マイクロソフトが『Fable Legends』の開発中止を発表。Lionheadの閉鎖に関する話し合いも進行中

マイクロソフトが、Xbox公式サイトで『Fable Legends』の開発中止を発表。開発スタジオであるLionheadの閉鎖に向けた話し合いが進められていることが判明した。同じくデンマークの傘下スタジオPress Playについてもプロジェクトの中止と閉鎖が発表されている。

●英国を代表するスタジオLionheadに閉鎖の危機

 マイクロソフトが、Xbox One/Windows 10用アクションゲーム『Fable Legends』の開発中止を発表。『Fable』(フェイブル)シリーズを手掛けてきた英Lionhead Studiosについても、閉鎖の提案について話し合いが進められていることを公表した。


 Lionhead Studiosは、『ポピュラス』、『テーマパーク』、『ダンジョンキーパー』といったタイトルを手掛けてきた英国を代表するゲーム開発者のピーター・モリニュー氏によって1996年に設立。処女作『Black & White』を皮切りに、数々のタイトルを世に送り出してきた。
 なかでも2004年に第1作がリリースされた『Fable』シリーズは、初代Xboxよりフランチャイズを代表する作品のひとつとして、マイクロソフトによるスタジオ買収(2006年)やモリニュー氏の離脱(2012年)を経ながらも継続して展開。プレイはしたことがなくとも名前を聞いたことがある人は多いだろう。


 同スタジオでは先週末の3月4日にも、スタジオのお膝元である英ギルドフォードで12日に行われるイベントに『Fable Legends』を出展することをツイートしており、今回の発表についての最終決定がまさに今週頭になって行われたことが伺える。

 なお『Fable Legends』で現在実施中のクローズドβテストについては、4月13日をもって終了することが公式サイトで発表されている。テスト中に課金を行ったプレイヤーに対しては返金を行う方針で、対象者にはメールで別途詳細が通知される予定だ。


●ユーロ圏での開発については継続の方針

 また今回の発表では、同じくマイクロソフトの傘下スタジオであるデンマークのPress Play Studiosについても、スタジオの閉鎖と開発進行中だったサバイバルアクションゲーム“Project Knoxville”の中止が発表されている。
 Press PlayはXbox Oneのローンチタイトルのひとつであったアドベンチャーゲーム『Max: The Curse of Brotherhood』を開発したスタジオで、昨年8月にファン投票で次期開発タイトルを決める施策を実施し、その結果としてKnoxvilleが選ばれていた。


 ヨーロッパ圏でのゲーム開発を統括するMicrosoft Studios EuropeのジェネラルマネージャーHanno Lemke氏は、Xbox公式サイトでの声明文で今回の決定が困難なものであったと説明。影響を受けるスタッフについては、内外を問わず転職の援助をしていくとのこと。
 一方でRemedy(フィンランド)による『Quantum Break』やRare(英国)の『Sea of Thieves』、そして『オリとくらやみの森』のMoon Studios(※中心となる本拠地が存在しない形態)などの名前を挙げ、ヨーロッパ圏での開発については社内外のスタジオと継続していくとコメントしている。