入国審査ゲーム『Papers, Please』などで知られるLucas Pope氏が、新作『Return of the Obra Dinn』を2018年10月18日にPC/Mac向けに配信することを発表した。

 Steam/Humble Store/GOG.comで配信される予定で、参考までに米ドルでの価格は19ドル99セント。なおゲームは日本語にも対応する予定だ。

 『Return of the Obra Dinn』の舞台は、1807年のイギリスのファルマス港。プレイヤーは東インド会社の保険調査員として、消息を絶ってから5年後に同港に漂着した商船オブラ・ディン号の調査を進めていく。

 ゲームとしては一人称視点のアドベンチャーゲームとなっており、グラフィック的に往年のクラシックなゲームを想起させる1ビットカラー(2色)のディザリングがバリバリに効いたグラフィックを採用しているのが特徴。

 カギを握るのは、死者の最期の時を再生できる魔術的アイテム。プレイヤーはこれによって時間が静止した死者それぞれの最期の光景の中を歩き、この船に何が起こっていたのかを推察していくことになる。

『Return of the Obra Dinn』漂流船オブラ・ディン号の最期に秘められた謎を追え。『Papers. Please』作者による新作が10月18日にいよいよ配信_01
『Return of the Obra Dinn』漂流船オブラ・ディン号の最期に秘められた謎を追え。『Papers. Please』作者による新作が10月18日にいよいよ配信_02

 なお本作、本誌で以前ご紹介したように、GDC 2016で出展されたものをベースにしたデモ版がitch.ioで公開中だ。デモは英語のみだが、その異様な雰囲気の片鱗は十分に味わえるかと思うので、気になる人はトライしてみて欲しい。