“非リア充”や“炎上”をテーマにした本作の感想やいかに?
『ネットハイ』は、地位も名誉も独占し、迷惑行為と事実隠蔽をくり返すリア充の嘘を暴いていくアドベンチャーゲーム。ハイテンションでテンポよくくりひとげられる討論バトルでは、調査パートで集めたウワサ話やタレコミ情報(ゴシップ)を証拠として使い、相手の発言の嘘や矛盾を暴くことで、“炎上”させることができる。
“リア充”、“爆発”、“炎上”そして“ツイイッター”や“ニヨニヨ動画”、推理系アドベンチャーゲームにインターネット特有の特徴と機能を盛り込んだ本作で、SNS世代にマッチした新たな感覚が楽しめるのだ。
今回、矢口真里さんにプレイしての感想を伺う機会を得た。矢口真里さんはこのゲームをどう見たのか!? 必見です!
――『ネットハイ』の発売を記念してのニコニコ生放送が11月15日に公開されましたが、矢口さんがゲストに抜擢された理由などは、どこにあると思われますか?
矢口真里さん(以下、矢口) 『ネットハイ』のテーマが“炎上”となっていまして、私が“炎上娘”なところがあるので選ばれたのかな? って思ってます(笑)。
――いきなりぶっこんできましたね(笑)。そういう部分は聞いていいのかな? と思っていました。
矢口 全然大丈夫ですよ(笑)。炎上がいいことではないのですが、注目されるという意味だと芸能人的には悪くないのかな? って思っていたりもします。
――もともと注目されている方でないと炎上って起こらないですしね。
矢口 私の場合、ブログしかやっていないので炎上するのはブログなんですよね。TwitterやInstagramは誹謗中傷バンバン入ってくるって聞いてて、私それがすごく怖くてブログしかやっていません(笑)。Twitterに偽物はいるみたいですが。
――あの矢口真里さんのTwitterは偽物だったんですね!
矢口 あれは本物じゃないです(笑)。勝手にやっている方がいまして、私のブログとかをTwitterに運んでくれているんです。ただ、芸人さんが私の偽物のアカウントに「先日はありがとうございました」と送ったら、偽物さんが「こちらこそありがとうございました」って返してて!! それはやめてほしいなって思いました(笑)。返事が返ってきちゃうと本物だって思っちゃう人もいると思いますし。
――それはまたすごい話ですね(笑)。では、『ネットハイ』の体験版をもうすでに遊んだということで感想をいただけますか。
矢口 いままでに出会ったことのない新しいゲームですよね。オープニングからちょっと面白い要素があるんですが、かなり掴みはOKな感じになっていると思います。始めてから5、6分でゲームの内容というか方向性は分かってきましたね。そこから世界観のことを説明してくれて、炎上バトルもチュートリアル形式で分かりやすくなっていて、やっていて「非リア充ってこんな感じなんだ」って分かってきました(笑)。ただ炎上バトルでリア充を倒していくと、この世界の設定上、主人公はだんだんリア充になっていくんですよ。なので非リア充だった主人公がそれをどう捉えるかがクライマックスというかエンディング前後になるんじゃないでしょうか。
――話がいままでにないゲームなのでストーリーが気になりますね。
矢口 プロデューサーに聞いたところ、ゲームのボリュームはかなりあるみたいですが、続きが気になってエンディングまで一気に遊べるんじゃないすかね? 少し睡眠不足になってしまうかもしれませんが(笑)。
――ちなみにアドベンチャーのジャンルは矢口さんはお好きなんですか?
矢口 アドベンチャーは好きですね。ただ最近はもっぱらスマホのゲームを遊んでしまっていてすごい久しぶりにプレイしました。『ダンガンロンパ』や『逆転裁判』なんかは大好きですし、好きなジャンルなのは間違いないです。
――“ツイイッター”や“ニヨニヨ動画”など実際のネット文化にあるものをもじったものが登場しますが、そのあたりはいかがでしょうか。
矢口 ネット文化の中心のふたつですよね。ニコニコ動画なんかイベントを開けば数万人のユーザーが会場に来ますし。私はTwitterをやらないので用語とかはあまり詳しくないのですが、そのあたりの解説もゲーム内でしてくれていますし、ゲームとして上手く落とし込まれていてとても斬新でした。
――ネットスラングやパロディネタがかなり盛り込まれている作品ですが、お気に入りのネタはなにになりますか?
矢口 チュートリアルなどに登場する二匹のマスコットキャラクターですね。ぜひとも音量を上げて音声もしっかりと聞いてほしいと思います(笑)。
――緑と赤のアレですね(笑)。
矢口 それとネタではないんですが、やっぱりオープニングの掴みがびっくりしましたね。あとはテーマがリア充と非リア充っていう斬新なものになっていたり、とにかく全体的に全部新しくてどこが面白いというのが選べませんね。
――個性的なキャラクターも魅力のゲームですが、お気に入りのキャラクターなどはいましたか?
矢口 かなりぶっとんだキャラクターばかりなんですが、唯一正統派ぽいキャラで“あの子”って子がいるんですけど、“あの子”がオープニングでどうにかなっちゃってお話がスタートするんですね。“あの子”には注目してほしいと思います。ほかだと一番イケメンのグッド・L・ガイが気になっています。どう打ち崩されて炎上するんだろうみたいな(笑)。
――主人公の“俺氏”はどうでしょうか?
矢口 まず名前が“俺氏”ってかなりぶっとんでますよね。どういう発想をするとそうなるんだみたいな(笑)。プロデューサーと対談させていただいたんですが、主人公に幼馴染の女の子がいたりしてもいいんじゃないかという話になったときに、「幼馴染がいる時点でリア充だから無し」みたいなことをおっしゃってて、やっぱり非リア充の相棒は2次元キャラなんだなって思いましたね。
――それれは、最後に本作に期待するファンにメッセージをお願いします。
矢口 『ネットハイ』は、ネットなどの現代の文化を上手くゲームに落とし込んでいて、斬新な体験ができる作品に仕上がっています。間違いなくいままでにないゲーム体験ができると思いますので、ぜひさまざまなゲームをやり込んできたゲーマーの方にも遊んでほしいと思っています。
ネットハイ
メーカー |
マーベラス |
対応機種 |
PSVPlayStation Vita |
発売日 |
2015年11月26日 |
価格 |
パッケージ版:5980円[税抜]、ダウンロード版:4980円[税抜] |
ジャンル |
怒りの炎でリア充の嘘を暴く痛快アドベンチャー |
備考 |
非リアプロデューサー:田中 幸一、キャラクターデザイン:杉 浩太郎、シナリオ:StoryWorks、開発:グルーブボックスジャパン、サウンド:若林タカツグ CERO:C(15才以上対象) |