価格は標準セットが12万5800円

 この5月にサプライス発表されたVALVE INDEXは、Valve社によるVR向けオープンプラットフォームSteam VRに対応した最新のVRデバイスだ。Valve社と言えば、HTC社と共同開発してのHTC VIVEがつとにおなじみだが、今回発表されたVALVE INDEXは同社が独自で開発したヘッドセットとなる。

 2016年に発売されたHTC VIVEは、Valve社によると“世界でいちばん売れているVRのハードウェア”とのことだが、同社がHTC VIVEでの知見を活かして満を持して発売するのが、VALVE INDEXと言えるだろう。

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 海外では、6月に発売されたVALVE INDEXだが、このたび日本国内でも11月28日にデジカより発売されることが決定。本日(11月22日)より予約を開始した。価格は、ヘッドセットにコントローラーふたつ、ベースステーションふたつが同梱された“VALVE INDEX VR KIT”が希望小売価格12万5800円[税抜]などとなっている。HTC VIVEのコントローラーやベースステーションも利用可能なので、既存ユーザーにも配慮したラインアップとなっている。コントローラーやヘッドセットは単体でも発売予定だ。

 また、本日Valve社より発表された新作VRゲーム『Half-Life: Alyx』が、後日VALVE INDEX購入者に特典として配布される予定であるというニュースも飛び込んできている。

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VALVE INDEX価格

■VALVE INDEX
※ヘッドセット、コントローラーx2、ベースユニットx2 同梱
希望小売価格:12万5800円[税抜]

■VALVE INDEX HEADSET + CONTROLLERS
※ヘッドセット、コントローラーx2
希望小売価格:94800円[税抜]

■VALVE INDEX HEADSET
※ヘッドセット
希望小売価格:62800円[税抜]

■VALVE INDEX CONTROLLERS
※コントローラー
希望小売価格:35800円[税抜]

■VALVE INDEX BASE STATION
※ベースステーション
希望小売価格:19800円[税抜]

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VRに対するValveのノウハウを集結

 VALVE INDEXの情報公開に合わせて、日本で販売を担当するデジカにて、同デバイスのプレゼンおよび試遊の機会があった。プレゼンを担当してくれたのは、プロダクト部の井戸川淳氏。

 ユーザーにとって気になるのは、既存のデバイスであるHTC VIVEからどの点が進化したのかだと思われるが、井戸川氏はその違いを端的に“忠実度”だと明言。Valveでは、“VR体験をしたときの違和感を払拭したい”との思いから、忠実度をより高めているのだという。忠実度を高めるための取り組みとしては、ビジュアルやオーディオはもちろんのこと、操作性や装着時の心地よさなど多岐にわたる。まあ、丸めて言えば、いささか月並みな表現ながら、すべてにおいてワンランクアップしたということなのだろう。

 まずビジュアル面では、VALVE INDEXは、1440x1600のRGB LCDを2枚ヘッドセットに採用。従来まで採用していたOLED(Organic Light Emitting Diode)に比べて、サブピクセルが50 %多く、同様のレンダリングコストでよりシャープなビジュアルを提供することが可能になったという。

 また、VALVE INDEXのディスプレイは、120Hzで動作するという、より高いフレームレートを誇る。残像も、フレームレートによるが、0.330msから0.530ms と少なく、体が静止したままの状態でVR が稼働していても、画像をシャープに保つことが可能。これは第一世代のPC向けVRヘッドセットと比べて5倍に改善されている。HTC VIVEよりも20度広い視野角も、臨場感を高めている。

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 オーディオ面で目を惹いたのが(というか、耳に印象的だったのが)、スピーカーが耳に接触しないオフイヤースタイルを採用している点。頭と耳の形状にとらわれることなく、より自然な形で音響を体験するようにデザインされているという。「日常的な音声のように、自然な感覚で聞き取れますよ」とのこと。実際のところ、このオフイヤースタイルというのがまさに秀逸で、ヘッドフォンにつけていないがゆえに自然に聞き取れる。ある程度長い時間プレイしていても、快適さは損なわれないのでは……と思われる。ちなみに、ハタから見ていても音はほとんど聞こえないというスグレモノ。

