アニメは各話約3分で10話を予定
2016年10月13日に、NTTぷららが“ひかりTV 2016年度下半期 事業説明会”を実施。NTTぷらら 代表取締役社長 板東浩二氏が登壇しての、同社の映像配信サービス“ひかりTV”の今後の戦略が、マスコミ関係者に向けて説明された。「電話に変わる新しい収入源の確保」を目的に、1995年に事業を開始したNTTぷららも今年で20年。会見では、いまひかりTVが注力している4Kコンテンツの拡充を中心に、同社の今後の事業取り組みが明らかにされた。
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なかでも、同社が新たな取り組みとして注力しているのが、スマートフォン向けオリジナルゲームアプリの提供開始。ファミ通.comでも何度か紹介してきた『ルナたん~巨人ルナと地底探検~』の配信日がこのたび10月27日に正式決定したのだ(ひかりTVゲーム版は11月提供予定)。会見では、HIKAKINさんによる『ルナたん』の紹介動画が公開。さらには、アニメや書籍、グッズ、音楽などのマルチメディア展開を行い、事業拡大が図られることが紹介された。アニメに関しては、IGポートグループのアニメ制作会社シグナル・エムディが手掛けるオリジナルアニメが、2017年4月からひかりTVのビデオサービスなどで配信されることが決定しており、NTTぷららがいかに『ルナたん』というIPに期待しているかがうかがえる。
質疑応答で、今後のゲーム事業の展開について問われた板東氏は、「社内でも議論しているところですが、今後も取り組む可能性は高いです。さまざまなパートナー様と組ませていただいて作ったのが『ルナたん』です。リリースしての反応を見て、どうすればいいかのスキルを体得しながら、つぎにつなげでいく段階です」と語った。