辻本氏は“マチアソビ”初参加!
2015年10月10日~12日、徳島で開催されているイベント“マチ★アソビ vol.15”。本日10日には、新町橋東公園ステージにて『モンスターハンタークロス』×『逆転裁判6』クリエイターズトークステージが行われ、辻本良三氏、小嶋慎太郎氏、江城元秀氏が両タイトルに関するトークをくり広げた。
まずは11月28日発売予定の『モンスターハンタークロス』を、辻本シリーズプロデューサー&小嶋プロデューサーが紹介。PVを上映しながら、狩技、狩猟スタイル、ニャンターモードなど本作の特徴的な要素をおさらいした。とくに狩猟スタイルに関して、小嶋氏は「シリーズ10年間、同じ武器を使い続けている方も結構いる。武器の可能性を広げるという意味で4つのスタイル(注:詳細はこちら)を用意しました」と導入意図を明かすと、辻本氏も「いままでずっと得意な武器を使っていて、“このクエスト、クリアーしにくいな”と思ったときは、武器ではなくスタイルを変えてみることもできる、ということですね」と解説。選べる4つの狩猟スタイルは、まさにプレイヤーがそれぞれ持つ“スタイル”をより進化させる新要素になるだろう。
本作では4大メインモンスターが登場するが、辻本氏のお気に入りは海竜種モンスターのタマミツネ。泡を生み出すモンスターで、「攻撃がおもしろい!」とのことだ。また、発表されるなり注目を集めた“ニャンターモード”。あくまでもアイルーであるため単体での攻撃力は低いが、体が小さいので攻撃が当たりづらかったり、アイテムを持っていけないことが逆に長所になったりと、プレイスタイルの広がりにもひと役買いそう。
さらに『モンスターハンタークロス』のほか、『モンスターハンター スピリッツ』や『モンスターハンター ストーリーズ』の紹介も。今回の“マチ★アソビ”で『モンスターハンタークロス』を試遊すると、『モンスターハンター スピリッツ』の特別カードを入手できるので、参加者はぜひカプコンの試遊スペースまで足を運んでみよう。そして『モンスターハンターストーリーズ』では、何かと話題の(?)“ナビルー”に注目が集まる(辻本氏「安心してください、ふつうのアイルーもいます」)。ナビルーに関しては、江城氏から「顔とかちょっと違ってたやん。なんでなの?」と何気ない質問が飛び出すと、辻本氏も「それ言ったらストーリーバレるでしょ!」と、ストーリーに関わる“何か”があることを思わずポロリ。もちろんナビルーが“このような姿”であるのにもワケがあるらしい。その真相は、ソフトが発売されてからのお楽しみだ。
続いては『逆転裁判6』を、江城プロデューサーが解説。ナンバリングタイトルとして初めて海外が舞台となる本作は、とある事情で弁護士が忌み嫌われているクライン王国で物語が展開する。このクライン王国はアジアの国という設定で、さまざまなアジア諸国がデザインに活かされているという。主人公は引き続きナルホドくんだが、その顔つきはなかなかシリアス。ナルホドくんは本作でかつてない逆境にさらされるため、表情もピンチに立ち向かうデザインになっているのだ。とにかく弁護士への風当たりが強いお国柄ゆえ、最初はテンションも下がる恐れがあるが、江城氏は「安心してください、ここからぐっと上がる展開が待っているので」と、その展開に太鼓判を押した。
『逆転裁判6』でカギとなるのが、ナルホドくんの前に立ちはだかる姫巫女、レイファが駆使する霊媒を可視化した新システム“霊媒ビジョン”。これは被害者が死ぬ直前に見たものや五感が、画や文字として映し出されるもので、プレイヤーはそれをもとにしたレイファの託宣と、映像の間にある矛盾を指摘することになる。つまり、死者が見た映像自体に間違いはないが、その映像の解釈は間違っているかもしれず、そこに矛盾が生じる、ということ。“マチ★アソビ”試遊版ではこの霊媒ビジョンもプレイすることができるので、ぜひチェックしておこう。
ステージのラストは、出演者3名が参加者からの質問に答える質問コーナー。『逆転裁判6』に関しての質問では、江城氏が「霊媒師の卵に関してはお答えできません!」と先手を打つひと幕も。「過去キャラクターは出ますか?」という質問に対しては「誰が出るとは言えないですが、出ます!」とのことなので、続報をお楽しみに。また『大逆転裁判』の続編は? という質問も飛び出し、江城氏は「できる限りなんとかしたいと個人的にも思っているので、いい答えができるようにがんばっています」と回答していた。
続く『モンスターハンタークロス』に関しては、核心に迫る質問も多数。難易度に関する質問では、小嶋氏が「今回は狩猟スタイルや狩技などの新要素もあり、アクションも遊んでもらいたいというのもあって、そういうところをまず慣れてもらう感じの調整にはしっかりしています。当然手ごわいモンスターもいますが、気持ちいいハンティングアクションを目指して調整していますので、期待してください。ディレクターが『ポータブル』シリーズの一瀬(泰範氏)なので、あんな感じになると思っていただければ」とのこと。おつぎの質問は、「ディノバルドのしっぽは部位破壊できるのか」というもの。小嶋氏は「ぜひ(“マチ★アソビ”で)体験していただきたいな、と(笑)」とかわしつつも、「何もないことはないと思いますよ、もちろん」と意味深な回答。もちろん明日あさっても『モンスターハンタークロス』は試遊出展されるので、ぜひその目で確かめよう。
その後も、“ギルドクエストに代わるやりこみ要素”について「具体的には言えませんが、当然用意しています」(小嶋氏)「かなり遊べると思いますよ」(辻本氏)、新規大型古龍種モンスターの有無について「正直に言いましょう、言えません!」(辻本氏)と、鋭い質問が続々。まだ公開されていないモンスターもいるようなので、こちらも続報をお楽しみに!