 操作で特筆すべきは、87個のセンサーに対応していること。「手の位置や指の位置、動き、圧力を追跡する」とのことだが、端的に言うと、指の動きを認識してくれる。さらに、ハンドストラップを採用することで手を広げた状態を維持することも可能になったのも、新たなゲームプレイの実現につながりそう。

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 とても興味深かったのが“Frunk”だ。Frunkというのは、ヘッドセットのフロント部分にあるコンパートメントの愛称で、USB 3.0 Type-Aポートが設置。拡張デバイスの開発などに利用できるという。詳細に関しては、近日公開予定とのことだが、フロント部分を電飾で表示するといった外部の拡張から、ゲーム自体にアプローチする内部への拡張も可能らしい。拡張機能を持つVRデバイスはあまり例がないので、クリエイターにとっては刺激的な機能なのではないだろうか。

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USB 3.0 Type-Aポートが設置され拡張が可能。ちなみに前面にはレンズもついており、AR的な使用もできるのかもしれないなあ……とうかがわせる。

 拡張性に関連してユニークだと思われたのが、ヘッドセットやコントローラー、ベースステーションのCADファイルが公開されること、これはどういうことかと言うと、Valveの許可さえあれば、ヘッドセットやコントローラーなどの外観を自由にカスタマイズできるのだ。こちらはおもにアミューズメント施設用の施策だと思われるが、Valve INDEXをコンテンツの世界観に見合った外観にできるというわけ。HTC VIVEがアミューズメント施設で多く活用されているのはご存じの通りだが、こういったところにもノウハウの知見が生かされていることがうかがえる。

 というわけで、デジカから提供された資料をもとに、VALVE INDEXのおもな特徴を列記しているので、気になる方はチェックされたし。

装着して快適。人にやさしいVRデバイス

 デジカの井戸川さんによるプレゼンのあとは、実際にVALVE INDEXを触らせていただいた。プレイできたのは、Steam VRにて無料配信されている『Aperture Hand Lab』(※公式サイトはこちら)。目の前に出現するロボット(の手)の動きを真似したり……といった、おもにValve INDEXの新機能である指の動きの認識にフォーカスしたデモ。Valve INDEXの性能をギリギリまで引き出したデモというわけでもないが、ロボットのパフォーマンスをなぞったりと、それはそれで楽しい。とくに「おおっ」とテンションが上がったのは、引き出しに入った封筒を掴んだり、その封筒を指でつまんで封を開けるくだり。VRでのプレイもここまで来たんだなあ……と思わせる。

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 オフイヤースタイルのスピーカーも極めて快適。「耳に接していないから、ちゃんと聞こえるのかしら……」と、当初は少し疑問だったのが、いざ試してみるとこれが快適。とてもナチュラルで……といっても、それは耳に接していないんだから当たり前の話なのだが、とにかく音がすんなりと耳に入ってくる。端で体験している人を観察していても、音漏れはそんなにしてこないから、部屋でほかの作業をしていてもあまり気にはならないだろうと思われた。イベント会場のような、まわりの音がうるさいところでプレイするとどうなるかは気になるところだが……。

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 あと、特筆すべきは、装着感がとにかく快適なこと。代を重ねるごとにかぶり心地がよくなるVRデバイスであるが、Valve INDEXも本当に快適。メガネをかけていても一切気にならない。初めてHTC VIVEが登場したときの、あの締め付けるような感覚がウソのようで……、おっと失礼。このへんにもValveのノウハウがうかがえる。ビジュアルといいオーディオといい、装着感といい、Valve INDEXはプレイヤーを疲れさせない快適なデバイスに仕上がっていることは間違いない。

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前職からお知り合いのデジカのスタッフの方にも協力していただきつつ、撮影。VALVE INDEXの魅力を改めて実感されたようです。

 となると、気になるのがValve INDEXに要求されるPCのマシンスペックだが、井戸川氏に「HTC VIVEとどれくらい違いますかねえ?」と、素人まる出しの質問を投げかけたところ、「HTC VIVEと同等か、ちょっと上くらいのスペックですかねえ」とのお返事。Valveが提示する最低動作環境スペックと、推奨スペックは以下の通り(サポートページからの転載)。

