最新型ノートPCが当たる大抽選会も!
2015年11月1日、PC向けMMORPG『ICARUS ONLINE』初となるオフラインイベント“飛翔祭~Fly High ICARUS~”が、東京・秋葉原のe-Sports SQUARE AKIHABARAにて開催された。
このイベントは、同作を共同でサービス展開するWeMade OnlineとNHN ハンゲームが、抽選で選ばれたおよそ100人のユーザーを招いて催したもの。フェロー(乗りもの)を用いたレースや豪華賞品が当たる大抽選会など、さまざまなプログラムを通じて、ユーザーとスタッフのあいだで交流を深めていった。
新職業レンジャーは2015年11月26日実装予定!
イベントの冒頭で『ICARUS ONLINE』の今後のアップデート計画について発表が行われ、横山遼プロデューサーをはじめとする4人のスタッフが、新要素の数々を解説していった。
ここでは、会場で当日明かされた内容を、担当スタッフのコメントを交えてお伝えしよう。なお、記事内の発言は読みやすさを確保するために若干の編集を行っていることをご了承いただきたい。
【コンテンツ】
不死の砂漠/挑戦の塔(仮称)/エローラの聖域が公開に
今後のアップデートで追加されるコンテンツとして不死の砂漠、挑戦の塔(仮称)、エローラの聖域の3つが発表された。
ノ・ギュイル氏
新フィールドの不死の砂漠では、40~50レベルまでの成長が可能で、砂漠に関連する敵とフェローに出会えます。挑戦の塔(仮称)はPvEのために準備した40階建ての建築物です。塔の階を上がるたびにプレイヤーに対してポイントが加算。それをもとにランキングがクラス別に決められ、報酬が与えられます。報酬は週間/月間で与えられるため、とても盛り上がるコンテンツです。
また階ごとにいろいろなコンセプトが設けられており、なかには映画のパロディなどもあります。10階、20階、30階、40階にはボスが出現しますので、彼らからどのような報酬がドロップが得られるのか、期待してください。
不死の砂漠のアップデートと同時に、(フィールドレイドモンスターの)サンドストームを実装します。これ以降も、50レベルの伝説等級ダンジョンが追加されます。なお、エローラの聖域は55レベルのコンテンツです。
【新職業】
レンジャーの設定や特徴を開発スタッフが解説
次期アップデートで実装される新職業(クラス)、レンジャーの戦闘スタイルについて開発スタッフから直接説明がなされた。
ノ・ギュイル氏
レンジャーはクロウと同じシャドウクランの組織にいる要員です。これまで隠れて活動していましたが、ラニア姫を助けるという命を受けて世の表舞台に出てきました。レンジャーは遠距離と近距離を自由自在に使えるクラスです。またこの新クラスの実装に合わせて、活力システムが撤廃されます。
レンジャーの概要や体験リポートについては、下記の記事も参照してほしい。
※『ICARUS ONLINE』新クラス・レンジャーは遠近問わない万能選手! メディア向け先行体験会リポート
【フェロー】
専用の地形で効果を発揮するタイプが登場
不死の砂漠の実装に伴い、砂漠の地形で特別な能力を発揮する新たなフェローが追加される。
チェ・ウォニョン氏
以前のフェローは危険で怖いイメージでしたが、不死の砂漠で実装される新しいフェローはさまざまな姿をしています。彼らは基本的に砂漠の熱気に耐えられるようになっており、サソリの形をしたもののほか、猫やフクロウのような、いままでにないかわいらしいタイプも入る予定です。
不死の砂漠向け以外にも、さまざまなフェローを準備しています。バイクの形をしたものやぬいぐるみ(の質感を再現したもの)など、『ICARUS ONLINE』の既存の雰囲気から脱却すべく、多様性を感じられるものにしてあります。
“コスチューム”でフェローの姿を変えられるシステムの導入も予定しています。同時に、日本の情緒と文化を反映させたフェローも開発中です。
【フェロー牧場(仮称)】
相棒を育成できる専用スペースを新設
フェローとの共感や育成が行える専用のスペースとして、フェロー牧場(仮称)を開発中。その特徴や見どころを、チェ・ウォニョン氏がじっくり説明していった。
チェ・ウォニョン氏
捕獲には成功したものの、能力値が低く使いどころの少ないフェローを牧場に放牧することで成長させられるシステムです。特定のクエストや偉業を達成することで、フェローに対する特別な空間を得ることができます。放牧中のフェローにエサを与えられるだけでなく、ブラッシングやなでることで共感を上げることも可能です。これらの行為を行うことで、フェローからプレゼントが受け取れます。
また特定のフェローを調合、組み合わせることによって、エモーションも獲得できます。
横山遼氏
フェロー牧場(仮称)は1ヵ月ほど前に日本の運営から(韓国の開発チームへ)企画書を提出したところ、3日くらい前にこの映像が届いたのですごくびっくりしました。
ユーザーの質問に開発スタッフが答える!
