40年前にリリースされたゲームもリアルタイムでプレイできる“時空の狭間のゲームコーナー”!

 2018年2月10日〜11日、千葉・幕張メッセにて開催された、ゲームファンとゲーム大会の祭典“闘会議2018”。同イベントの定番ブースのひとつとなっているレトロゲームエリアは、堅苦しさを感じることなく、過去の名作ゲームの数々に触れられる空間として、一層洗練されたものになっていた。

※前回のブースリポート

 おなじみの巨大ゲーム史年表。来場者が、当時の思い出やゲーム史にまつわる補足情報を付箋に書いて貼っていけるのだが、今回は“世代によって使用する付箋の色をかえる”というプチルールが追加されたことで、ゆるやかなカラー・グラデーションが生まれていた。

ゲームプレイの真っ最中には“レトロ”も“最新”もない!!  “レトロゲームエリア”リポート【闘会議2018】_01

 ゲーム好きのお部屋風のセットが組まれたステージ“レトロゲームの部屋”。第一線で活躍するゲームクリエイターなどをゲストに迎え、開催期間中つねにトークやゲーム実況が行われていた。

ゲームプレイの真っ最中には“レトロ”も“最新”もない!!  “レトロゲームエリア”リポート【闘会議2018】_02

レトロアーケードゲームのフリープレイ

 レトロPC・ゲーム、アーケード基板・筐体の販売買取ショップ“BEEP”の協力のもと、アーケードゲーム黎明期から1990年代の人気タイトルが、1プレイ5分制限のフリープレイで開放されていた。『スペースインベーダー』(タイトー/1978年)と『アルカノイド』(同/1986年)は、かつて喫茶店などに設置されていたテーブル型筐体で展示されるなど、往年のアーケードゲームがどのような環境で遊ばれていたかを体感できるようになっていた。

 珍しいゲームを無料でできる機会ということで、子供たちの注目度や評判も上々。とくに人気が高かったのは、2方向レバー+1ボタンで気軽に楽しめる固定画面シューティング『コスモギャング・ザ・ビデオ』(ナムコ/1992年)だったとのこと。

ゲームプレイの真っ最中には“レトロ”も“最新”もない!!  “レトロゲームエリア”リポート【闘会議2018】_03
ゲームプレイの真っ最中には“レトロ”も“最新”もない!!  “レトロゲームエリア”リポート【闘会議2018】_04

レトロコンシューマゲームのフリープレイ

 ファミコン(任天堂/1983年)を筆頭に、歴代の国内メーカー製家庭用ゲーム機が勢ぞろい。それぞれ、ハードを(いろいろな意味で)代表するゲームが自由に遊べる状態で展示されていた。前回のように、ビンテージ・マイナー系ハードはないものの、『カービィのエアライド』(任天堂/2003年)など、マルチプレイで楽しめるタイトルもあり、始終、老若男女でにぎわっていた。

ゲームプレイの真っ最中には“レトロ”も“最新”もない!!  “レトロゲームエリア”リポート【闘会議2018】_05
ゲームプレイの真っ最中には“レトロ”も“最新”もない!!  “レトロゲームエリア”リポート【闘会議2018】_06

 ブース内には、1999年リリースのドリームキャスト用タイトル『スペースチャンネル5』のVRリメイク作『スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー』のデモ版もプレイアブル出展されていた。最新技術にもとづいたアレンジをしつつ、当時のファンが「あの世界に入ってる!」と実感できる内容だった。

ゲームプレイの真っ最中には“レトロ”も“最新”もない!!  “レトロゲームエリア”リポート【闘会議2018】_07
ゲームプレイの真っ最中には“レトロ”も“最新”もない!!  “レトロゲームエリア”リポート【闘会議2018】_08

巨大コントローラーでゲームプレイ

 おなじみの巨大コントローラーによるレトロゲームプレイが、今回はついに対戦プレイに対応! 前回の闘会議で登場したスーパーファミコン用コントローラーがもう1台作られ、『スーパーマリオカート』(任天堂/1992年)のVSマッチレースを2組のプレイヤーで楽しめるようになった。

 コントローラーは、大人ひとりがギリギリ操作できるサイズ感よいうことで、ふたりで操作を分担する参加者も多く見受けられた。かつてさんざん遊んだゲームも、日常ではありえない環境で遊ぶことで、新たな発見があるのかもしれない。

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