『ロックマン』シリーズ第2作で、完成度の高さから屈指の人気に
1988年(昭和63年)12月24日は、ファミリーコンピュータ用ソフト『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』が発売された日。本日で35周年の節目を迎えました。
本作は、ジャンプやショットといった操作を駆使してステージを攻略していくアクションゲーム『ロックマン』シリーズの第2弾。ボスキャラクターのデザインを募集する“ボスキャラクターデザインコンテスト”も本作からスタートしました。筆者は、この『ロックマン2』からシリーズにハマり、つぎの『ロックマン3』からコンテストに応募をした覚えがあります。初代『ロックマン』から本シリーズをプレイして、『2』のボスに応募した人はかなりゲーマーとして目利きかもしれません。
マンガ『アイシールド21』や『ワンパンマン』で知られるマンガ家の村田雄介さんが『ロックマン4』のダストマンと、『ロックマン5』のクリスタルマンを送って採用されたのは有名な話ですが、『ロックマン2』で応募して採用されたのがどんな方なのか気になります。
登場するボスが6体から8体に増え、終盤のワイリーステージも6ステージとボリュームが増えたものの、パスワードによるコンティニューが実装されたり、任意のタイミングで体力を回復できる“E缶”が追加されたりしたことで、難度は下がった印象。とくにE缶はアクションが苦手な自分にはうれしい要素でした。
ボスを倒すことで入手できる特殊武器も全8方向に撃ち分けることができ、さらに燃費もいい“メタルブレード”を中心に強力なものが揃っていました。トラップを発見するのに役立つバブルリードや自分を守ることができるリーフシールドなど、後のシリーズをプレイしていて「リーフシールドがあればいいのになぁ」と思うこともしばしば……。そうそう、ライト博士が発明した“アイテム1号”、“アイテム2号”、“アイテム3号”が登場したのも本作からでした。
シリーズでも人気の本作は後のカルチャーにも影響を与え、平成にはエアーマンに苦闘しながら戦う『エアーマンが倒せない』や、『Dr.WILY STAGE 1』のBGMに歌詞をつけた『思い出は億千万』といった楽曲も生まれたりしました。
余談ですが、海外のバンドBit Brigadeをご存じでしょうか。ゲーマーであるメンバーのゲームプレイに合わせて、生演奏を行うという新時代のロックバンドです。その『ロックマン2』のライブは華麗なゲームプレイはもちろん、音楽のアレンジもめちゃくちゃ格好よくて惚れ惚れするので、ぜひチェックを。
『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』は、『ロックマン クラシックス コレクション』に収録されています。ミスをしても巻き戻すことができる“リワインド機能”が追加されており、誰でもクリアーできるようになっているので、当時は諦めてしまった人もトライしてみては?
※画面はニンテンドー3DS『ロックマン クラシックス コレクション』のものです。