Blizzard Entertainmentのアクションシューティングゲーム『オーバーウォッチ』で、近々クロスプレイ機能を実装予定であることが発表された。現在βテストを実施中で、正式化の際には全プレイヤーに金のトレジャーボックス(ルートボックス)が配布されるとのこと。

 クロスプレイ機能では、使用するプラットフォームの垣根を越えてマッチメイクしたり、チームを組んでプレイすることができる。

 なおクロスプレイはデフォルトで有効となる予定で、ライバル・プレイでは公平を期すためPC版プレイヤーとそれ以外の家庭用ゲーム機版を完全分離。ライバル・プレイ以外でのマッチメイクでも基本的に両者は分離されるものの、任意にチームを組むことも可能という形になっている(ただしPC版のマッチメイクプールに入る)。

  • ライバル・プレイ PC版と家庭用ゲーム機版を完全分離
    • PC版は従来どおりにPC版同士でのマッチメイク
    • 家庭用ゲーム機版は家庭用ゲーム機版同士でクロスプラットフォームなマッチメイクになる
  • ライバル・プレイ以外 基本はPC版と家庭用ゲーム機版で分離
    • 家庭用ゲーム機版プレイヤーは家庭用ゲーム機版プレイヤーとクロスプラットフォームにプレイする
      • ただし任意にPC版プレイヤーと家庭用ゲーム機版プレイヤーでチームを組むこともできる。その場合はPC版プレイヤーのマッチメイクに入る
      • PC版プレイヤーと組んだ場合はデフォルトでエイム(照準)アシスト機能がオフになる
    • PC版プレイヤーはPC版プレイヤーおよび、PC版プレイヤーとチームを組んだ家庭用ゲーム機版プレイヤーとマッチメイクする
  • クロスプレイをオフにした場合、クロスプレイをオフにした自分と同じプラットフォームの人とのみマッチメイクする
    • PC版ではクロスプレイの無効化はできない

 一方、クロスプレイに対応するため、家庭用ゲーム機版でも自分のプラットフォームのIDとBattle.net IDの紐付けが必要となる。これはクロスプレイを使用しない場合もBattle.netアカウントの作成&紐付けが必要となるそうなので注意が必要だ。

  • ゲーム中では基本はBattletag(Battle.netの名前)が表示されるようになる
    • フレンドリストやトップ500リストなどでは家庭用ゲーム機でのハンドルネームが表示される
  • リアルID(実名等)の表示はBattle.netの設定に準ずる
  • ゲーム内機能でフレンド追加する場合、Battle.netのフレンドとして追加される。そうしたくない場合はプラットフォーム側の機能で行う必要がある
  • クロスプレイをオフにするとBattle.netのフレンドは見えなくなる

 また、クロスプログレッション(経験値などのプラットフォーム間共有)はクロスプレイのローンチ段階では対応しないものの、将来的な対応リストには入っているようだ。