『クライシスコア -FF7- リユニオン』1周年。感動的なストーリーはそのままに遊びやすさが向上。バトルもより熱く快適に【今日は何の日？】

by カワチライター

2023.12.13 00:00

HD化による圧倒的な没入感に感動

　2022年（令和4年）12月13日は、Nintendo Switch、プレイステーション5（PS5）、プレイステーション4（PS4）、Xbox Series X|S、Xbox One、PC（Steam）用ソフト『クライシスコア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』が発売された日。本日で発売1周年を迎えました。

『クライシスコア -FF7- リユニオン』1周年。感動的なストーリーはそのままに遊びやすさが向上。バトルもより熱く快適に【今日は何の日？】

　本作は2007年に発売されたプレイステーション・ポータブル用ソフト『クライシスコア -FFVII-』のHDリマスター版にあたり、『ファイナルファンタジーVII』の前日譚を描いた作品です。登場キャラクターをはじめとするすべての3Dモデルが一新され、フルボイス化しました。

　『ファイナルファンタジーVII』の7年前を描いたストーリーでクラウドの親友であるザックスを中心としたソルジャーの物語が描かれます。もともとの『クライシスコア -FFVII-』も当時の携帯ゲーム機としては十分ハイクオリティーなグラフィックでしたが、HD化によって生まれ変わったビジュアルは一見の価値あり。キャラクターの動きや表情、ミッドガルのリアルな背景が没入感を高めてくれます。

　今回のHDリマスターにあたり、各種UIやメニュー画面のデザインが『ファイナルファンタジーVII リメイク』に寄った雰囲気になったのも特徴。『ファイナルファンタジーVII リメイク』をクリアーしてから本作をプレイしたり、逆に本作をクリアーしてから『ファイナルファンタジーVII リメイク』をプレイする人も多いと思うので、雰囲気が統一されていたのはよかったです。

　画質の向上だけでなく、ゲーム部分にも数々の手が加えられています。“D.M.W（デジタルマインドウェーブ）”で同じ絵柄が揃ったときに発動するリミット技は、オリジナルでは強制的に発動しましたが、本作では好きなタイミング技で発動できるようになりました。

　本作では敵の大技が発動するときに“スキルパワーゲージ”が表示されるようになり、攻撃を当てることで必殺技を弱体および阻止できるように。いわゆるDPSチェックという感じですね。このおかげで、このゲージを削るためにリミット技を発動させるなど、戦略性が増しました。

　また、ザックスがバスターソードを入手すると、新たに追加されたアクション要素の“構え”と“強撃”が使用可能に。APを消費して“構え”を行なうことで、通常攻撃が威力の高い“強撃”か技アビリティに変化。敵の攻撃を受けてものけぞらないのを利用してのゴリ押しが可能で、アクションが苦手な自分にとってうれしい要素でした。