■最低動作環境

  • OS: Windows 10, SteamOS, Linux
  • Processor: Dual Core with Hyper-Threading
  • Memory: 8 GB RAM
  • Graphics: Nvidia GeForce GTX 970 / AMD RX480
  • Network: Broadband Internet connection
  • Additional Notes: Available DisplayPort (Version1.2) and USB (2.0+) Port required

■推奨動作環境

  • Processor: Quad Core+
  • Graphics: Nvidia GeForce GTX 1070 or better
  • Additional Notes: Available USB (3.0+) Port required for Headset Pass-Through Camera

 なお、Valveでは、VALVE INDEXの購入を検討しているユーザーに対しては、利用しているPC環境が適しているかどうか、以下のふたつのツールでチェックすることを推奨しているとのことなので、まずはご確認を。

※Are You Ready for Valve Index?
※SteamVR Performance Test

 また、冒頭で触れた通り、Valve INDEXは11月28日発売で、本日(11月22日)より予約受付中。現在Valve INDEXの取り扱いを予定している店舗は以下の通りだ。

<公式オンラインストア>
Degica FAN

<各販売ショップ> *五十音順
・イートレンド
・ツクモ
・ドスパラ
・パソコン工房
・ビックカメラグループ(ビックカメラ、ソフマップ、コジマ)
・無線パーツ

VALVE INDEXのおもな特徴

■最適化されたピクセルレイアウト
 ヘッドセットに採用された1440x1600x2枚のRGB LCD は、OLED に比べてサブピクセルが50%多く、同様のレンダリングコストでよりシャープなビジュアルを提供することが可能になった。これに加え、OLED に比べ3 倍優れたフィルファクターが、スクリーンドア効果を減少させる。

■より高いフレームレート
 120Hzで動作するVALVE Index ヘッドセットは、90Hz動作への後方互換性があり、試験的な144Hzモードも搭載されている。より高いフレームレートがリアリズムと視覚的な安定性を向上させ、長時間でも快適なセッションを実現する。

■極めて少ない残像
 VALVE Index のディスプレイは0.330ms から0.530ms (フレームレートによる)と残像が少なく、体が静止したままの状態でVR が稼動していても、画像をシャープに保つ。第一世代のPC VR ヘッドマウントディスプレイに比べて、5 倍に改善されている。

■最適化された視野角
 視野角を向上するためには、可能な限りレンズを瞳に近づけることが効果的。物理的に調整可能なIPD (瞳孔間距離) と瞳の間隔(レンズから瞳の距離) で、視野角を最適化することができる。これらの機能とデュアルエレメントレンズ、そして斜度のある光学レンズにより、VALVE INDEXではHTC VIVEよりも一般的に20 度広い視野角を提供する。

■デュアルエレメントレンズ
 VALVE Index ヘッドセットに装備されたレンズは、端から端までの鮮明さを全面的に失うことなく、視野角を最大に広げる。高い幾何学的安定性で、頭部だけでなく目を動かすことで輪郭を弯曲させることなく、周囲を見渡すことができる。

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■斜度のある光学レンズ
 ヘッドセットの各レンズ/ディスプレイアセンブリをユーザーの目に対して水平ではなく、外側に向かって5度傾いている。これにより、内側の視野角バランスを調整しながら外側の視野角を広くすることができる。

■体験を快適にする人間工学
 個人で異なる頭のサイズ、顔の角度、耳の位置に合わせて、VALVE Indexを調整。IPD(瞳孔間距離)、アイリリーフ調整により、より快適な体験環境を整えることができる。

■抗菌性素材
 頭と顔に接触する部分の素材は織り込まれた高品質な柔らかい素材で抗菌性があり、簡単に掃除できる。人間工学的にデザインされたパッドは、装着時の圧力を均等に分散させ、長時間の装着でも疲れにくい快適な体験を提供する。

■素早く交換できるフェイスパッド
 ヘッドセットについているクッションパッドは磁気で固定されているため、簡単に取り外し清掃や交換をすることができる。

■Frunk
 VALVE Indexは、実際に体験するだけではなく、より深い開発を可能にするデバイスでもある。フロントに設けられたFrunkという愛称で呼ばれるコンパートメントには、USB 3.0 Type-Aポートが設けられており、サードパーティーによる拡張デバイスや自社拡張デバイス開発などに利用できる。仕様・詳細については、近日公開予定。

