新たなステージは、『バイオ4』でおなじみの“発端の村”
『バイオハザード』の世界を舞台に、緊張感あふれる対戦が楽しめるシューター『バイオハザード アンブレラコア』。今回は、新たに発表された戦場“発端の村”の特徴を、プレイインプレッション形式で紹介しよう。
そもそも発端の村とは、『バイオハザード4』に登場する、序盤の寒村を再現したステージ。オリジナル版でも印象的だった塔や、広場で燃やされている犠牲者など、同作を遊んだプレイヤーにとっては懐かしい要素が、随所に散りばめられているマップだ。
前回(動画つきのリポート記事はこちら)プレイした研究所とはうって変わって開放的な雰囲気のステージだが、本作において開けた空間とは、それだけ敵に狙われやすくなる危険なエリアでもある。戦闘開始とともに、一刻も早く身を隠せる場所を見つけ、アナログカバーを活用しながら敵の居場所を探っていくのが、常套戦術となるだろう。
そんな発端の村で数回、対戦プレイを体験したところ、もっとも気になったのが建造物による高低差。民家の2階から屋根の上に飛び移ったり、2階の窓から地上を移動している敵を狙撃したりと、高所を占拠したほうが戦いは圧倒的に有利になるが、四方を壁に覆われた研究所とは違い、高所が必ずしも安全とは言い切れないところが、こちらのステージにおける重要なポイント。階段や梯子がない場所でも、ゾンビバイルで一気に壁をよじ上ることで、屋根上や2階まで瞬時にたどり着かれてしまうのだ。高所を陣取った際は、死角から回り込まれないように、つねに背後にも気をつけておきたい。
ガナードを利用するなど、ステージの特色を活かした戦法も編み出せる!?
また、フィールド上を徘徊しているガナードも、本ステージを語るうえで欠かせない存在だ。ゾンビ同様、ゾンビジャマーさえ無事なら、接近しても襲われることはないが、もしも破壊されようものなら、危険性は一気に上昇する。ゾンビと違って武器を所持しているため、一撃の攻撃力が高く、なかには手にした斧を投げつけたり、走って急接近してくる個体もいるのだ。ゾンビジャマーが作動中でも、こちらから攻撃を仕掛ければ、周辺にいる人間に気づくようになるので、ガナードが密集するエリアまで敵を誘い込み、その場で発砲。自身は安全圏に逃げつつ、ガナードに敵を襲わせる……といった戦法も仕掛けることが可能だ。
ちなみに本作では、敵プレイヤーの居場所をマップなどで確認することができない。ただし、足音や銃声といった音は、その大きさに応じて“サウンドレーダー”上に表示されるので、それを頼りに敵のおおよその居場所を把握し、攻め込むことができる。逆に、敵を迎え撃つときは、カバーアクションで身を隠しつつ、音にも気をつけて行動するよう心掛けるべきだろう。
なお、何回か試遊で対戦プレイを行ったうち、序盤の数回は両陣営とも室内に逃げ込み、相手チームの出方をうかがう戦法を多用していたが、プレイをくり返すうちに、守勢にまわり過ぎると建物周辺を囲まれ、逃げ道を失ってしまう……という落とし穴があることに気づかされた。
また、屋根上などの高所から狙撃する戦法は、非常に効果的だが、調子にのって身を乗り出し過ぎると、居場所を特定され、敵チームのプレイヤーから一斉に狙われることになってしまう。ひとり倒したらその場から移動して、新たな狙撃ポイントを探す……くらいの気持ちでいないと、制限時間いっぱいまで生き抜くことは難しいかも!?
さらなる詳細は続報を待て!
今回プレイした発端の村だけでなく、前回の研究所でも、“この場所を陣取れば安心”というエリアは存在しない。ときにはカバーアクションや、匍匐前進といった身を隠すアクションも駆使して、新たな戦術を考案・実践していくという遊びかたこそ、本作における最良の戦闘スタイルだと言えそうだ。
また、今回試遊したROM開発中バージョンのため、実装されるかどうかは未定とのことだが、新たな対戦モードや、夜間のステージも確認できた。また、現状判明している3ステージのほかにも、過去のシリーズ作からのマップを用意している様子。詳細が判明次第、続報をお伝えするのでお楽しみに!
バイオハザード アンブレラコア (ダウンロードコード版)
メーカー | カプコン |
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対応機種 | PS4プレイステーション4 / PCWindows |
発売日 | 2016年05月12日 |
価格 | 備考欄参照 |
ジャンル | TPS / 対戦型シューター |
備考 | ゲーム本編と追加コンテンツ、2枚組サウンドトラックCD、ブックレットを収録したダウンロードコード版(PS4版のみ)は5990円[税抜](6469円[税込])、ダウンロード版は各3694円[税抜](各3989円[税込]) |