セガより2022年11月8日発売予定のNintendo Switch、プレイステーション5/4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)用ソフト『ソニックフロンティア』。

 超巨大ソニックバルーンが浮かんでいたりフォトスポットが用意されている東京ゲームショウ2022のセガブースでは、本作の試遊もできたのでそのプレイリポートをお届け。なお、ハードはPS5でプレイしました。

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「え、実写の草原にリアルソニックおる?」と感じるほどの美麗グラフィック。オープンゾーンの探索もソニックの速さがあれば快適

 今回の試遊では冒頭の15分がプレイ可能。ソニックが舞台となるスターフォール諸島で倒れているシーンから物語が始まります。

 まず驚いたのが、実際にモニターに映し出されたグラフィックの美しさ。ソニックの質感、降っている雨、オブジェクトなどとにかく繊細に描かれていて、まるでひとつの映画を見ているように感じました。

『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】
『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】
ソニックをもふもふしたい。

 映像美に見惚れているとすぐに操作ができるようになり、島を探索することに。オープンゾーンということもあり最初のマップもかなり広く感じましたがソニックの足があれば大丈夫。めちゃくちゃ速く移動できるため、ストレスがないどころか、移動しているだけでも爽快感があって気持ちいいのです。一生走っていられると思うほど。

 マップ中には古代遺跡にちなんだ謎解きやギミックも用意されています。ただただアクションをして進むだけでなく、それらをクリアーしないと先に進めないようになっているので、頭を使うパズル的なゲームジャンルへの“味変”も楽しめました。

『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】
『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】

 たとえばこちらの石像。石像の向きを合わせることで扉が開くようです。このくらいは簡単でしたが、進めば進むほど難問が待ち受けていると思うとワクワクが止まりませんね。

『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】
『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】

 そのほか、マップ中にはさまざまなアトラクション的な要素が散りばめられており、「あっちはなんだ?」と好奇心と冒険心を掻き立ててきます。アトラクションはスプリング台で飛んだり、レールを滑ったり、ホーミングアタックを駆使して駆け上がったりと多彩。基本的にはフィールドに設置してあるリングを拾っていけば自然と誘導されるため、スタイリッシュなプレイを簡単に実現できます。

 ただ、上下に移動する小さな足場を駆使してフィールド上部を目指していくギミックは、ソニックの速さゆえに勢い余って落っこちてしまうことも多々……。慣れればそこまで苦労はしないかなとは思いますが、細かな操作に少々不自由さも感じました。

『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】
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遺跡から目覚めた不気味な敵たちへ。音速で蹴られたことはあるかい?

 この島には遺跡から目覚めた不気味な敵たちが徘徊しています。小さな敵はもちろん、ときにはビルほどの巨大な敵も出現し、ソニックは持ち前のスピードを駆使して立ち向かいます。

 敵の背後に音速で回り込んだり、スピンからのホーミングアタック、目にも止まらない速さのキックで敵を翻弄。速すぎて敵を弄んでいる支配感があり、「“音”の速さで蹴られたことはあるかい(蹴る側)」と呟きたくなるほど。

 演出としてヒットストップはありますが、とにかくスピーディーでハイテンポな戦闘が楽しめました。ただただ攻撃するのではなく、相手によって異なる攻撃パターンに合わせてこちらも立ち回りを変えなければならず、ワンパターンな戦闘にならない印象でした。

『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】
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 また敵の攻撃をくらうと、これまで集めていたリングをドロップしてしまいます……が! そのとき、ソニックが妙な挙動を見せた後、リングが一瞬で画面上からなくなりました。

筆者「ん?」

『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】
この落ちたリングをまばたきの間に拾ってくれます。

 そうなのです。ソニックが一瞬で落ちたリングを回収しているのです。一瞬で拾ってくれるのが素早くお掃除している感じで、筆者的に最高に気持ちいいポイントでした。

 これまでの『ソニック』シリーズでは、リングをすべて失った状態でダメージを受けるとゲームオーバーになる仕様だったため、ソニックが自動でリングを回収してくれるシステムはかなりありがたいです。ソニックが拾えないような場所でダメージを食らうとどうかわかりませんが、通常のフィールドではかなりゲームオーバーになりづらくなっていると思います。

 そのほか、ゲームを進めていくとスキルポイントが貯まっていき、それを使うことでスキルを習得してソニックを強化できます。今回は“サイループ”というスキルを解放。

 サイループは、移動しながら△ボタンを長押しすることで、光の帯を残しながら移動することができるようになるスキル。この帯で囲みを作って解除することで、複数の敵にまとめてダメージを与えたり、離れているギミックを同時に起動したりすることができます。どんどんスキルが解放されていけば戦術の幅も広がりそうですね。

『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】
サイループ発動時の音がまた気持ちいい。

ソニックらしさをたっぷり詰め込んだ“電脳世界”!

 古代遺跡を解放することでプレイできる“電脳世界”では、コースを駆け抜けてゴールを目指す特殊なステージです。ここでは従来の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のように、決められた地点に向かってダッシュやジャンプを駆使してゴールを目指すというルール。

 ここは基本的には縦方向(奥方向)に向かう『ソニックアドベンチャー』っぽさも感じるステージでしたが、カメラ演出やあちこちに目がいってしまうステージ背景などが強烈な疾走感を演出しており、やはりソニックらしい爽快感が抜群でした。

 今回は“電脳世界”で筆者が気持ちよくなっている途中で終了。ゴールまで見たかった……。

『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】
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 ソニックの速さを要所要所でたっぷりと活かしたオープンゾーンの作品。アクションだけにとどまらず、謎解きやパズルなど幅広い要素を楽しめました。ソニックの速さから感じられる疾走感は写真ではなかなか伝わりにくいと思うので、会場を訪れた方はぜひセガブースに立ち寄ってプレイしてみてください!

 なお、展示物として巨大ソニックバルーンやフォトスポットなども設置されているので、こちらも忘れずにチェックを。

『ソニックフロンティア』TGS試遊レビュー。巨大ソニックが見守る下で、とにかく美しいオープンワールドを爆速で探検!【TGS2022】
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