新曲から往年の曲まで揃ったライブ!

 2017年1月14日・15日の2日間にわたり、東京ビッグサイトにて行われる“Nintendo Switch 体験会 2017”。“ゲームミュージックライブ by 任天堂スペシャルロックバンド”では、『Splatoon(スプラトゥーン)』や『Xenoblade(ゼノブレイド)』、『マリオカート8』といった任天堂タイトルの楽曲をライブ演奏で楽しめた。

『スプラトゥーン』“Squid Squad”の楽曲や『2』の新曲がライブで! 「マリオカート8メドレー」も堪能できた、任天堂スペシャルロックバンドライブリポート【Nintendo Switch 体験会 2017】_01

 なお、今回のイベントのために結成された任天堂スペシャルロックバンドは、任天堂公式ホームページ内でも公開(→コチラ)されている通り、人気アーティストやバンドの演奏を務めるプロミュージシャンの方々。具体名は避けるが、ちょっと調べるだけで、“あのアーティストの!?”と、豪華さがわかるはずだ。

『スプラトゥーン』“Squid Squad”の楽曲や『2』の新曲がライブで! 「マリオカート8メドレー」も堪能できた、任天堂スペシャルロックバンドライブリポート【Nintendo Switch 体験会 2017】_02
『スプラトゥーン』“Squid Squad”の楽曲や『2』の新曲がライブで! 「マリオカート8メドレー」も堪能できた、任天堂スペシャルロックバンドライブリポート【Nintendo Switch 体験会 2017】_03

 演奏されたセットリストは、下記の通り。

●『Splatoon(スプラトゥーン)』より
・Splattack!
・Seaskape(10時30分の回)
・Friend List(16時00分の回)
・Now or Never!

●『Xenoblade(ゼノブレイド)』より
・機の律動
・名を冠する者たち

●『マリオカート8』より
・マリオカート8メドレー
(BIGBLUE〜エキサイトバイク〜DSワリオスタジアム〜クッパキャッスル〜エレクトロドリーム)

●『Splatoon(スプラトゥーン)2』より
・Incoming

 なお、今回のライブを含めたステージイベントの模様は、下記のYouTubeから閲覧できる。楽曲も余すところなく収録されているので、もしご覧になっていない方は、こちらもチェックしてほしい。

 『Splatoon(スプラトゥーン)』は、これまでシオカラーズ楽曲のライブはあったものの、「Splattack!」などの楽曲がライブで演奏されるのは初。しかも、ボコーダー(人間が歌う声を、シンセサイザーを使って)を使ったイカ語のボーカル部分も再現しつつ、ライブならではのアレンジが行われるというファンにはたまらないものになっていた。ちなみに、『Splatoon(スプラトゥーン)』の2曲目は毎回異なる楽曲になるようで、10時30分からの回ではイカ世界のバンド“Squid Squad”の「Seaskape」が、16時00分からの回では、こちらもイカ世界のバンド“ABXY”の「Friend List」を演奏。そこから、実際のゲームのように楽曲が切り換わり、ゲーム内でも残り時間1分になったときに流れる「Now or Never!」が演奏されると、会場内でも楽曲を知るファンが曲に合わせて歓声を挙げていた。なお、本日(2017年1月15日)も異なる楽曲が演奏される様子。Squid Squad、ABXYのつぎとなると……?

 『Xenoblade(ゼノブレイド)』からは、「機の律動」と「名を冠する者たち」の2曲。楽曲人気が非常に高い『Xenoblade(ゼノブレイド)』のライブと言うと、「ガウル平原」などの曲が演奏されることが多いが、今回はロックバンド編成ならではの楽曲セレクトになっており、人気の高い戦闘曲で象徴的な激しい旋律が演奏されていた。

 「マリオカート8メドレー」は、『マリオカート8』の楽曲はありつつも、いきなり追加コンテンツで配信された『F-ZERO』の「BIGBLUE」や『エキサイトバイク』の楽曲が流れるという、往年の任天堂レースゲームファンにはたまらない構成になっていた。

 そして、最後は先日発表されたばかりの『Splatoon(スプラトゥーン)2』の楽曲「Incoming」。先日の映像でも流れていた楽曲で、前作を象徴する曲が「Splattack!」だったように、『2』を象徴する曲になっているのかもしれない。

 なお、このステージのMCは、10時30分の回では『Splatoon(スプラトゥーン)』のサウンドディレクターで作曲も務めた峰岸透氏が、16時00分の回では『スーパーマリオギャラクシー』などの楽曲を担当した横田真人氏が担当。峰岸氏は、『Splatoon(スプラトゥーン)2』の楽曲「Incoming」について、「前作から2年の時間が経過した世界という設定があるのですが、音楽も2年で流行がちょっと変わって、前と違ったものが好んで聞かれているというイメージで作りました。(「Incoming」について)イカ世界で人気のバンド“Wet Floor”の曲で、男女ふたりのツインボーカル、Squid Squadより大人びたサウンドが特徴です」と語った。一方、横田氏は、『Splatoon(スプラトゥーン)』のキャラクター、アタリメ司令の声優を務めていたという事実を初告白。また、本日(2017年1月15日)行われる“ゲームミュージックライブ by 任天堂スペシャルビッグバンド”では、2014年のニコニコ超会議3で披露されたセットリストをベースに、新曲が追加されることを予告していた。

『スプラトゥーン』“Squid Squad”の楽曲や『2』の新曲がライブで! 「マリオカート8メドレー」も堪能できた、任天堂スペシャルロックバンドライブリポート【Nintendo Switch 体験会 2017】_04

 『Splatoon(スプラトゥーン)』ファンとしては待望の、Squid Squadなどの楽曲が楽しめるライブになっていたうえ、楽曲の人気が高い『Xenoblade(ゼノブレイド)』や、任天堂メドレーとも言える構成だった「マリオカート8メドレー」、そして『Splatoon(スプラトゥーン)2』の新曲も楽しめるという非常に充実した内容だった。こういったイベントでライブが楽しめるのは非常にうれしいが、個人的には任天堂楽曲をライブサウンドで楽しめる単独ライブなども開催してほしい! 改めてそう思う内容になっていた。まだ曲を聴いていない方は、ぜひいまのうちに(公開期限がわからないので)、YouTubeでチェックしていただきたい。