海外発インディーゲームも大盛況!

 2016年7月9日~10日、京都市勧業館みやこめっせにて開催された、インディーゲームの祭典BitSummit 4th。今回は、海外デベロッパーが開発した、エッヂの効いた作品をまとめてみた。(取材協力:ゲーム実況者・SORUさん)

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気になるインディータイトルリポート・第3回“海外編”【BitSummit 4th】_01

OKHLOS(DEVOLVER DIGITAL)

 古代ギリシャの群衆(オクロス)を率いて、横暴な神々たちに戦いを挑むアクションゲーム。仲間にできるのは、一般市民や戦士、動物から、伝説の英雄や賢者まで多種多彩。ピクセルアートで描かれた古代ギリシャ世界と、ちまちましたキャラクターたちを巨大な敵にけしかけるゲーム性が魅力的だ。5人のスタッフで開発中という本作は、2016年内の世界一斉リリースを予定しているとのこと。展示バージョンでは、すでにテキストが日本語化されていた。

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AYA BLAZE(BZXO)

 アクロバティックなコースをハイスピードで疾走できるレースゲーム。画面分割で4人同時プレイも可能。 開発者によれば、本作のコンセプトは、「子供の頃に遊んだレースゲームのスピード感の再現」とのこと。大人になって当時のゲームを遊んだ時、記憶とのあまりの違いにガッカリしたことが、開発のきっかけだったという。展示バージョンでは1コースしかプレイできなかったが、半年後の正式リリースに向け、ひとりで開発中とのこと。

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宇宙戦士 ガラクZ(17-BIT)

 京都と米ワシントン州シアトルに拠点とした独立系デベロッパーの最新作。1980年代のアニメの影響を強く受けたゲーム世界で、高度かつド派手なシューティングバトルを展開できる。海外版は昨年リリースされたが、テキストや音声がローカライズされた国内プレイステーション4版のリリースは、諸事情により遅れている。17-BITの代表ジェイク・カズダル氏(写真左)によれば、「近々、よい報告をできるかもしれません」とのこと。

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SPIRIT(SPIRIT - THE GAME)

 温かみのあるビジュアル世界が特徴的なアクションゲーム。京都在住のアーティストを中心に、スイス在住のプログラマーら5人によって開発されている。ゲーム進行に応じて変化する操作キャラ、地面に結界を描く戦闘方法など、興味深い要素が多いが、ストーリーはこれから作っていくとのこと。メディア賞受賞作。

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JUST SHAPES & BEATS(BERZERK STUDIO)

 ノリノリのBGMに合わせてつぎつぎとくり出される、豪快な攻撃をひたすらよけ続ける、シンプルなアクションゲーム。ゲーム性は完全な覚えゲーではあるが、多人数でプレイすることで、ミスした仲間を救助しあうことができる。展示バージョンにあったステージのひとつに、残酷描写がウリ(?)の対戦格闘ゲーム『モータルコンバット』の映画版テーマ曲と、同作を思わせるグラフィックが使用されていたため、気になって開発者にたずねてみたところ「Legal!(ちゃんと許可とってるよ!)」と明るく答えた。リリース予定は2016年末。メディア賞受賞作。

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