2023年11月6日、任天堂の青沼英二氏が、フランスの芸術文化勲章シュバリエに内定したと日本経済新聞電子版が報じた。
芸術文化勲章シュバリエは1957年に創設されたフランス文化通信省より与えられる勲章で、おもに芸術分野から受賞者が選出される。青沼英二氏は『ゼルダの伝説』シリーズ総合プロデューサーとして、近作では『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を手掛け世界的大ヒットに導いた。
本件に関して、任天堂は「『ゼルダの伝説』シリーズは青沼が開発に携わる以前から多くの開発者と関係者によって築き上げられてきたゲームシリーズであり、個人の功績のみで培われたものではございませんが、当社社員が名誉ある勲章の指名を受けたことは大変喜ばしいことだと感じておりますとコメントした。
日本人では過去に映画監督の北野武氏や大島渚氏、高畑勲氏、マンガ家の松本零士氏や鳥山明氏、高橋留美子氏なども受賞。2006年には同じく任天堂のゲームクリエイター・宮本茂氏も受賞している。
受賞となれば日本人ゲームクリエイターとしてふたり目の栄誉となる。
ゲームクリエイターに対する文化勲章の授与は、国内では2019年に文化功労賞が宮本茂氏に送られている。
［2023年11月7日16時15分追記］
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