強く気高い女性主人公ライトニングの旅路

 いまから13年前の2009年(平成21年)12月17日は、プレイステーション3用ソフト『ファイナルファンタジーXIII』が発売された日。

『FF13』が発売された日。プレイヤーの判断力が試される“オプティマ”システムが楽しい。PS3のスペックで描写されるアフロのふわふわ感にも感動!【今日は何の日?】
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 『ファイナルファンタジーXIII』は使命を果たせなければ“シ骸”という魔物にされ、使命を果たしたとしてもクリスタルになる運命の“ルシ”になってしまったキャラクターの旅を描くストーリー。なお、主人公はライトニングという女性で、『X-2』のユウナなど前例はあるものの、女性主人公というのはシリーズファンを驚かせました。

 人智を超えた存在であるファルシのルシは、刻印と使命を与えられ、人類の敵として認定されます。このルシとなったライトニングたちは聖府から逃亡しながら生きる方法を探します。

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 本作は序盤から専門用語が多いので世界観を把握するのが難しいですが、序盤のビルジ湖のイベントでクリスタル化してしまったライトニングの妹・セラの姿を見て、この旅がとても過酷であることを認識した人も多いのではないでしょうか。セラの婚約者であるスノウの悲痛な声も悲しかったです。

 ライトニングを中心に女性は格好いい人物が多いのに対し、男性陣は情けない中年のサッズや弱気な少年のホープだったりするのも斬新でした。妹を助けようと行動するライトニングが「できるできないの問題じゃない」、「やるしかなければ やるだけだ」と言う力強い言葉を発したことに対し、ホープが「強いから そんなこと言えるんですよ」と返したシーンが印象的でした。主人公らしいライトニングも格好いいですが、人間らしい弱々しい部分を持ったホープも好きでした。そんなサッズやホープも中盤以降に自分を奮い立たせたり成長したりするシーンがあり、そういう部分も見ていて熱かったです。

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 また、当時の次世代機であるプレイステーション3で発売された本作はキャラクターが表情豊かになり、複雑な感情の顔も再現されるように。セリフは短く、表情だけで語るシーンも多くなったという印象がありました。また、サッズの髪型は特徴的なアフロなのですが、プレイステーション3のグラフィックだとそのアフロの質感がしっかり再現されていて、とってもふわふわでした。

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 バトルは過去作のジョブのような“ロール”を切り替えて戦う“オプティマ”システムが搭載されていました。スピーディーに敵の行動に対応する必要があり、スリリングでした。

 ただ、自分にはちょっと難しくて、イージーモードが追加されたXbox 360版を購入して、一度最初からやり直しました。イージーモードは後にアップデートでプレイステーション3版にも追加されましたが、Xbox 360版がキャラのボイスが英語音声だったので、Xbox 360版をクリアーしたあとにプレイステーション3版に再挑戦して結果として両方ともエンディングまで楽しみました(笑)。

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 バトルが難しかった印象のある『ファイナルファンタジーXIII』にあって、とくに強かったのはシド。『XIII』では聖府軍の遊撃部隊“騎兵隊”を率いる軍人として登場するシドですが、彼は戦闘中にロールを切り替えるため、こちらもロールを変えて対策する必要がありました。後半は“メタモルフォーゼ”を行ってさらに強力な攻撃をしてくるので何度もゲームオーバーになりました。

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 シリーズは続編の『ファイナルファンタジーXIII-2』でセラが主人公になり、3作目の最終章『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』でふたたびライトニングが主人公になりました。ライトニングがネコ耳を付けたり、「食べちゃうにゃん」というセリフを言ったりと、ちょっぴり衝撃でした。

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これまでの今日は何の日?

※本記事は、2021年12月17日にアップした記事を再編集したものです。