーの一ノ瀬志希と宮本フレデリカがライブの感想を興奮気味に語ったところで、山形公演は終了となった。
“プロデューサーたちと繋がる”をテーマに、『シンデレラガールズ』のユニットが各地でパフォーマンスする今回のユニットライブツアー。その開幕となった山形公演では、会場規模や公演時間はコンパクトながら、昼夜ともにアイドルの魅力溢れるステージが存分に届けられた。
観客たちとの距離がいつもより近めということで、メンバーたちは緊張していたそうだが、それを感じさせないパフォーマンスと、プロデューサーたちの温かくも力強い声援によって、両公演とともに大きな熱気に包まれていた。
ユニットライブツアーは始まったばかりで、今後も全国各地で公演が実施されていく。各所でどのような盛り上がりを見せるのか、引き続き注目したい。
“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 山形公演”夜公演セットリスト(敬称略)
- レッド・ソール(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
- Radio Happy(山下七海)
- フレデリカ、猫やめるよ(高野麻美)
- アタシガルール(河瀬茉希)
- Secret Daybreak(デア・アウローラ:飯田友子、洲崎綾)
- クレイジークレイジー(レイジー・レイジー:藍原ことみ、高野麻美)
- ヴィーナスシンドローム(洲崎綾)
- ノーチラスソナー -Nautilus Sonar-(二ノ宮ゆい)
- Gossip Club(藍原ことみ、河瀬茉希、山下七海)
- Night Time Wander(ルビーカウンテス:河瀬茉希、山下七海、二ノ宮ゆい)
- Hotel Moonside(飯田友子)
- PROUST EFFECT(藍原ことみ)
- Gaze and Gaze(河瀬茉希、二ノ宮ゆい)
- ミステリーハート(FrenchkisS:飯田友子、高野麻美)
- Come to you(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)