加点式へのルール変更で前線の攻防が熱い!
エレクトロニック・アーツのミリタリーFPSシリーズ最新作『バトルフィールド 1』。E3会期中に行われたメディア向けの体験会に参加し、PC版での実機プレイ映像を撮影してきたので、編集してお届けする。
ルールは64人(32対32)対戦の、コンクエストモード。マップはフランスのサン=カンタンを舞台にした“St. Quentine Scar”で、6ヶ所の拠点を制圧していってポイントを稼ぎ、200ポイントに到達したら勝利という内容。
なお、今回公開する範囲については、同内容のデモをエレクトロニック・アーツの独自イベント“EA Play”でもプレイし、プレイリポートを掲載しているので、そちらも参照して頂けると幸いだ。
2試合分の録画を見返していて思ったのは、終盤に出てくる巨大兵器“ベヒーモス”(このマップではツェッペリン風の飛行船)以外、派手な装備やギミックが出てこないのに、戦闘が楽しかったこと。その感触を言い表すなら、骨太な力強さだ。
これは(映像には入っていないが)銃剣突撃ができるといった単純なことだけでなく、戦車が複数の銃座と席を備えて一気に拠点に乗り込む兵器として設計されていることなども含めて、第一次世界大戦の“泥臭く肉体的な戦争”を真っ正面から描こうとしているからじゃないかと思う。
また恐らく、コンクエストモードのルール変更も関係しているだろう。これまでコンクエストモードは(デフォルトでは)800点からの減点式で、より多くの拠点を制圧したり、敵を倒していると敵軍のチケットが減っていき、ゼロになれば終了という内容だった。
しかし今回は0点からの加点式で、基本的には制圧しているマップ内6ヶ所の拠点に応じてポイントが入っていく。気付いていない例外があるかもしれないが、敵兵士のキルや味方や自分のデスによる減点はないように見えた。
というわけで勝敗条件に関わる点数が拠点制圧でほぼ決まってくるなら、集団で前線を押し上げて、よりアグレッシブに拠点を奪いにいくのは当然のこと。塹壕や崩れかけた塀の影に飛び込み、小隊で雪崩を打つように拠点に突っ込んでいくのは気持ちいいし、クラシックな戦車で乗り込んで蹂躙したり、あるいは複葉機から爆撃して支援したり、ビークル(乗り物)も使いがいがある。これでこそバトルフィールドじゃないだろうか? まぁ要するに、βでまた遊びたいんであります。