「火傷を恐れず」体当たり! 早くも6つ子らしさ全開

 2016年9月29日(木)より順次、大阪・東京で上演予定の舞台『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~』。本作の制作発表記者会見が東京・池袋で開催され、“6つ子”役のキャストが勢揃いした。

舞台『おそ松さん』6つ子が居酒屋に勢揃い! 制作発表記者会見を写真多数で(ほぼ)全リポート_33
▲左から、高崎翔太(おそ松役)、柏木佑介(カラ松役)、植田圭輔(チョロ松役)、北村諒(一松役)、小澤廉(十四松役)、赤澤遼太郎(トド松役)

 本作の原作は、もちろん大人気アニメ『おそ松さん』。満を持しての舞台化となる本作には、“2.5次元作品”などに多く出演する人気キャストが“6つ子”を演じることでも話題となった。そして今回の制作発表記者会見では、そんな6名のキャストがおなじみの“松パーカー”で登場。舞台にかける意気込みなどを語ったほか、通称“F6”と呼ばれる6つ子のイケメンバージョンキャストや、追加公演・ライブビューイングの実施も発表された。

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▲こちらが本作のキービジュアル。
▲そしてこちらが“F6”バージョンのキービジュアル!
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▲会見の会場は、なんと6つ子が足しげく通う居酒屋! 会員ならいつでも生ビール190円、“東京で一番旨くて安い店”でおなじみの居酒屋一休 池袋店だ(生中が置かれていますが、当然キャストの皆さんは口をつけておりません)。
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 ここからは会見の模様を詳しくお届け。コメントの合間に茶々を入れたりと、早くも「まさに6つ子あらわる!」といった、“らしさ”全開の会見となった。

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――まずは、出演が決まったときの感想を教えてください。
赤澤 僕はお話をいただいたときは、「あの『おそ松さん』か! しかもトド松!」とビックリして。僕の妹も『おそ松さん』が大好きなので、家族中「マジか!」みたいな……ホントびっくりしました! すいません、ちょっと緊張してしまって……(ほかの兄弟たちから「あざとい!」の声)。

小澤 僕が十四松をやらせていただくと知ったときは本当にうれしく思う反面、社会現象になっているくらい人気の原作なので、「コワいコワいコワい!」と思いました。これほどの人気作に出られることはなかなかないことなので、楽しみにしてくださる皆様のために一生懸命がんばろうと強く思いました。プレッシャーをいい方向に持っていって、自分を鼓舞しようと思います! ちゃんと言えた~!

北村 アニメを見ていたので、一松役が決まったときは僕もビックリしたと同時に「出られるんだ!」とうれしく思いました。「やったろう!」と思いましたね。これだけ人気があり、作品もおもしろいですし、楽しみながらふざけていきたいと思います!

植田 まず「忙しくなるな」と思いましたね! 唯一のツッコミということで、役者自身のクセもスゴいので……(笑)。いい化学反応が起きるんじゃないかなと思う反面、ユルいものをユルく演じてしまっても、いい演劇にはならないと思っているので、ユルい世界観をしっかり稽古で作り上げてやっていくことの難しさを背負わなければいけないなと思います。(兄弟たちからの「(しっかりしたコメントで)助かる~」の声に)……俺がしっかりしないとダメだろう!(笑)

柏木 人ってビックリするとフリーズするんだなって思ったんですけど、出演が決まったときは何がなんだかわからなくなっちゃって……でも、その数秒後には「やったー!」と言っていました(笑)。本当にうれしかった分、いまでもプレッシャーを感じていますし、作品と向き合って自分のカラ松を研究して本番に臨みたいと思います。

高崎 決まったときは「『おそ松』きた~!」と思ったんですけど、冷静になると「これ、舞台に向いてるかな?」と(笑)。ユルい世界観のギャグテイストの物語で、「舞台にしたらどうなるんだろう」と思っていたんですが、でも舞台版の『おそ松さん』をこのメンバーで作り上げていこうと思うと同時に、やっぱり植ちゃん(植田)がいたらもう大丈夫かなって(笑)。そんな気持ちは強かったですね! 長男らしく、さりげないリーダーシップとさりげない気配りでさりげない良い舞台を作っていきたいと思います!

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――皆さんが考える6つ子の魅力は何でしょう? では、植田さんから……。

植田 (兄弟からの「助かる~」の声に)「助かる」魔法の言葉だと思ってるだろ!(笑)……この日本に6つ子自体がまずそう多くはないと思いますが、探せば絶対いると思うし、非現実っぽいですけど意外と現実っぽくて、それが全員ニートというところも、意外な盲点やおもしろさを突いている作品だなと思っていました。僕らが生まれる前、子どもの頃からある作品が舞台で現代に甦って、正直、最初はなぜ女性にウケているのかわからなかったんですけど、それぞれの個性の強さや“養いたい”と思わせるダメさ、の中にあるかわいさ、人間らしさが魅力なんじゃないかなと思います。

北村 ……全部(植田が)言ったからいいんじゃないですかね(笑)! ……さっき植ちゃんも言っていましたけど、それぞれの個性がすごく強くて。でも絆や一体感もあり、ふとしたときに温かさが見えるのが素敵だなと思います。みんなニートでひねくれてますけど、それぞれに愛せるところがあって。それが『おそ松さん』の魅力だと思いますし、人気にもつながっていると思います。

小澤 6つ子なのに個性がはっきりしているところがおもしろく、興味深いと思いました。ひとりひとりの個性がはっきりしているとわかりやすくおもしろいですし、個性がはっきりしていることによって「こいつはこんなことしないのに」と笑いを取れたりしますし。6つ子だけど、ひとりひとり違うところがいいなと思います。

赤澤 何を言おうかすごく考えていたんですけど、6つ子の魅力ってやっぱり……(ざわざわする兄弟たち)あっ、聞いてないですか?(兄弟「聞いてるよ!」)……お互いにライバル意識を持っているのに、なんやかんやで仲がいいところを見ると、「“喧嘩するほど仲がいい”じゃん!」と思います。個性もしっかりしていますし、自分の立ち位置も6つ子のみんなはわかってると思います。それもあって、日本一愛せる双子だな……違う!(笑)6つ子だなと思いました!

高崎 そうですね……植ちゃんといっしょ!(笑)でもやっぱり、アニメを見ていても、個性豊かな6人が一致団結したときの強みを感じますね。俺たちこうやって6人揃って、気のせいかもしれないけど顔はちょっと違うんで……(兄弟たち「気のせい!」)座高の高さが違うのも気のせいだよね?(笑)(兄弟たち「気のせい!(笑)」)気のせいだと思わせるくらいの6つ子の感じを原作から拾ってガンガン出していきたいなと思いますね! それではカラ松さんお願いします。(兄弟たち「それは司会の方の仕事!(笑)」)

柏木 ……ほとんど全部言われてしまったんですけど、6つ子のバランスは、六角形が飛び抜けているからこそ逆にバランスがよく、それがきれいに兄弟愛になっていて素敵だなと思います。個性を消して協調し合っている兄弟ではなくて、ひとつひとつ飛びぬけているからこそできる兄弟愛が魅力だなと思いました。

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