ホラー好きなら必修科目の1本! いますぐプレイして!

 サバイバルホラーの金字塔、『バイオハザード』シリーズで、「チビるほど怖い!」、「アクションゲームとしても楽しい!」と、さまざまな理由で人気を博している『バイオハザード リベレーションズ2』。2015年9月17日にプレイステーション Vita版が発売され、ブームとなりつつある本作の魅力を、ライター・ソムタム田井が、編集者・ででおとともにストーリーモードをプレイしながら解説していきます。

これまでの記事
【短期集中連載第1回】『バイオハザード リベレーションズ2』PS Vita版プレイインプレッション!

【短期集中連載第2回】『バイオハザード リベレーションズ2』PS Vita版を動画で見せます! ストーリーモードの魅力_01

PS Vita版ならではのストーリーモードの楽しみかたとは?

ででお ついにプレイステーション Vita用『バイオハザード リベレーションズ2』が発売されたね! コレでどこにいても、手軽に“極限の恐怖”が味わえるわけだ。最高だとは思わないかね?(なぜかドヤ顔)

田井 恐怖を手軽に味わう……というのも、奇妙な感覚ですね。というか、始める前からすでに恐いんですが。

ででお 田井も据え置き機版のときにがっつり遊んでいたでしょ! 実際に両バージョンを触ってみて、プレイ感覚に違いはあった?

田井 いくつかのアクションが、スクリーンを直接タッチする仕様に変更されたことで、より直感的な操作感覚が新鮮に感じられますね。じつは、プレイするまでは、「携帯ハードだし、グラフィックや操作性がある程度簡略化されるのはしょうがない」と思っていたんですけど、いざ体験してみると、据え置き版と比べても遜色のないクオリティーだったことに驚かされました。まさにそのまま持ってきた感じ。

ででお 息が詰まるような緊張感が、見事に再現されているよね。俺も電車の中でプレイしていて、戦闘のたびに体が動いちゃうことがあるぜ(笑)。若干、声も出ちゃったことも……。

田井 僕は、ファミレスや喫茶店でプレイすることが多いですね。家でひとりで遊んでいると怖すぎるから、せめて人の多いところでと……。でもやっぱり怖くて、コーヒーをこぼした上に、店員さんをビックリさせちゃいましたよ。

ででお ゲーム機本体が小さくても、『リベレーションズ2』ならではの恐怖感はそのままということだな。『リベレーションズ2』と言えば、不気味な孤島を舞台に、クレアとバリー、ふたりの主人公の視点で物語が進んでいくストーリーモードが魅力だけど、PS Vita版ならではの楽しみかたって、あったりするかな?

田井 あくまで個人的な感想なんですけど、据え置き機版が“大画面でホラー作品を鑑賞している”という感覚だったのに対し、PS Vita版は“まさにその場で、自分自身が戦っている”感覚が強かったように思います。

臨場感抜群! 主人公になりきってプレイする

【短期集中連載第2回】『バイオハザード リベレーションズ2』PS Vita版を動画で見せます! ストーリーモードの魅力_02

ででお 確かに! とくに室内の戦闘だと、PS Vitaの画面サイズになったことで、閉塞感がより強調された気がする。逃げ場のない限られた空間の中で、どのように立ちまわるべきか? 駆け引きのおもしろさがグッと増した感があるね。

田井 『リベレーションズ2』に登場するクリーチャーって、どいつもこいつも動きが素早いから、慌てているとなかなか攻撃が当たらないんですよね。でも、大ぶりな攻撃をくり出した直後には、必ず隙ができる。そのタイミングを見計らって、弱点部位を集中攻撃するのが効果的な倒しかたなんですけど、本当に自分自身が敵の攻撃をかわし、なおかつ自分の目で見て、弱点を狙い撃つ……という感覚が味わえたのは、PS Vita版ならではの魅力ですね。

ででお その通り。ゲーム機本体を持っているからこその臨場感が感じられるよな。お、俺はぜんぜん怖くないけど……。

田井 めっちゃ震えてるじゃないですか!

ギリギリでかわして反撃する緊張感が堪らない

【短期集中連載第2回】『バイオハザード リベレーションズ2』PS Vita版を動画で見せます! ストーリーモードの魅力_03

ででお 初見では苦労した敵も、戦いかたを覚えれば難なく倒せるようになる。この俺、強くなってきてる感もいいんだよね。バリー編で初めてレヴェナントと戦ったときなんか、1体を倒すのにめちゃくちゃ時間と弾丸を使ったけど、エピソード3にさしかかるころには、数発で仕留められるようになっていたし。

田井 初見だと、狙いにくい頭部や膝より、胴体を攻撃してしまいがちなんですけど、弱点をちゃんと見極めて狙わないと怯んでくれないし、どんどん近づかれちゃうんですよね。分かってはいるものの、「あと1発、あと1発で倒せるはず!」って思考になって、弾薬を使いきってしまうという。

ででお それは誰もが通る道だな(笑)。田井はせっかく投擲武器を作っても、いちばん効果的なタイミングを逃して、あまり必要性のないシーンで使ってしまうタイプでしょ?

田井 う……言われてみれば確かに。新しい武器を手に入れたら、どうでもいいところで試し撃ちしたくなっちゃいます。

弱点を狙わないと思わぬピンチに!

【短期集中連載第2回】『バイオハザード リベレーションズ2』PS Vita版を動画で見せます! ストーリーモードの魅力_04