2021年10月2日・3日に埼玉県の“ところざわサクラタウン”にて、“日本・サウジアラビアeスポーツマッチ”が開催。eスポーツを通じて両国間の友好を深めることを目的のひとつとして行われ、2国間の戦略的パートナーシップをとりまとめた“日・サウジ・ビジョン 2030”のプロジェクトにも盛り込まれているイベント。
大会は“JAPAN ROUND”と“SAUDI ARABIA ROUND”の2回が予定されており、今回は第1回となる“JAPAN ROUND”が実施された。ちなみに、2大会を合わせた賞金総額は3,000万円となる。
競技種目は『eFootball 2022』、『グランツーリスモSPORT』、『THE KING OF FIGHTERS XIV』、『ストリートファイターV チャンピオンエディション』、『鉄拳7』といった日本国内のeスポーツシーンでも人気なタイトルが採用。事前に各国の選考会を潜り抜けたプレイヤーたちが、各国代表選手としてアツい戦いをくり広げた。
なお、結果はプロゲーマーらが目覚ましい活躍を見せ、全5部門で日本代表がサウジアラビア代表を圧倒。終わってみれば5-0で日本が完勝した。その模様は、日本eスポーツ連合 - JeSU 公式チャンネルのアーカイブをチェックしてほしい。
大会後、『ストV』部門代表のときど選手は「こういった交流によって僕らの技術を持ち帰ってもらい、もう一度練り直していただいたところに、自分たちがサウジアラビアに行って、どっちが強いかハッキリさせようというのができると思うので、それがすごい楽しみです」と語っていた。
ときど選手の言うように、今大会をきっかけとしてサウジアラビア選手はさらにレベルアップするはずだ。そうやって両国が切磋琢磨することで、お互いのeスポーツシーンがいい方向へ発展していくことだろう。次回、2022年に実施予定のSAUDI ARABIA ROUNDでは、どんな戦いがくり広げられるのか? いまから楽しみである。