■技術ファイルの公開
 より自由な体験を生み出してもらくべく、Valve Index VRシステムを構成する主要製品(ヘッドセット、コントローラー、ベースステーション)について、Creative Commonライセンスのもとで、CADファイルを公開。これらのリソースで設計、作成したものを販売することも可能(事前にValveへの申請が必要)。

■最適化された革新的なオフイヤー音響ソリューション
 VALVE Index に搭載されているスピーカーは耳に接触しないまま音響がフリーに流動するオフイヤースタイルを採用。頭と耳の形状にとらわれず、より自然な形で音響を体験するようデザインされている。このスピーカーデザインにより音響が大きく溢れ出すことで、バーチャルサウンドの音源が頭の中からでなく、日常的な音声のように、自然なヒアリング環境で感じ取れるようになる。

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■長時間でも快適に
 従来の製品のように物理的な接触がないため温度が上がらず、長時間の使用時も快適性が向上。ヘッドフォンの圧迫感や物理的な痛みから開放される。各スピーカーの位置は、いちばん聞き取りやすい場所へ自由に調整をすることが可能。オーディオスイートスポットへと簡単に調整できる。

■ウルトラニアフィールドフラットパネルスピーカー
 VALVE Index のハニカムパネルスピーカーのドライバーは、180 度に近い発散パターンでも、周波数帯をすべてカバーする。このため、音響の品質を損なうことなく、多様な耳と頭の形状に対応することができる。

■自然な直接入力
 現実世界と同じように、環境、物体、そして人々との新しい関わりかたを実現させることができる、新しいセンサー入力によるコントローラーは、87個のセンサーを使用して、手の位置、指の位置、動き、圧力を追跡。指の動きを緻密に捉えた自由な動きを反映させる。コントローラーは絶えず再調整を行い、手のサイズと変化する皮膚の静電容量に合わせる。

■手を広げた状態でのインタラクション
 従来型ではつねにコントローラーを握るスタイルとなっており、これが制約にもつながっていた。VALVE Index コントローラーでは、ハンドストラップを採用することにより、手を広げた状態で物体を落としたり投げたりすることができる。ストラップは簡単に固定できるためコントローラーをつねに握る必要がない。ストラップは抗菌性で吸湿発散性があり、手入れが簡単にできるファブリックで作られている。

■標準的なインプットとトラックボタン
 各コントローラーのメインボディには、握力を感知するセンサーと振動ユニットが、表面にはボタンとタッチセンサーを内蔵したトラックパッド、スクロールホイール、各種ボタンが備えられている。VALVE Index対応タイトルだけでなく、既存のVRタイトルでも利用できる。

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■ジェスチャーをキャプチャするサブミリメートルの解像度
 現在世界でもっとも使用され、業界を牽引するSteamVRプラットフォームを提供するValveが提供するベースステーションは、VRで必要となる追跡技術をさらに改善した。新しいシングルローターの設計により、前世代として比較して400%広いプレイスペースを捉えることが可能となり、より広い設置角度設定とより広いプレイエリアを捉えることができるようになった。また、ベースステーションを追加することにより、最大10m×10mまで拡張が可能だ。

■動作を捉えるサブミリメートルの解像度
 ヘッドセットとコントローラーを追跡するための固定レーザーが1秒間に100回掃引される。これにより、どのような姿勢でも的確に捉えることが可能に。特定の物体を基準に位置を算出する画像認識よりも確実性が高く、シームレスで違和感のないVR体験を実現する。

■ほかのIRデバイスとの共存
 単一コード化されたレーザーと無指向性ウィンカーにより、VALVE Indexのベースステーションは、ほかのIRデバイスとの共存が可能になる。デプスカメラを使用する手法やモーションキャプチャーシステムからの耐性が向上する。