新要素の発表がひととおり終わった後、会場に招待されたユーザーを対象に質疑応答の場が設けられた。『ICARUS ONLINE』を愛する人たちから鋭い質問が開発スタッフにいくつも投げかけられたので、その模様をインタビュー形式でご紹介していこう。
──不死の砂漠で、フィールドレイドモンスターなどの取り合いが起きることはありますか?
横山遼氏
不死の砂漠に登場するサンドストームは、地上用のレイドモンスターです。こちらは滅亡の空域の捕食者と同じように、レイドドロップルールが適用された状態で導入される予定です。こちらに関しては、取り合いが起きないよう入念にチェックしていきたいと思っています。不死の砂漠には、いまのところ3つのダンジョンが用意されており、プラスアルファとして、さきほどご説明した挑戦の塔(仮称)が存在する形になります。
──そのレイドドロップルールは、ラストアタックを決めたチームだけが報酬を獲得できる形式でしょうか?
横山遼氏
現状のレイドドロップルールに対するご意見はこれまでも多く寄せられています。内部データに関わる部分でもあるため直せるかどうかは不明ではありますが、調整を入れるべき部分であると考えています。ですのでサンドストームに関しても、調整を行う予定です。
──エローラの聖域の公開日は決まっていますか?
横山遼氏
エローラの聖域がまさか(この時期に)来るとは私自身も思ってなくて……(笑)。明確にはお答えできませんが2016年の上半期、おそらく3月もしくは4月になります。フェロー牧場(仮称)との兼ね合いも見て実装されるのではないかと。とはいえ、韓国ではすでに実装されている内容ですので、間を置かずに日本でも導入していきたいです。
──現状ではインスタンスダンジョンのソロによる攻略が多いですが、パーティでしか挑戦できないコンテンツは今後入りますか?
横山遼氏
不死の砂漠のいくつかは5人制のダンジョンですが、レンジャーの実装に合わせて6人パーティシステムに変更される予定です。いままでの既存ダンジョンにくらべて、不死の砂漠(内のダンジョンの難易度)は若干高めになっており、ノディアスとは異なる、10人で挑めるふつうのダンジョンがじつはあるようです。今後、ソロ攻略はあまりさせない方向へ進みますが、単独で攻略できる上級者の方はもちろんいらっしゃると思います。アサシンのみが(ソロで)攻略しやすいといったことが起きないよう、調整していきたいと思います。
──フェロー牧場(仮称)で踊りのような仕草を見せているプレイヤーがいましたが、あれは新規エモーションですか?
ノ・ギュイル氏
映像内の仕草はそうではありませんが、踊るようなエモーションが必要であれば追加を考えていきます。
──“座る”などの常用エモーションと同じ扱いで、“踊る”を入れてほしいです。
ノ・ギュイル氏
もともと計画にはありませんでしたが、そのお話を聞いて“入れなきゃ”と(笑)。
──今後の実施予定として以前発表された、コラボイベントの件はどうなりましたか?
横山遼氏
コラボイベントの計画は進んでいるのですが、まだまとまっている状態ではありません。みなさんに伝達が遅れたことをお詫び申し上げます。現状では、韓国と日本の双方で使えるようなコラボでないと(実現が)難しいという話になっています。アニメやゲームとのコラボがいいのか、あるいはデバイスメーカーさんとのタイアップがいいのか、みなさんのご要望をお聞かせいただければと思います。
──何か新しい製作系の要素は入りますか?
ノ・ギュイル氏
レンジャーの実装に合わせて製作が追加されます。不死の砂漠をご説明した際に「暑い」と申しましたが、現地で積極的に活動するために食べ物が必要になります。不死の砂漠にはフェローの組合員がいて、その人物が要求してくるアイテムの製作に関してそれが入ってきます。