安全かつ安心なインターネット環境を整えるための取り組みとして、今年で19回目となるSafer Internet Day 2022が2021年2月8日(現地時間)に開催される。同イベントを記念して、『Minecraft』にて新しいアドベンチャーが提供されることが明らかにされた。

 “CyberSafe: Home Sweet Hmm”と名付けられたこの約1時間のアドベンチャーは、子どもたちがインターネット上の一般的な脅威を認識し、情報や自分自身を守るための方法について、楽しく学べるコンテンツ。おもな対象年齢は7歳から12歳とのこと。

 本コンテンツは、2月8日より『Minecraft: Education Edition』のユーザーに向けて無料で提供され、3月より『Minecraft』のBedrock Editionのすべてのプレイヤーにも提供される予定だ。

教育版『マインクラフト』に新アドベンチャー“CyberSafe: Home Sweet Hmm”が無料提供。オンラインの安全性とサイバーセキュリティについて学べる

 『Minecraft: Education Edition』にインターネットの安全について学ぶ新ワールド“CyberSafe: Home Sweet Hmm”を開設するきっかけについてマイクロソフト Xbox プロダクト サービス部門コーポレート バイスプレジデント デイブ・マッカーシー氏は、「Xboxでは、テクノロジーとゲームは生活にプラスの影響を与えると信じていますが、何事もそうであるように、安全な使用方法についての理解および知識が不可欠です。子どもたちや初めてインターネットを使う人たちが、インターネットやオンラインゲームを安全に利用する方法を学ぶことは非常に重要であり、これらはその後の人生を通じて使える重要なスキルです」としたうえで、「青少年がインターネット上の一般的な脅威を認識し、自分と自分の情報を守るための戦略を立て、助けが必要なときにどこに行けばいいかを知ることができるよう設計されたものです。大好きなブロックの世界で遊びながら、ネットの安全について楽しく学ぶことができます」とその意図を說明している。

教育版『マインクラフト』に新アドベンチャー“CyberSafe: Home Sweet Hmm”が無料提供。オンラインの安全性とサイバーセキュリティについて学べる

 “CyberSafe: Home Sweet Hmm”という名前は、『Minecraft』の象徴である村人たちの、喋らずに 「うーん」と唸る親しみやすい音に由来しているとのこと。インターネットを安全に利用する方法を考えるために立ち止まるという行為も表現しているという。

 この新ワールドでは、サイバーセーフの基本原則を紹介し、インターネットをより安全に利用するための方法を紹介する。ひとり用のレッスンでは、インターネットの安全に関するシナリオが用意されていて、“クリックする前に立ち止まって考える”というひとつの指針に焦点を当て、子どもたちが十分な情報を得た上で判断できるよう支援する。

教育版『マインクラフト』に新アドベンチャー“CyberSafe: Home Sweet Hmm”が無料提供。オンラインの安全性とサイバーセキュリティについて学べる

 ゲームは、連絡先の身元確認やパスワードの保護、フィッシングの防止、詐欺の回避など、サイバーセーフティーの4つの柱に沿って進んでいき、4つのチャレンジにトライすることになるとのことだ。

教育版『マインクラフト』に新アドベンチャー“CyberSafe: Home Sweet Hmm”が無料提供。オンラインの安全性とサイバーセキュリティについて学べる
教育版『マインクラフト』に新アドベンチャー“CyberSafe: Home Sweet Hmm”が無料提供。オンラインの安全性とサイバーセキュリティについて学べる
教育版『マインクラフト』に新アドベンチャー“CyberSafe: Home Sweet Hmm”が無料提供。オンラインの安全性とサイバーセキュリティについて学べる