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VALVE INDEX 製品仕様

フルセット

ディスプレイ デュアル1440 x 1600RGB LCDディスプレイ
(フルRGB /ピクセル、超低残光グローバルバックライト照明(144Hzで0.330ms))
対応フレームレート 80Hz / 90Hz / 120Hz / 144Hz
光学 ダブルエレメント、傾斜レンズデザイン
視野(FOV) 最大 約130°
瞳孔間距離(IPD) 58mm〜70mmの範囲の物理的調整
人間工学的調整 ヘッドバンドサイズ(後部クレードルアダプターによる調整を含む)、アイレリーフ(FOV)、瞳孔間距離(IPD)、スピーカー位置調整
接続 5mテザー、1mブレークアウェイトライデントコネクタ。USB 3.0、DisplayPort 1.2、12V電源
トラッキング SteamVR 1.0および2.0ベースステーションと互換性のあるSteamVR 2.0センサー
''オーディオ '内蔵 : 37.5mmオフイヤーバランスモードラジエータ(BMR)、周波数応答:40Hz - 24KHz、インピーダンス:6Ω、SPL:1cmで98.96 dBSPL、外部出力端子 : 3.5mmのステレオミニプラグ端子
マイクロフォン デュアルマイクアレイ、周波数応答:20Hz〜24kHz、感度:-25dBFS / Pa @ 1kHz
カメラ ステレオ960 x 960ピクセル、グローバルシャッター、RGB(バイエル)
システム要件 
▼最小構成
<OS> Windows 10, SteamOS, Linux
<RAM> 8 GB+
<GPU> NVIDIA GeForce GTX 970以上 または AMD Radeon RX480以上 DisplayPort(version1.2以上)+USB(2.0以上)必須 ※HDMIはサポートされていません
<CPU> ハイパースレッディング搭載、またはそれ以上の機能搭載。デュアルコア以上
▼推奨
<CPU> クアッド・コア以上のCPU
<GPU> NVIDIA GeForce GTX 1070以上
<USB> 3.0以上(ヘッドセット装着のカメラを使用したパススルー利用時に必要)
上記は製品ホームページで記載されている簡易的なスペックの表記になります。
ご利用予定のPCスペックがValve INDEXの動作環境を満たしているかを事前に確認するために、Valve INDEXホームページにて提供している、
動作確認用ツール「Are You Ready for Valve Index」、ならびにSteam経由で提供している「Valve INDEX Performance Test」を行うことを強く推奨いたします。(どちらのソフトウェアも無料で提供)
同梱物(フルセット時)
・Valve INDEX ヘッドセット(専用ケーブル・フェイスクッション・頭部クッション付属) × 1台
・Valve INDEX ヘッドセット用接続ケーブル(PC側DisplayPort, USB3.0, ACアダプターへ接続) × 1本
・Valve INDEX ヘッドセット用 後頭部クレードルアダプター × 1個
・Valve INDEX 専用コントローラー 本体(フィンガートラッキング対応) 左手用 ×1台 + 右手用 ×1台
・コントローラー用USBケーブル(USB type-C to USB type-A) ×2本
・コントローラー用ストラップ ×2本
・Valve INDEX ベースステーション 本体×2台
・Valve INDEX ベースステーション専用 電源ケーブル ×2本
・Valve INDEX ベースステーション専用 ACアダプター ×2台
・Valve INDEX ベースステーション専用 スタンド × 2台
・クリーニングクロス
・ドキュメント(セットアップガイド/安全、メンテナンス、規制、保証および規約に関する情報)"

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コントローラー

インプット Aボタン、Bボタン、システムボタン、トリガー、サムスティック、フォースセンサー付きトラックボタン、グリップフォースセンサー、フィンガートラッキング、IMU
人間工学 ピボット付き抗菌ストラップ
接続 USB type-C / 2.4GHzワイヤレス
触覚 HD LRA
バッテリー持続時間 約7時間
バッテリー仕様 900mA急速充電/1100mAh リチウムイオンポリマーバッテリー
トラッキング SteamVR 1.0および2.0ベースステーションと互換性のあるSteamVR 2.0センサー
追跡 Valve INDEX 1.0および2.0ベースステーションと互換性のあるValve INDEX 2.0センサー

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ベースステーション

範囲 7m
視野 160° × 115°
拡張性 最大4つのベースステーション、 最大10m×10mのプレイスペース
電源 12V

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