前作から100年後を舞台に、ロトの勇者の末裔である王子が冒険に旅立つ

 1987年(昭和62年)1月26日は、ファミリーコンピュータ用ソフト『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』が発売された日。本日で35周年を迎えました。

【ドラクエ】FC『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』が発売された日。パーティープレイを導入し、船での移動で世界の広がりを感じた2作目【今日は何の日?】

 前作『ドラゴンクエスト』から100年後を舞台にした『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』。自分がシリーズで最初にプレイしたのは『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』からで、初めて『II』に触れたのはスーパーファミコンでリメイクされた『ドラゴンクエストI・II』でした。そのため、図らずもゲーム内の時間軸通りに『III』→『I』→『II』とクリアーしたのですが、『II』から『III』をプレイした人は「そういう繋がりだったのか!」と、より仕掛けに驚けたはず。うらやましい……。

【ドラクエ】FC『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』が発売された日。パーティープレイを導入し、船での移動で世界の広がりを感じた2作目【今日は何の日?】
【ドラクエ】FC『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』が発売された日。パーティープレイを導入し、船での移動で世界の広がりを感じた2作目【今日は何の日?】

 その後『I』と『II』もオリジナルであるファミコン版をプレイしてみましたが、『I』は移動時にキャラクターの体の向きがつねに正面を向いている、いわゆるカニ歩きだったのに対し、『II』は体の向きが前、横、後ろを移動する方向に向くので、一気に進化したんだなぁと感じました。できればリアルタイムで体感したかったです。

 また、『I』はアイテムの“たいまつ”や呪文の“レミーラ”が無いと洞窟内が真っ暗。『II』ではこの仕様は無くなり、より遊びやすくなっていました。

 バックアップによる“冒険の書”は『III』から導入されたシステムで、『II』まではパスワードによるコンティニュー“復活の呪文”が採用されていたのでたいへんでしたね。いまならスマホで簡単に画面の写真を撮れますが、当時は紙に書き写すしかなく、そこも苦労するポイント。自分の字が汚くて読めなかったり、間違えて記入してしまって後悔した人もいるのでは。

【ドラクエ】FC『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』が発売された日。パーティープレイを導入し、船での移動で世界の広がりを感じた2作目【今日は何の日?】
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 ストーリーは、勇者によって竜王が倒されて平和な時代が続いていたところ、大神官ハーゴンの手先によってムーンブルクが滅ぼされるところからスタート。ムーンブルクから脱出した兵士がローレシア王にことの経緯を伝え、ロトの勇者の末裔であるローレシアの王子がハーゴンを倒すために旅立つというもの。

 船での移動が可能になったり、遠い地へ瞬時に移動できる“旅の扉”が初登場したりと、より広くなった世界を冒険することができました。

 旅の途中でサマルトリアの王子とムーンブルクの王女が仲間になりますが、サマルトリアの王子は何度もすれ違いになったあと、ようやく出会えたかと思ったら第一声がまさかの「いやー さがしましたよ。」で、脱力してしまった人も多いのではないでしょうか。

【ドラクエ】FC『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』が発売された日。パーティープレイを導入し、船での移動で世界の広がりを感じた2作目【今日は何の日?】
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 1対1で戦う形式だった『I』から、『II』では複数対複数の形式になり、戦略性が上がったのと同時に難易度も上昇。とくに後半の攻略はたいへんでした。ブリザードのザラキに怒りを覚えた人も多いはず(笑)。

 そんな『II』はスマートフォンやNintendo SwitchやPS4でプレイ可能。遊びやすくチューニングされているので、チェックしてみてください。また、『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』はタイトルからもわかる通り、本作と密接に関係した作品なので、合わせてプレイすると楽しいと思います。まだ遊んだことない人はぜひこちらもチェックを!

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