TGS大会は横浜DeNAベイスターズのためにあった!?

 2016年9月15日(木)~9月18日(日)まで、千葉県・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ 2016(15日、16日はビジネスデイ)。ここでは18日のKONAMIブースにて行なわれた、“パワプロフェスティバル2016 TGS大会 ゲームソフト部門”の結果をお届けする。

 この日行なわれたステージイベントは、今年の8月27日からスタートし、来年2017年の1月8日に決勝大会が開かれる“パワプロフェスティバル 2016”に出場する、TGS 2016代表者を決めるために開かれた大会だ。

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 ステージに上がったのはTGS会場内で行なわれた予選を戦い、準決勝まで勝ち上がってきたのは、ふが選手(横浜DeNAベイスターズ)、イッキー選手(千葉ロッテマリーンズ)、てぃーの選手(読売ジャイアンツ)、FALUNA(横浜DeNAベイスターズ)選手の4名。

球団への愛が実を結んだ!? “パワプロフェスティバル2016”TGS大会 ゲームソフト部門大会リポート【TGS 2016】_01
▲左から、ふが選手、イッキー選手、てぃーの選手、FALUNA(ファルナ)選手。4人とも8月の東京大会にも参戦しており、TGS大会は全員にとってのリベンジの場でもあった。
球団への愛が実を結んだ!? “パワプロフェスティバル2016”TGS大会 ゲームソフト部門大会リポート【TGS 2016】_02
▲実況・解説を担当したのは古田 優児さん(左)と、YoutuberのAKIさん(右)。

 準決勝はふが選手対イッキー選手とてぃーの選手対FALUNA選手という組み合わせで、2試合が同時進行する形でスタート。どちらの対戦も各チームの先発ピッチャーの調子が普通以上なうえにめったに失投をしない実力者どうしの対戦ということで、試合はハイスピードで進行。両試合とも試合の決め手になったのは一発。ふが選手対イッキー選手の試合はロペスのホームランでふが選手が、てぃーの選手対FALUNA選手の試合の方は、FALUNA選手が操る梶谷のホームランで勝負が決した。

 この結果により、決勝戦はふが選手対FALUNA選手の、横浜DeNAベイスターズどうしの戦いになることが決定。同チームでの対戦なので条件は5分……と思いきや、選手の調子によって明暗が。両者が準決勝で先発させていた井納が不調なのは同じだったのだが、FALUNA選手のベイスターズは井納に次ぐ先発投手の山口までもが不調、さらにはクリーンナップを担う梶谷も不調と、わずかではあるが(『パワプロ』プレイヤーにとっては)気になる差が生じていた。

球団への愛が実を結んだ!? “パワプロフェスティバル2016”TGS大会 ゲームソフト部門大会リポート【TGS 2016】_03
▲左がFALUNA選手のベイスターズ、右がふが選手のベイスターズ。

 しかしそんな予想とは裏腹に、先制したのはFALUNA選手のベイスターズ。2番梶谷、3番筒香という、5イニングという短期決戦を見越したであろうオーダーが功を奏し、1回表の攻撃で梶谷の出塁→筒香のホームランで2点を先制。ふが選手も負けじと1回の裏にランナーを三塁まで進める攻めを見せるも、FALUNA選手が4番筒香をなんとか抑え、無失点でピンチを脱した。

 その後は両チームの山口が好投し、3回の表までテンポよく試合は進行。しかし3回の裏になるとFALUNA選手側の山口の投球が乱れ、ファーボールでランナーを出す展開に。するとFALUNA選手は山口を諦め、2番手に長田を投入。このピンチを好調の長田が抑え、1回の裏に続く失点の危機をゼロで切り抜けた。2度にわたるピンチでノッてきたのか、続く4回の表ではFALUNA選手のベイスターズ下位打線が連打で追加点を挙げ、点差を3店に広げることに成功。5回裏に出塁を許すも次のバッターを即座にダブルプレーで打ち取り、FALUNAベイスターズがTGS大会の頂点に立った。

球団への愛が実を結んだ!? “パワプロフェスティバル2016”TGS大会 ゲームソフト部門大会リポート【TGS 2016】_04
▲出場が決定したパワプロフェスティバル2016の決勝大会でも「(ベイスターズの)ファンだからベイスターズを使います!」と力強く語ったFALUNA選手、ふが選手。

 ベイスターズ対ベイスターズの“横浜優勝”決定戦が終わると、KONAMIブースのイベントのほぼすべての司会を務めた森一丁さん、『パワプロ』シリーズのエグゼクティブディレクター、谷渕弘氏が登場。ベスト4の4人への賞状&景品の授与と今後のパワプロフェスティバル2016の開催予定がアナウンスされ、イベントは終了した。

 10月に開催される大阪大会に加え、TGS 2016で発表されたパ・リーグ公認大会により、一気に参加のチャンスが増えた“パワプロフェスティバル 2016”。連日の『パワプロ』関連のステージイベントで興味を持った人は、特設サイトで随時発表されていくイベント予定をチェックし、ぜひ参加してみてほしい。