2017年12月20日、ウォーゲーミングジャパンはオンライン戦車アクション『World of Tanks』のプレスカンファレンスを開催した。当日は『World of Tanks』のアップデート情報や、年末のイベント情報などが公開。カンファレンスの模様と発表内容をレポートしよう。
最初に発表されたのは、12月19日から実装された『World of Tanks』のアップデート“9.21版”について。説明してくれたのは、RPD(リージョナル パブリッシング ディレクター)を務めるアレックス氏だ。
まず戦車では、イギリス駆逐戦車について、前面および側面の装甲を強化。FV215b(183)をFV217 Badgerに変更する戦車の入れ替えなどで、全体的にバランスを修正している。
フランス戦車では、新たな重戦車ラインナップを実装し、より重戦車らしい強さを実現。ラインの頂点モデルとなるAMX M4 mle.54は、特徴が異なる2種類の主砲を選択することが可能だ。
「いままでのフランス戦車とは違うイメージで戦えると思います。火力の高さ、重装甲など、プレイヤーのスタイルに合わせて選択できるように、幅広くなりました」(アレックス氏)。
カスタマイズ・システムも刷新され、より戦車で個性を表現できるようになった。迷彩、サスペンションなどの種類も増え、車体デザインの自由度もアップ。プレイヤーのアイデアにより、歴史に忠実なものからアニメチックなものまで、多彩な戦車を作り上げることが可能だ。
またグランドバトルモードでは、新マップ“クロンダイク”を追加。多彩な地形が組み合わさっており、豊富な戦術を駆使できる、楽しみなマップとなっている。
このアップデートに伴い、12月22日から2018年1月22日まで、“ホリデー作戦2018”というゲーム内イベントが実施される。ガレージに4種類のデコレーション・セットが用意され、ミッションやボーナスでのコレクションで飾り付けできるという内容だ。クリスマスやお正月という年末年始シーズンにピッタリの、お祭り気分が味わえるイベントとなっている。ちなみに、飾り付けを進めるとゲーム内の効果やアイテムも獲得できる。
イベントでは、プレミアム戦車などが入っている“ギフトボックス”を購入し、実際のクリスマスのように友だちとギフトを交換可能だ。
「内容はランダムで、現在は販売されてない車両などもあります。中身がわからないプレゼント交換というドキドキ感も味わえますし、コミュニテイーの活性化につながればと思います。ぜひ楽しんでほしいですね」(アレックス氏)。
今年の秋葉原イベントのテーマは“将棋”!
続いて発表されたのは、数々のオフラインイベント。ここではマーケティング統括部 PRの五十嵐翔氏がアレックス氏とバトンタッチし、イベントの詳細を説明してくれた。
最初に説明されたイベントは、“第5次秋葉原上陸作戦です!”。秋葉原で展開する恒例の年末イベントも、今回で5回目となる。実施日は2017年12月22日から2018年1月8日まで。今回のイベントテーマは“将棋”。具体的には、アニメ『ガールズ&パンツァー』がモチーフの“ガルパン将棋”となる。
イベントの流れとしては、まずユーザーは、コラボショップを利用することでノベルティを獲得。それを集めることでコインを入手して、そのコインと引き換えに景品をゲットできる仕組みだ。
集めるノベルティは“将棋カード”。基本は1枚だが、店頭の対戦プレイで勝利することで2枚もらえるような趣向もこらされているそうだ。歩兵カードは10枚、武将カードは7枚、王将カードは1枚で、それぞれコインに交換できる。コインでもらえる景品はさまざまだが、その目玉となるのが実際の“ガルパン将棋”駒というわけだ。表側にはキャラクター、裏側には戦車のイラストが描かれている。
「過去のイベントで人気だった花札のように、皆さんが熱中してゲットしてもらえると嬉しいですね」(五十嵐氏)。
併せて、イベント期間中は1万5000名にボーナスコード付きカードも配布される。プレゼントコンテンツは、“Type97 Te-Ke”と“BT-7 Artillery”の『ガールズ&パンツァー』バージョンというプレミアム車両。コードを入力して限定ミッションをクリアーすることで入手可能だ。
続いて、『ガールズ&パンツァー』系イベントとなる“ガールズ&パンツァー 博覧会”が紹介された。これは2017年12月23日から12月31日まで、池袋サンシャインシティで開催されるイベントで、ウォーゲーミングジャパンブースでは『World of Tanks』と『ガールズ&パンツァー』のコラボグッズを展示予定。また前述したボーナスコード付きカードも、秋葉原同様に1万5000名に配布するという。
ここでは『ガールズ&パンツァー』コラボの最新情報として、開発中のスペシャルMOD“BC自由学園”の画像も公開された。内容は最終調整中で、近日公開予定とのこと。
イベント情報の最後は、12月23日に開催される“WG Fest 2017”に関して。ロシア・モスクワで行われるこのフェスに、作曲家・山岡晃氏のステージが決定。ステージでは同氏と、『World of Tanks』をテーマとした音楽コンテスト“TANK FACTORコンテスト”の上位入賞者たちによるライブパフォーマンスが展開される。
ちなみにこのステージの様子は、オンラインでも配信。ファンは以下にアクセスしてほしい。
「新曲も演奏されると思いますので、こんな曲が入ってくるんだ、という感じで見てもらえればうれしいです」(五十嵐氏)。
横須賀ベースの展開もお忘れなく!
プレスカンファレンスでは最後に、ややゲームとは関係ない(?)、横須賀における展開が説明された。最初に紹介されたトピックは、横須賀地域でのみ販売されていた“World of Warships よこすか海軍カレー”が、インターネット通販で入手できるようになったということ。ちなみに同社では、新しいカレーも開発中で、来年の販売を目指しているそうだ。
「新しいカレーを試食したのですが、すごかったです。ふつうにお店で出ていてもおかしくない。本格派のしっかりした味で、カレーファンにはヒットすると思います」(五十嵐氏)。
つぎに五十嵐氏が紹介したのは、“艦マニア 横須賀”というショップ。基本はお土産店だが、改装により休憩スペースなどを設置し、そこで『World of Warships』がプレイできるようになったという。貸切ってのオフラインイベントなども可能だそうだ。
「おもしろいスペースだと思いますので、もし横須賀に行かれることがあれば、ぜひ立ち寄ってみてください」(五十嵐氏)。
数々の最新情報が公開されたプレスカンファレンスも、これにて終了。最後はイベント用のグッズやチラシ、ポスターなどが、撮影用にテーブルに並べられた。
最新アップデートに加え、ゲーム内のホリデーシーズンイベント、そして秋葉原や池袋などでのオフラインイベントも充実。『World of Tanks』ファンにとっては、楽しみな年末年始になることはまちがいなさそうだ。