Archipel(アルシペル)は、日本のさまざまなクリエイターに取材し、YouTubeなどで英仏字幕付きで海外に発信するドキュメンタリーシリーズ。本誌ではかつてtoco toco tvという名称だった頃に何度かエピソードを紹介したので、その映像をご覧になった人も多いかもしれない。

 そしてその最新エピソードとして、『428 〜封鎖された渋谷で〜』や『タイムトラベラーズ』などの作品で知られるゲームデザイナーのイシイジロウ氏をフィーチャーした回が公開中だ。

 映像は約14分で、同氏が住むという吉祥寺や同氏の作品にしばしば登場する渋谷を舞台に、元来のアニメや映画業界への興味にはじまり、やがてストーリーテリングの方法としてゲーム開発を見出し、キャリアを積んでいく様子が語られていく。

新たなストーリーテリングの方法を求めて。『428』イシイジロウ氏がキャリアを振り返りつつ、今後の展望を語るインタビュー映像が公開中_03
新たなストーリーテリングの方法を求めて。『428』イシイジロウ氏がキャリアを振り返りつつ、今後の展望を語るインタビュー映像が公開中_02

 映画学校に通おうとしていた頃にアルバイトとして『イミテーションシティ』に関わることになったデータウエスト時代や、日経映像所属時代に手掛けた『Little Lovers 2nd』など、一般的に知られているチュンソフト時代以前のエピソードも多数。

 また『428 〜封鎖された渋谷で〜』や、その象徴的な存在である渋谷という街への思いはもちろん、プロデュースを行った『極限脱出 9時間9人9の扉』や『TRICK×LOGIC』などの作品や、レベルファイブ移籍後の『タイムトラベラーズ』、そして『Under the Dog』などのアニメ作品、さらに独立後に抱いている今後の展望にいたるまで語られており、ファン必見の内容と言えるのではないだろうか。

新たなストーリーテリングの方法を求めて。『428』イシイジロウ氏がキャリアを振り返りつつ、今後の展望を語るインタビュー映像が公開中_01
新たなストーリーテリングの方法を求めて。『428』イシイジロウ氏がキャリアを振り返りつつ、今後の展望を語るインタビュー映像が公開中_04