1998年4月14日 ゲームボーイライト発売

 いまから23年前の1998年(平成10年)4月14日は、任天堂からゲームボーイライトが発売された日。

 ゲームボーイライトは、携帯ゲーム機“ゲームボーイ”シリーズのバリエーションのひとつ。1996年に発売を開始したゲームボーイポケットの基本性能を継承しつつ、画面にバックライト機能を搭載しているのが最大の特徴。バックライトは本体上部にある本体の電源も兼ねる3点式スイッチによって、本体電源オフ→本体電源オン→バックライトオンと、任意に切り替えて使用することができる。暗がりで見やすくなるのはもちろんだが、明るい場所でのプレイ時も点灯させていたほうがモノクロ画面がはっきりと映し出されて見やすかったと筆者は記憶している。

ゲームボーイライトが発売された日。バックライトで暗い場所でも楽しめるモノクロ画面を採用した最後のモデル【今日は何の日?】_02

 本機では消費電力の改良に加えて、本体の小型化に伴って単四電池にシフトしていた使用乾電池を、より容量のある単三電池に戻したため、基本の稼動時間はバックライト点灯状態でもゲームボーイポケットより長くなっている。バックライトオンで連続約12時間、バックライトオフで連続約20時間も稼動できた。

 任天堂からのオリジナルカラーバリエーションは金と銀のみの2色と、ゲームボーイシリーズでもっとも少ないバリエーション。ゲームボーイライトの発売から半年足らずの1998年10月21日に、革命的なハード“ゲームボーイカラー”が発売になった影響か、2色で打ち止めになってしまった。海外ではゲームボーイライト本体自体が発売もされなかったこともあり、当時は幻のハードとなっていたようだ。

 ちなみに、ファミ通オリジナルバージョンの“スケルトン”も存在。これはファミ通500号記念イベント“ゲームサーカス 500 in 秋葉原”にて限定販売された“MODEL-F02”と呼ばれる本体。昔からのファミ通読者の中には、もしかしたらいまも持っている人がいるかもしれない。

ゲームボーイライトが発売された日。バックライトで暗い場所でも楽しめるモノクロ画面を採用した最後のモデル【今日は何の日?】_01

※[2021年4月14日]一部内容を初出時から更新させていただきました。

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