インディーパブリッシャーTeam 17がサンフランシスコで先月開催したプレスイベントで、ミリタリー系ストラテジーゲーム『Classified: France '44』を遊んできたのでご紹介しよう。

 本作の対応プラットフォームはプレイステーション5/Xbox Series X|S/PCで、2023年の発売を予定している。なおプレイしたデモは英語だったが、製品版は日本語に対応予定。

D-デイ前夜のフランスを舞台にしたタクティカルゲーム

 本作の元ネタとなっているのは、第二次世界大戦期の多国籍特殊部隊“ジェドバラ”。ノルマンディー上陸作戦から始まる連合国軍側の反攻を成功に導くため、レジスタンス支援などを行っていたとされる。

 というわけでこのゲームが扱うのは、1944年フランスの、D-デイ(ノルマンディー上陸作戦の決行日)までの65日間だ。カウントダウンが着々と進むなか、プレイヤーは少数精鋭の部隊を編成・指揮してフランス各地でさまざまな工作活動を行っていくこととなる。

Classified: France '44
キャンペーンのミッション選択画面。D-デイへのカウントダウンと勢力状況が中央上部に示されている。

戦闘はXCOM系のターンベース

 各ミッションは、名作ストラテジーゲーム『XCOM』系のターンベースのタクティカルバトルとしてプレイする。キャラごとに毎ターン与えられるAP(アクションポイント)を使って移動や銃撃などのアクションを選択し、敵を倒しつつ目標(メインとサブの複数あることも)の遂行を目指すといった感じだ。

 ユニットどうしの位置関係が攻撃の成否などに影響するのも『XCOM』同様。遮蔽物で半身や全身カバーになる位置取りをしたり、各キャラが習得するさまざまなスキルを活用することで戦いを有利に進めていくことになる。

Classified: France '44

士気システムやステルス要素にも注目

 またヒットポイントだけでなく“士気”(Morale)へのダメージの概念があり、「制圧射撃で敵ユニットを釘付け(士気低下による無防備状態)にしてから別の方角から撃って倒す」といった戦術も可能だ。

 チュートリアルを兼ねた序盤をプレイした感じでは、工作員の潜入ミッションというテーマもあってか、ステルス要素の比重がそこそこ大きそう。

 まだ発見されていないミッション序盤では、見回りに来た警備をステルスキルし、さらに不審な物音を確認しにやってきた兵士も始末、といったことができた(ただし警戒度が上がっていくのでいずれ見つかる)。

Classified: France '44

 キャラの強化要素では、装備のカスタマイズとスキルツリー方式の能力カスタマイズが存在。ミッションによっては新キャラや追加装備が報酬になっていることもあるので、部隊の強化を目当てにミッションを選択するのもいいだろう。

Classified: France '44
Classified: France '44

 今回のデモではプレイできなかったのだが、製品版ではさまざまなシチュエーションに挑むチャレンジモードや、プレイヤーがミッションを自作できるエディターモードも搭載予定とのこと。

Classified: France '44