JAEPO 2016、KONAMIブースでお披露目された2本の新作音ゲーのプレイリポートをお届け
2016年2月19日~20日、千葉県・幕張メッセにて開催中のアミューズメント・エンターテインメント産業の総合展示会“ジャパン アミューズメントエキスポ 2016”(JAEPO 2016)。そのビジネスデーとなる19日、KONAMIブースでは新作音楽ゲーム『おといろは』と『ノスタルジア』の試遊台が設置された。現地の模様と両タイトルのプレイインプレッションをお届けする。
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“現代和風”をテーマとした『おといろは』
『おといろは』は、人気音楽ゲーム『BEMANI』シリーズの最新作。現地のブースには大型ステージや巨大モニタが設置され、ステージイベントでは筐体やゲーム性の紹介とともに実演パフォーマンスが披露されていた。
ステージでの発表内容によると、本作は3つの“ムーブメント”を取り入れた音楽ゲーム。『pop'n music』に代表される打鍵感、『GuitarFreaks』の体感、『jubeat』の直感といった、特色の異なるタイトルの3種類の要素を組み込んだ“ハイブリッド”タイプの作品になっているとのこと。
プレイルールは、筐体中央のモニターに表示される譜面に合わせ、4つのボタンとふたつのスライダーをタイミングよく操作する形式。ボタン操作は王道の打鍵で構成されており、音ゲー経験のある人ならすんなり馴染めるハズ。もっとも印象的だったのは左右の大きなスライダーだ。ダイナミックに大ぶりすることもあれば、譜面に応じて繊細な位置に調整したりと、他にはない“体感”要素を楽しむことができた。
ゲーム要素のひとつとして用意された複数人プレイモードでは、各人がそれぞれ異なる譜面をプレイして全員で1曲の音楽を演奏する。加えて筐体にはイヤホン&マイクジャックが装備されており、プレイ中は演奏者どうしでのボイスチャットが可能。複数人プレイをより深く楽しめるように設計されているので、友人と一緒に盛り上がれるのは間違いなさそう。また動画撮影機能も有しており、ゲーム画面とプレイシーンは動画に保存してWebにアップロードすることができるといういまの時代を反映した機能もうれしい。
ピアノをモチーフとする『ノスタルジア』
もう1タイトルは、“時を奏でるピアノゲーム”と題される『ノスタルジア』。こちらはピアノに似た鍵盤を用いる、打鍵タイプのタイトルだ。
プレイルールは、モニターに現れるノーツに合わせて手元の鍵盤を叩くオーソドックスな形式。ピアノをモチーフにした鍵盤は白鍵と黒鍵に分かれており、ノーツに合わせて鍵盤の長押しや同時押しを駆使して演奏する。収録曲にはメヌエット(バッハ)や、別れの曲(ショパン)など、誰もが知るクラシック楽曲を多く採用。プレイ中は名曲をピアノ演奏している感覚を味わえるのだ。
ピアノといえば細かなテクニックが要求されるイメージがあるが、本作は鍵盤を叩く位置はおおまかな場所でオーケーな作りになっているので初心者でも楽しく遊ぶことができるようだ。しかしその分、一度に出現するノーツの数は多め。白鍵と黒鍵を合わせ、打鍵する数の同時多発的な判断力が必要なゲーム性になっている。筆者はピアノには疎く、もちろん初プレイでは満足な演奏はできなかったのだが、クラシック曲の旋律を奏でているときには“この曲を上手く弾いてみたい”と思わせる魅力を感じた。こちらも稼動日はまだ未定だが、稼働した際には音ゲーファンにはぜひ一度は触ってみてほしいタイトルだ。